イギリス旅行する人が「見逃してはいけない」観光スポット20選
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まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2020年12月22日

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イギリス旅行する人が「見逃してはいけない」観光スポット20選

歴史と伝統の国イギリスには世界的に人気のあるロンドンを始め、多くの魅力ある街や史跡があります。ロンドンの活気あるストリートや観光名所を巡るだけでも十分イギリスの魅力を満喫出来ますが、時間に余裕がある人や、リピーターの人は郊外や地方都市へ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。活気にあふれるロンドンとは違ったのんびりとしたイギリスらしい雰囲気に包まれて、美しい田園風景や史跡を巡るのもオススメです。ロンドン市内だけでなく、ロンドンからちょっと足を伸ばしても行く価値のある場所も含めてオススメの場所を紹介していきます。



1. ウインザー

ウインザー城やイートン校で有名なウインザーはロンドンの西約50キロメートルに位置する緑あふれる街並みが美しい街です。見どころはやはりウインザー城です。
Windsor Castle, Foursquare.com
エリザベス女王が週末をすごす別邸としても有名です。王室が所有するアスコット競馬場で王室主催のレースが開催される日には、女王がウインザー城から馬車に乗って競馬場に向かうこともあります。その日の競馬場は優雅な帽子をかぶった王室関係者の女性が多数列席し華やかな雰囲気につつまれます。
Ascot Racecourse, Foursquare.com
ウインザー城内ではレンブラントやルーベンスが描いた絵画などの王室コレクションを見学する事が出来、有名なメアリー王妃の人形の家も見ることが出来ます。またバッキンガム宮殿と同様に衛兵の交代も見られます。
Windsor Castle, Foursquare.com
ウインザーでのもう一つの見どころはイートン校です。イギリス王室のウィリアム、ハリー両王子も卒業した全寮制の名門校です。代々多数の王室関係者が入学し、過去20人の首相も輩出しています。学生は「ハウス」と呼ばれる寮に住み、学校には今も黒い燕尾服で通学しています。
Eton College, Foursquare.com
映画「炎のランナー」のロケ地でもありますが、今もその伝統を受け継いでいる名門校です。ウインザーへのアクセスはロンドンから電車で一時間弱、十分日帰り可能です。
Eton College, Foursquare.com
by pdbreen, CC BY

2. オックスフォード

オックスフォードはイングランド中部、ロンドンから西へ100キロメートルほどの所にあるオックスフォード大学があることで有名な学園都市です。 32066155_fce6c427f1_z
オックスフォード大学, by Adam Hopkinson, CC BY-SA
オックスフォード大学は現存する大学としては世界で3番目に古く、英語圏では最古の大学で、39あるカレッジの総称です。最も古いカレッジは1200年代の設立という長い歴史を持っています。世界中から優秀な学生が集まる大学として有名ですが、街のたたずまいも素晴らしく、緑豊かな学園都市らしい落ち着いた雰囲気が感じられる街です。 2070537827_070566ebf9_z
オックスフォード大学, by allispossible.org.uk, CC BY
オックスフォード最大のカレッジであるクライスト・チャーチはハリー・ポッターで有名ですが、グレート・ホールと呼ばれる食堂は現在も学生達に使われています。昼食時以外は見学が可能です。また、カレッジの寮に空き部屋がある場合は宿泊も可能なシステムがあります。 2524555390_88e75b5fb6_z
クライスト・チャーチ, Oxford, by jimmyharris, CC BY
一度泊まって学生気分を味わってみてはいかがでしょうか。夏期やクリスマス時期など学生が休暇の時期に部屋が取り易い様です。オックスフォードへのアクセスはロンドンから電車で一時間ほどです。 5805723709_f7b02fbbf4_z
クライスト・チャーチ, by David Jones, CC BY
オックスフォード大学, by Biker Jun, CC BY-SA

3. リヴァプール/マンチェスター

リヴァプール・マンチェスター共にイングランド北東部の中核都市で人口規模も両都市40数万人、工業都市として発展した歴史ある街です。リヴァプールはビートルズの生まれた街として有名です。メンバー4人ともリヴァプール出身です。市内にもジョン・レノンの生家が観光名所になっています。 12632340735_0614acbab0_z
マンチェスター, by Gene Hunt, CC BY
リヴァプールの2大ランドマークとしてはリヴァプール大聖堂と中央図書館が挙げられます。どちらも驚くほど巨大な建造物です。大聖堂はイギリス随一の大きさを誇るネオゴシック様式のイギリス国教会の大聖堂です。石造りの威厳のある建築様式の建物にステンドグラスが美しくはめ込まれています。 7684923576_bb796676e7_z
リヴァプール大聖堂, by Miguel Mendez, CC BY
中央図書館も石造りの重厚な建築物ですが、中は重厚かつモダンな造りとなっています。蔵書は当然すべて英語の図書ですが、壁面が天井まで書物で埋め尽くされている様は圧巻です。どちらの施設も入場無料です。 8904500787_470e922aeb_z
中央図書館, by calflier001, CC BY-SA
マンチェスターもイギリスの産業革命を牽引した工業として知られています。リヴァプールと共にサッカーが盛んな地域で、マンチェスター・ユナイテッドのホームとして知られています。 5747691549_d42df9e0d2_z
by Paolo Camera, CC BY
マンチェスターの特徴として多様な博物館があることが挙げられます。主な物だけでもMuseum of Science & Industry(科学・産業博物館)、People’s History Museum(民衆歴史博物館)、National Football Museum(国立サッカー博物館)などがあります。特にサッカー好きにオススメなのがNational Football Museumです。サッカー発祥の地と言われるイギリスサッカーの、百数十年にわたる歴史が詳細に展示されており見応えがあります。 14016818080_10178b07a1_z
National Football Museum , by tatchie, CC BY
ロンドン~マンチェスター間は高速鉄道で2時間強です。両都市間は距離にして50キロメートル程度、電車で一時間弱で行けますので一緒に観光プランに組み込んではどうでしょうか。
リヴァプール, by Bev Goodwin, CC BY

4. 湖水地方

湖水地方はイングランド北西部の、無数の湖が点在する流麗な風景が堪能出来る地域です。古代氷河時代の痕跡が現在の起伏のある地形を生み出しています。この地域は国定公園に指定されており、イギリスで最も美しい自然風景と言われています。 16500546179_b343655e61_z
by Lynn Rainard, CC BY-SA
「ピーター・ラビット」の作者として有名なビアトリクス・ポターが過ごしたニア・ソーリーや詩人のワーズワースが晩年過ごしたグラスミアなど、多くの芸術家や文化人がこの地を創作の拠点としました。ニア・ソーリーにはポターの家が今もそのまま残されています。 11439631664_17af62e6ed_z
ニア・ソーリー, by zDilley, CC BY-ND
湖水地方の玄関口であるウィンダミア近郊にはポターの創作したキャラクターを展示している記念館「The World of Beatrix Potter Attraction」もあります。 4005624975_b01710dc46_z
The World of Beatrix Potter Attraction, by David Avoura King, CC BY-ND
ロンドンから少し離れていますが、多くの芸術家が愛した無数の湖が点在する雄大な自然の風景を楽しんでみるのはいかがでしょうか。ロンドンからは高速列車乗車で3時間程度で到着します。
by Lynn Rainard, CC BY-SA

5. ソールズベリー/ストーン・ヘンジ

ロンドンの南西に位置するソールズベリーは人口5万人ほどの歴史ある街です。紀元前1000年以上前から人が定住していたと言われています。市街では1200年代に建てられた大聖堂が目を引きます。 11031809935_b78bcb48cc_z
大聖堂, by jodastephen, CC BY
現在の街の規模と比較してもひときわ大きく、イギリス一高いと言われる尖塔を有するその姿は往時の街の繁栄が偲ばれます。大聖堂には現代憲法の起源と言われるマグナ・カルタの原本が展示されています。 13491018885_3cd0e662af_z
大聖堂, by JackPeasePhotography, CC BY
市内から15キロメートルほど離れた場所には、有名なストーン・ヘンジがあります。巨大な直立した石が環状に配置されたその姿は神々しいほどです。4000年以上前に祭礼のために造られたと言われています(諸説あります)。併設されたビジターセンターでは四季折々のストーン・ヘンジの表情を映像で見ることが出来ます。 14477913594_9f4aae378d_z
ストーン・ヘンジ, by Loco Steve, CC BY-SA
季節によってその表情を変えるストーン・ヘンジはいつ訪れても旅行者を魅了します。ロンドンからソールズベリーまでは電車で一時間半程度で行くことが出来ます。
大聖堂, by Evgenii, CC BY

6. ブライトン

ブライトンはロンドンから100キロメートルほど南に位置する人口15万人程度の街です。古くは漁村として栄えた街ですが、イギリスの発展と共にリゾート地として発展しました。夏は海水浴の出来るビーチがあり、ロンドンからの観光客でにぎわいます。ブライトンのランドマークとしては19世紀のイギリス王ジョージ4世が建てたロイヤル・パビリオンがあります。 8981269314_6793c5ff41_z
Brighton Royal Pavilion, by DncnH, CC BY
またビーチには1800年代に建設された美しい桟橋(ブライトン・ピア)があります。元々は客専用の桟橋でしたが、現在は桟橋の上にレトロな感じの遊園地が造られています。夕暮れ時は赤く染まった夕焼けの空に桟橋が映え、また夜にはライトアップが木造りの桟橋を照らします。ブライトンでは外せない観光スポットです。 16310218793_3004dc7f77_z
Brighton Pier, by Gervasio Varela, CC BY
ブライトンは文化・芸術の街としても有名で、小劇場や毎年5月に開催されるブライトン・フェスティバルなど見どころの多い街です。ロンドンからは電車で1時間半程度で行けます。ロンドンとは違ったイギリスの一面を見ることが出来るオススメのスポットです。 8706430889_a48df0ab31_z
by antony_mayfield, CC BY
Brighton, by Ben124., CC BY

7. エディンバラ

エディンバラはスコットランドの首都で、人口40数万人の中世のたたずまいを色濃く残した美しい街です。旧市街には石造りの建物が建ち並び、石畳の道が今でも使われています。その美しい街並みはユネスコの世界遺産にも登録されているほどです。 2919372477_ab6398c2f0_z
Edinburgh, by macieklew, CC BY-SA
見どころとしてはなんといってもエディンバラ城です。断崖の上に建てられたその荘厳な姿は街のどこからでも見上げる事が出来、エディンバラのランドマークと言っても良いでしょう。市内で道に迷った時はエディンバラ城を目印にすると目的地までたどり着けます。 8931603755_7c6d653fec_z
Edinburgh Castle, by The Consortium, CC BY-SA
お城の内部も有料ですが見学できます。冬期は入場が4時まで、それ以外の時期は5時までで、いつも混雑しているので午前中の見学がオススメです。ロンドンからのアクセスは高速列車で5時間程度、飛行機で一時間半程度です。 3583395354_142772dc02_z
Edinburgh Castle, by timo_w2s, CC BY-SA
by Giuseppe Milo (www.pixael.com), CC BY

8. カーディフ

カーディフはロンドン西部に位置するウェールズの首都で人口30万人ほどの街です。古代ケルト文明の影響を受けロンドンがあるイングランドとは若干文化が異なる地域です。 13050272754_69d52f5325_z
Cardiff Castle, by amateur photography by michel, CC BY
古代ローマ人が1世紀に建立したのが起源と言われるカーディフ城は石造りの重厚な外観で、歴史を感じさせるお城です。幽霊伝説があるお城で、カーディフ城を巡るゴースト(幽霊)ツアーも開催されています。 13050087264_d2686c8c41_z
Cardiff Castle, by amateur photography by michel, CC BY
1800年代に開かれたカーディフ・セントラルマーケットは魚や野菜などの食品他に小物や本、文具などの小規模な店舗が並ぶインドアマーケットです。観光客向けのお店とは違ったウェールズの日常が垣間見られる市場です。ロンドンからは特急電車で約2時間の距離ですが、ロンドンのあるイングランドとは異なる文化を味わってみてはいかがでしょうか。 1780359183_3b7fb37776_z
Cardiff Market, by potamos.photography, CC BY-ND
by joncandy, CC BY-SA

9. バッキンガム宮殿

赤い制服を着た衛兵の交代式でおなじみの、ロンドンで最も有名な観光名所の一つです。1700年代初頭に現在の場所にバッキンガム公の邸宅として立てられたお屋敷が起源で、その後改築を重ね現在の姿になっています。現在はエリザベス女王の公邸兼職場として使われています。 5848777953_77827bde7d_z
by Castles, Capes & Clones, CC BY-ND
宮殿の内部は女王が避暑地のスコットランドに滞在されている8月と9月に毎年一般公開されており、美しい庭園や豪華絢爛な王室の財宝を見学する事が出来ます。衛兵の交代式は5月から7月までは毎日、その他の月は1日おきに行われます。 15177376787_cbbb655e82_z
by Dougtone, CC BY-SA
また、併設されているQueen’s Gallery(クイーンズギャラリー)では王室公式グッズが購入できます。クイーンズギャラリーだけなら入場無料なので訪問記念のお土産購入にオススメです。アクセスは地下鉄ビクトリア駅(Victoria Station)から徒歩5分ほどです。 14411461805_b572400c9b_z
by Gene Hunt, CC BY
by Dougtone, CC BY-SA

10. ウェストミンスター宮殿(国会議事堂)

テムズ川沿いに位置するウェストミンスター宮殿はゴシック様式の荘厳な外観が特徴的なロンドンを代表するランドマークです。ビック・ベンを有するエリザベスタワーも宮殿の一部です。現在は英国議会が議場として使用しています。 7098886501_7784c9f1e0_z
by cphoffman42, CC BY-SA
その外観はスパイ映画「007」シリーズなど多くの映画にも登場するので一度は目にしたことがあるはずです。夜間のテムズ川に映える、ライトアップされた幅約265mにわたる宮殿は必見です。公式サイトから事前に予約すれば土曜日にオーディオツアーなどで見学する事が出来ます。 3599402258_7c2b9976f7_z
by Trodel, CC BY-SA
宮殿の後ろには数々の戴冠式が行われ、悲劇のプリンセス・ダイアナの葬儀も行われたウェストミンスター寺院があります。こちらも一部の期間を除き内部を見学出来るのでウェストミンスター宮殿と一緒に回ってみてはどうでしょうか。両施設とも世界遺産に登録されています。アクセスは地下鉄のウェストミンスター駅を降りてすぐです。 2083449507_3919de62ab_z
Westminster, by Paul Kehrer, CC BY
Palace of Westminster, by Kent Wang, CC BY-SA

11. ビッグ・べン

ビッグベンはロンドン観光では外せないスポットです。国会議事堂として使われているウェストミンスター寺院の一部で、現在はエリザベスタワーとも言われている塔です。塔に設置されている時計は直径7メートル、長針は4.2メートルもあります。巨大な時計ですが、調整は1ペンス硬貨をおもりに乗せて行っているのは有名な話です。 326475780_5031ab1ab3_z
by Alberto OG, CC BY
毎日正午には日本でもおなじみのメロディーで鐘の音が響きます。夜には時計台がライトアップされ昼間とは違った表情が見られますので夜の訪問もオススメです。 562526764_6985da20f5_z
Big Ben, by Ian Muttoo, CC BY-SA
近くにはロンドン・アイなどの観光名所もあるので一緒に観光されてはどうでしょうか。アクセスは地下鉄Westminster駅から徒歩で3分ほどです。
London England, by az1172, CC BY-SA

12. ピカデリー・サーカス

ロンドンの中心部に位置するロンドン随一の繁華街です。リージェント・ストリートやコヴェントリー・ストリートなどの主要道路がこの地点で合流しています。ちなみに、ピカデリー・サーカスのサーカスとはいくつかの通りの合流点がある広場の事を言います。有名なエロスの像も広場の中心にあります。 4575544904_0d8df1cb18_z
by London OE, CC BY
イギリスにはめずらしく、電光掲示板が数多く設置されているきらびやかな場所です。観光客だけでなく地元の若者もショッピングに訪れます。百貨店やブティック、小劇場などが立ち並び中華街も近くにあります。付近には日本でも有名なバーバリーやアクアスキュータムなどイギリスを代表するブランドの旗艦店もあります。 5812767669_fe3f2d0452_z
Piccadilly Circus, by The Wolf, CC BY
トム・クルーズ主演のミッション・インポッシブルなど多くの有名な映画のロケ地にもなっているので一度は見たことがあるのではないでしょうか。イギリス旅行のお土産も一通りこの周辺でそろうのでショッピングにオススメのエリアです。アクセスは地下鉄Piccadilly Circus駅を降りてすぐです。 825065336_bfeb8e9a81_z
Piccadilly Circus, by phalinn, CC BY
by mikerolls, CC BY-SA

13. チャーチル博物館・内閣戦時執務室

先の大戦時にイギリスを勝利に導き名宰相と謳われた「ウインストン・チャーチル」の戦時中の執務室です。ドイツからの空襲を避けるため地下室になっています。戦後しばらく閉鎖されていましたが、1984年に公開され、2005年にチャーチルに関する資料を展示する部屋を併設して今に至ります。 3802245441_1e9a29e0ca_z
by brianburk9, CC BY
イギリスの運命が決まったとも言える場所ですが、当時の設備がそのまま残っているのが特徴で壁に貼られた古い地図や今は見なくなった懐かしい黒電話などがそのまま展示されています。閣議用のテーブルや地下で働く人のリアルな蝋人形も展示してあります。欧米人の訪問者が多いですが、ビッグ・ベンやウェストミンスター寺院からも近いので歴史に興味がある方は観光の途中にのぞいてみてはどうでしょうか。 8729402529_9d5dd86d3b_z
by Andrew and Annemarie, CC BY-SA
アクセスは地下鉄Westminster駅から歩いて7分ほどです。入り口は小さくて分かりにくいですが、黒いコンクリート造りの入り口の上に「CHURCHILL WAR ROOMS」と書いてありますのでそれを目印にして下さい。 8729371505_3d696eac18_z
German Enigma Machine, by Andrew and Annemarie, CC BY-SA
by brianburk9, CC BY

14. 大英博物館

大英博物館は、ロンドン観光には外せない博物館です。1700年代に医師のサー・ハンス・スローンが個人的収集品を展示したのが大英博物館の始まりです。その後大英帝国が隆盛を誇った時代に世界中から貴重な品を収集し現在に至っています。所蔵品は数百万におよびますが展示されているのはその極一部の数十万点ほどです。入場は無料ですが、一部の企画展やワークショップなどは事前予約が必要で有料となります。 4924710510_b18bd22b70_z
by Dave Catchpole, CC BY
歴史の教科書に載っている様な品々が数多く展示されています。最も有名なのはエジプトで発見されたロゼッタストーンでしょう。他にもエジプトのミイラや世界各国から収集し美術品など見どころがたくさんあります。館内は広く、ジックリと見て回るととても一日では回れないので事前に見たいエリアを絞って行くのがオススメです。アクセスは地下鉄Holborn 駅から徒歩7~8分です。 7363126298_29f9083d51_z
by Jason A G, CC BY-ND
The British Museum, by wwarby, CC BY

15. ロンドン・アイ

イギリスのミレニアムプロジェクトの一環として1999年に建てられたのが、直径135メートルを誇る大観覧車「ロンドン・アイ」です。カプセルが上部に来るタイミングではロンドンの街が一望出来ます。この観覧車は乗車カプセルがホイールの外側についており、外を見るのに遮る物がないので視界が良好です。 15115052167_e554e3d05b_z
by Kamal H., CC BY-ND
近くにアイススケート場も併設されており、用具の貸し出しもあるので旅の思い出に一滑りいかがでしょうか。ロンドンは市内に何カ所かアイススケート場がありますが、ここはロンドン・アイを下から見上げるロケーションで、夜のライトアップされた時間帯は観覧車がしたからとても綺麗に見えます。 4263660548_d9e9fa535b_z
London Eye at Night, by William Hook, CC BY-SA
また、公式サイトから予約すれば友達や家族でカプセルを貸し切って素晴らしい眺めを楽しむことが出来ます。通常は夜9時までの営業ですが、時期によっては営業時間が変更されたり、休業の場合もあるので事前に確認が必要です。アクセスは地下鉄Waterloo駅から徒歩5分ほどです。 5602958254_479c5a15f2_z
London Eye, by p_a_h, CC BY
Public Domain

16. ハイド・パークとケンジントン宮殿

ハイド・パークはロンドンに8つある王立公園の内の一つです。1.4 km²の広さを誇り、ニューヨークのセントラルパークと同じ長方形の都市型公園です。 13809432264_b7e8f80425_z
by p_a_h, CC BY
公園では季節によって色々な催しが開催されています。冬期には公園内にアイススケートリンクやクリスマスマーケット、年によってはサーカスなどが催行されます。夏には地元の人たちが芝生の上で日光浴をしている姿を見ることが出来ます。 1252631552_97b3dbe6bb_z
Hyde Park, by rjhuttondfw, CC BY
いつ訪れてもロンドンの四季を感じる事が出来る緑あふれる公園です。ロンドン観光に疲れたらしばし公園で休憩してみてはいかがでしょうか。公園は朝5時からオープンしているので朝の散歩にもオススメです。広い公園なのでHyde Park Corner 駅やKnightsbridge 駅など複数の駅から行くことが出来ます。 69712173_44baeba61b_z
hyde park, by SPakhrin, CC BY
ケンジントン宮殿はハイド・パークに隣接するケンジントン・パークに17世紀に建てられた宮殿です。現在でもイギリス王室の一員であるマイケル王子夫妻などが居住しています。宮殿の内部は一部が見学可能で、ダイアナ妃やマーガレット王女が着ていた華やかなドレスの数々を見学する事が出来ます。 アクセスは地下鉄High Street Kensington駅またはQueensway駅から徒歩10ほどです。 12853606183_40170e244c_z
Kensington Palace, by longplay, CC BY
by p_a_h, CC BY

17. ハロッズ

1834年に設立され330の専門店を擁するロンドン中心部ナイツブリッジ地区にある高級百貨店です。ロンドンでのショッピングでは外せないスポットですが、その内部は壮麗でゴージャスなディスプレイを見て回るだけでも幸せな気分になれます。 477022984_a55ce378fc_z
Harrods, by HerryLawford, CC BY
ラグジュアリーブランドは勿論のこと、ハロッズオリジナル商品も充実しており、有名なハロッズベアのぬいぐるみやトートバック、英王室関連の小物などお土産に最適な品物が多数販売されています。食品売り場も充実していて紅茶やワイン、チーズやチョコレートなど世界中から集められた一級品が並べられています。店内にはフードコートもあり軽い食事がとれます。 3409015082_93a4e07866_z
Harrods, by HerryLawford, CC BY
日本のデパートと比べても内装の豪華さが際立ち、またイギリスの重厚さが感じられる素晴らしい百貨店です。ウインドーショッピングだけでも行く価値があると思います。アクセスは地下鉄Knightsbridge駅から徒歩5分ほどです。 4189645545_7c84d9f44c_z
London, by ashleyt, CC BY-ND
by Hyougushi, CC BY-SA

18. タワー・ブリッジ

今から約120年前に建設された跳ね上げ式の可動橋です。タワー・ブリッジの上流側にあるロンドン橋と共に世界的に有名な橋です。橋の長さは24メートル、両側のタワ-―の高さは65メートルの大きな橋です。橋の上にある通路は展示室になっていてタワー・ブリッジ建設当時の写真や橋の歴史などを見学する事が出来ます。上部通路の一部は透明なガラス床になっていて跳ね上げ橋やテムズ川を見下ろす事が出来ます。 16112746355_f7e4365530_z
by Loco Steve, CC BY-SA
夜間はライトアップをされていて水面に綺麗に映るタワー・ブリッジを見ることが出来ます。この橋は今でもテムズ川を大きな船が通行する時は跳ね上げが行われています。年間800回程度行われていて、跳ね上げのスケジュールは詳しい時間までタワー・ブリッジの公式ホームページで告知されています。事前に調べていけば橋が跳ね上がる瞬間を見ることが出来ます。アクセスは地下鉄Tower Hill駅から徒歩10分ほどです。 11273787785_cf9df43664_z
Tower Bridge, by wwarby, CC BY
Tower Bridge, by JohnSeb, CC BY

19. ロンドン塔

テムズ川の河畔に築城されたロンドン塔はその残酷な歴史と、内部に展示してある絢爛な宝石類で有名です。市内に4カ所しかないユネスコ世界遺産に登録された史跡でもあります。現在までに王宮、監獄、処刑場、武器庫や宝物庫などに使われてきた建物です。正式名称は「女王陛下の宮殿にして要塞」と長いですが、その名前の通り今でも王室の例祭などに使われています。 15596478078_aff151a396_z
by ketrin1407, CC BY
王室が保有する王冠や宝石類の展示室としても使われており、「偉大なアフリカの星」と呼ばれる世界最大級530カラットのダイヤモンドも展示されています。他にもイギリス王室の王冠にあしらわれた2万4000個もの宝石類が展示されています。処刑場として使われた過去の歴史との対比が興味深いですが、これほどの宝石類が一般公開されている場所は珍しいので、機会があれば是非訪れてみてください。アクセスは地下鉄Tower Hill駅から歩いて5分ほどです。 505452486_492ee474e5_z
Tower of London, by Thejas, CC BY
Tower of London, by D-Stanley, CC BY

20. ノッティングヒル

ジュリア・ロバーツが主演した映画「ノッティングヒルの恋人」で有名な、ロンドン西部のエリアです。アンティークショップが立ち並ぶ事で有名なストリートマーケット「ポートベロー・マーケット」は1キロメートル 以上にわたって商店が立ち並び、その様は圧巻です。 6037971602_55a3eab223_z
by whatleydude, CC BY
アンティークだけで無く野菜や果物などの食品や洋服、小物雑貨などの店もあるので見ていて飽きません。付近には高級住宅街もあり、イギリスらしい邸宅が立ち並ぶエリアを散策してみるのも良いかもしれません。 6892616332_9993367a2a_z
by Blowing Puffer Fish, CC BY
ちなみに「ノッティングヒルの恋人」に出演するヒュー・グラントが営む書店のモデルとなった本屋は同じ場所で今も営業しています。アクセスはNotting Hill Gate駅を出てすぐです。 14183004539_999634f556_z
by Nikos Roussos, CC BY-SA
Notting Hill shops, by satguru, CC BY

最後にイギリスの宮殿や史跡は現在も公式行事などが行われている場所が多いため、訪問予定日にオープンしているかを事前に公式サイトなどで確認するのがオススメです。


筆者:まっぷるトラベルガイド編集部

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