【パリ】ヴィンテージショップ&古着屋めぐり!
今回紹介したいのは、観光名所を回る旅行とはまた一味違うパリめぐり。パリにはたくさんのヴィンテージショップが存在します。人と同じなんてつまらないと、オリジナルであることを重要視するパリジャンたちの多くは...
更新日:2020年4月13日
芸術の都パリ!パリには世界的にも有数のミュゼ(美術館、博物館)が数多く存在します。ルーヴル美術館、オルセー美術館、国立近代美術館、オランジュリー美術館等、これらの名前を皆さんも聞いたことがあると思います。しかしここでは、美しい中世の館を利用した素晴らしいパリの美術館、博物館ばかりを集めてみました。館を見るだけでも十分に貴重な体験が出来てしまう所がポイントです!
ロダンが晩年を過ごした、ロココ調の邸宅兼アトリエをそのまま使用した美術館。ロダンの作品と、ロダンの芸術品のコレクションを中心に展示しています。
Le parc et l’hôtel Biron (musée Rodin, Paris), by dalbera, CC BY
彼の作品の中で最も知名度の高い「考える人」や、「接吻」「地獄の門」などの彫刻をはじめ、スケッチ、デッサン等、素晴らしいオリジナル作品が鑑賞できます。また、ロダンの収集品も、ゴッホの絵画などが含まれており見応えたっぷり!ロダンの弟子であり恋人でもあったカミーユ・クローデルの作品の展示室も。
接吻, by ho visto nina volare, CC BY-SA
特におすすめは、庭園の展示です。噴水や色とりどりの花々、緑に囲まれた広大な庭に展示されるロダンの彫刻作品は、のびのびとダイナミックに輝きます。
musée rodin, by ho visto nina volare, CC BY-SA
musée rodin, by ho visto nina volare, CC BY-SA
19世紀にエドゥアール・アンドレとその妻のネリー・ジャックマールが居住していたた邸宅を改築した豪華絢爛な美術館。二人が個人的に収集した、イタリア・ルネッサンスや、オランダ、18世紀のフランス絵画作品を中心に、煌びやかな家具、装飾品、食器などの調度品等も展示されています。
by Charlie Dave, CC BY
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二人の趣味趣向はイタリアに向けられていたので、特にイタリアの芸術品のコレクション内容が充実しています。また、美術館に併設されたバロック調の贅沢な空間のカフェ・ジャックマール=アンドレは、気軽に食事やお茶が楽しめる人気スポットです。
Musée Jacquemart-André, Foursquare.com
ギュスターヴ・モローが19世紀半ばから使用していた住居権アトリエを使った珍しい美術館です。何が珍しのでしょうか?!それはその展示方法にあります。中に入ると壁一面にモローばかりの1200点にも及ぶ、油彩をはじめ、水彩、デッサン等の作品が、天井付近までびっちりと埋め尽くされているのです。
Musée Gustave Moreau, by Interzone00, CC BY-ND
DSC00220b, by Interzone00, CC BY-ND
この展示方法は当時流行したスタイルで、より多くの作品を一気に見せたい!という思考から辿り着いたものなのでしょう。特に、3、4階に設けられたモローのアトリエスペースを利用した展示室には、大きな油彩画作品が所狭しと並びこの美術館のハイライトです。その迫力は実に圧倒的で、モローファンではなくとも、充実した内容にみなが満足できるでしょう。
Musée Gustave Moreau, by Angélique ~, CC BY-ND
貴族の館が数多く残るマレ地区。その一角に、16世紀半ばに建てられたパリ市議会長だったジャック・デ・リニュリ伯爵の邸宅を利用した博物館があります。中世の雰囲気の中、パリ市民から貴族、宮廷までの生活ぶりが時代ごとに分けて展示されており、庶民的な家具、煌びやかな調度品、フランス革命の資料、お店の看板など、どれも貴重なものばかりです。
by iz.mendoza, CC BY
また、4つある中庭はどれも良く手入れが行き届いており、歩くだけでも素敵な時間を過ごせるでしょう。これだけの内容にもかかわらず、入館無料というのですから驚きです。(企画展、特別展は有料)
2004年にオープンしたばかりの歴史的建造物に指定される17世紀の邸宅を利用した博物館です。歴史に名を連ねてきた偉人たちの直筆の古文書や、手紙などのオリジナルが300点以上にも上り展示されています。
Musée des Lettres et Manuscrits, Foursquare.com
Musée des Lettres et Manuscrits, Foursquare.com
マリーアントワネット、ナポレオン、ルイ16世、アインシュタイン、モネ、ゴッホ、セザンヌ、コクトー、ベートーベン、モーツァルト、ドビュッシー、サン=テグジュペリなど、教科書で一度は目を通したことのある偉人の名ばかりが連なっています。これほどまでの大量資料を展示薄博物館は、類稀でヨーロッパでも極めて貴重な博物館です。
Musée des Lettres et Manuscrits, Foursquare.com
中世の館を見るだけでも貴重なのに、それに加えて素晴らしい芸術作品や資料がたっぷりと鑑賞できてしまうなんて、この贅沢はまさにパリならでは、と言えるでしょう。世界的に有名な美術館や博物館ももちろん見逃したくないスポットですが、古い美しい邸宅を利用したに美術館、博物館もまたパリの顔の一部です。
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