更新日:2020年4月13日
一度は食べてみたい!イギリス人が大好きなパン5選
イギリスのパン、といえば、山型のイギリスパンを思い浮かべる方が多いと思いますが、実はこの名称は日本だけのもの。イギリスで「イギリスパン」というものは存在しません。しかしイギリスパンはなくとも、日本ではあまり食べることのできない美味しいパンがイギリスにはたくさんあります。今回はそんな中から、イギリス人が大好きなパンをご紹介します。
ソーセージロール
イギリス人なら老若男女誰でも大好き、パン屋でもスーパーでもどこでも手に入るのがこのソーセージロールです。日本にもソーセージパンはありますが、イギリスのソーセージロールはパイ生地にイギリス風ソーセージの挽肉を挟んだもの。どちらかというと日本のミートパイに近いかもしれません。
Sausage Rolls – pub snacks, by mac morrison, CC BY
スパイスの効いた挽肉が入っており、温めても冷たいままでも美味しくいただけるので、手軽なランチはもちろんピクニックに持っていくことも多いようです。大きさも文庫本サイズの大きなものから、消しゴムくらいの小さなものまで様々。
Sausage rolls, by Eric Hossinger, CC BY
ホットクロスバンズ
もともとイースターの時期に食べるパンで、シナモンなどのスパイスやドライフルーツの入った生地のパンの上に十字(クロス)の飾りがついたパンです。こちらも人気があり、今ではイースター時期に限らず一年中売られています。
Hot Cross Buns, by Derek N Winterburn, CC BY-ND
甘めのふわっとした、しかしフルーツのアクセントが効いた生地は朝食やおやつにぴったり! チョコレート味やトフィー味などのバリエーションもあります。
Hot Cross Buns!, by Spin Spin, CC BY-ND
クランペット
日本で売っている「イングリッシュマフィン」のような丸型ですが、イースト菌を使ったさくっ、もちっとした食感、そして表面のぼこぼことした気泡が特徴のパンがクランペット。
トースターで焼いてバターや蜂蜜を塗って食べるのですが、ぼこぼこにバターや蜂蜜が染み込んで美味しさアップ! カロリーは気にせずたっぷり塗った方が美味しいようです。(因みに、イングリッシュマフィンもどこでも売られています。これは日本のイングリッシュマフィンとほぼ一緒。)
Nice bit of crumpet, by Iain Farrell, CC BY-ND
タイガーブレッド
こちらは菓子パンではなく食事と共にいただくパンです。表面に全体に、米粉やチーズを使ってトラの模様のようなひび割れがつけてあるのが特徴で、中は食パンのような食感。オランダが発祥地のようですが、イギリスでもどこのパン屋さんでも作られています。因みに大手スーパーのセインズベリーでは、3歳の子供からの投書をきっかけに「タイガーブレッド」ではなく「ジラフ(きりん)ブレッド」と名前を変えて発売しているとか。
手のひら大のものや、スライスして食べる大きいものなど、形はさまざま。ドイツパンほど固くなく、日本でも売って欲しい逸品です。
Tiger/Giraffe Bread Rolls, by Sprogz, CC BY
ヤムヤム
パンとデニッシュの中間のような生地をしっかり砂糖でアイシングしたドーナツを、イギリスではヤムヤムと呼びます。ねじってあるものが大半ですが、四角いままのものもあり、こちらもパン屋さんやスーパーなどどこでも手に入れることができます。
デニッシュよりは生地がしっとりとしており、腹持ちもよいのでお腹がすいたときのおやつにぴったり! アイシングが厚いことが多く劇甘に見えますが、生地自体は甘さを控えており何個でも食べられそう。
最後に...
いかがでしたか? この他に普通の食パンやドイツ系パン、クロワッサンやバゲットなどのフランス系パンなども販売されており、色々なパンを楽しむことができます。イギリスのパン=ぱさぱさ、というイメージがあった時代もあるようですが、イギリス人の食への意識向上に伴い、オーガニック小麦を使ったパンなど味や質もどんどん良くなってきています。ぜひ現地で色々試してみてくださいね。
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