フランス【グルノーブル】チーズフォンデュが有名な街
最近日本でも、チーズフォンデュ専門店やラクレットが食べられるお店が増えてきましたが、今回はチーズ大国フランスの中でも特にフォンデュやラクレットが有名なオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域(Auvergn...
更新日:2020年4月13日
パリから一時間ほどのところにあるロワール河の流域には数多くの古城が残され、その美しい姿を今も変わらずに保存し、公開されています。河の流れに沿って車を走らせると、高い岸壁の上に城の姿を見せることも。
ロワール地方, by jibunkaiwai, used under CC BY
美しい田園地帯はワインの産地でもあり、広い河川敷など広大な自然が残されているのもこの地域の魅力。大きな樹木が河沿いに立ちならび、ヤドリギも印象的でした。天才レオナルド・ダ・ヴィンチが最後に腰を落ち着けた小さな古城も見どころです。
数ある古城の中でも特に印象に残ったのはシャンボール城。いくつもの尖塔が空に向かって、その個性的なフォルムを伸ばしています。内部はとても広く、石造りの巨大建築では冬はどうやって温めるのだろうと思うほど。
シャンボール城の廊下, by Anna & Michal, used under CC BY
ガイドの話を聞くのも興味深く、時間ごとに城内ツアーが行われています。もっとも注目されているのは「二重のらせん階段」。反対側を歩く人の顔が何度も見える不思議な階段。中世の貴族たちがここで視線を合わせたりしたのかなと思いをはせます。
バルコニーからの眺めは圧巻。広大な庭の向こうには森が広がり、フランスの王たちが愛したこの城とロワールの領土が自分のものになった気分になれます。
バルコニーからの眺め, by Cristian Bortes, used under CC BY
ロワール地方は文人や芸術家にも愛された地です。中でもレオナルド・ダ・ヴィンチが過ごしたクルーの館はお勧め。アンボワーズ城と地下でつながっていて分館のよう。庭園に続くなだらかな丘の上にある邸宅はクロ・リュセ城ともいわれる美しい佇まいです。
ダイニングや寝室は木のぬくもりが感じられ、華美さはありませんが可愛らしく親しみやすい居室になっています。自筆の書や、絵画、発明品と彼の手の届く範囲にあるような、ゆっくりと過ごせる落ち着いた空間。ダ・ヴィンチがフランスで最後を過ごしたのは、クロ・リュセ城の居心地の良さも理由の一つかもしれません。
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