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筆者撮影

Manaca O'Gawa

更新日:2020年1月23日

南フランス【コートダジュール】のどかな街さんぽ

世界中から観光客が集まる、いわずと知れたバカンスの目的地・コートダジュール。南フランスでの休暇中に少しだけ、大都市の喧騒から離れてローカルな南フランスの暮らしに触れてみませんか?ここでは、ニース、カンヌから公共交通機関でもアクセスしやすいヴェンス(Vence)、トゥレットスルルー(Tourrettes-sur-Loup)、グラス(Grasse)を紹介します。

ヴェンス Vence

ニースから最もアクセスが便利なのが、中世の街並みが残るヴェンス。

ニースからヴェンスへは、バスで一時間弱。公園近くのAlbert 1er/Verdunから94番(Halte Routiere de l’Ara行)または400番(Vence行)のバスに乗車します。チケットは大人ひとり1.5ユーロで、バスの運転手さんから購入することができます。

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筆者撮影

旧市街にはスペイン料理やイタリア料理など地中海の様々なレストランが軒を連ねています。

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筆者撮影

また、旧市街にある大聖堂(Cathedrale)にある、シャガールによるモザイクアートも見どころです。

トゥレットスルルー Tourrettes-sur-Loup

トゥレットスルルーもヴェンスと同じく、中世の様子を色濃く残した街です。

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筆者撮影

ニース、カンヌからの直接のアクセスはないため、ヴェンスと後述のグラスを結ぶバスで向かいます。Vence発、Grasse発ともに511番のバスです。バスは小さな街、山道を進んでいくので、鷲巣村や地中海の街並みを楽しむことができますが、酔いやすい人は注意してください。

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筆者撮影

街自体は非常に小さいですが、ここからは南フランスに連なる山や自然と地中海を同時に眺めることができ、その景色は息をのむ美しさです。

グラス Grasse

香水の街として知られるグラスは、この三つの街の中では最も大きく、観光スポットも充実しています。ニース、カンヌ発でバスが出ており、ニースからはAlbert 1er/Verdun発、Grasse行の500番に乗車します。所要時間はおよそ一時間半。カンヌの場合は駅前のバスターミナルからGrasse行600番または610番を利用します。一時間弱で到着します。どちらも大人1.5ユーロです。街は迷路のように複雑で入り組んでいるので、バスの停留所近くのトラベルインフォメーションセンター(Office de Tourisme)で街の地図をもらっておくと便利です。香水を買う予定の人は、ここで観光客用のクーポン券をもらうこともできます。

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筆者撮影

旧市街には、小さなブティックが所せましと連なっており、ショッピングを楽しむにはもってこいです。おすすめなのはチョコレート専門店(Chocolaterie)。街の名産であるバラの花びらの砂糖漬けが入ったチョコレートは、上品な甘さでおすすめです。見た目も綺麗なので、おみやげにもよろこばれそうですね。

また美術館のバラエティの多さも魅力!絵画、芸術のMusee Jean-Honore Fragonordをはじめ、歴史、芸術の博物館Musee d’Art et d’Histoire de Provence、装飾品の歴史、展示を見ることができるMusee Provencal du Costume et du Bijouなどがあります。

しかし、いちばんの注目はなんといっても香水美術館(Musee International de la Parfumerie)と香水専門店(Parfumerie)。グラスでとれるバラ・Rose de MaiはDiorとChanelがこぞって買い上げるほどの高品質な花。バラ以外にもさまざまな花びらを昔ながらの手法で香水に使用しており、アーティストから直接、または地元の香水専門店から購入することができます。ほとんどの香水店では英語が通じるので、好みの香りの英語名をあらかじめ調べておくと、おすすめを聞くときにスムーズです。インフォメーションセンターで、オリジナルの香水作りを予約することもできます。

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筆者撮影

香水美術館は大人ひとり6ユーロで、香水の歴史、製造方法などパフューム文化にまつわる展示を見学できます。

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筆者撮影

紹介した3つの街は、コンパクトで徒歩での観光が十分に可能です。大都市での空き時間に、ビーチと太陽のイメージのコートダジュールの新たな一面を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【筆者】Manaca O'Gawa

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文化、社会をテーマに研究をし、各国各地の文化や歴史を探検中の学生です。世界中の地域そのものに触れられるような場所、アクティビティ、食文化等の情報をお伝えしていきます。

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