安くて便利!ハワイのバス「theBus」活用術
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まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2020年4月13日

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安くて便利!ハワイのバス「theBus」活用術

ハワイでの唯一の公共交通機関はtheBus。島のほぼ全域を網羅しているうえに、どれだけの距離を乗っても定額$2.5(子供料金は$1.25)というリーズナブルな料金です。バスを使いこなすとハワイでの行動範囲がグンと広がりますので、滞在中の足として積極的に利用してみませんか?今回はtheBusの基本情報やマナーをご紹介します。



運賃

運賃は大人料金$2.5、子供料金$1.25(6~17歳)、乗車距離に関係なく一律料金です。両替機やお釣りはありませんのでご注意を。前払いですので、必ずドライバー横の乗降口から乗車後、料金を支払ってください。

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by University of Hawaii – West Oahu, CC BY-ND

乗換&トランスファーチケット

バスの乗換時に必ず利用したいシステムが、トランスファーチケット(乗換券)です。これはチケットに記載されている時間内(2時間程度)であれば、2回の乗換が無料になるというもの。つまり最初に乗るバスで$2.5を支払うと、3台目まで無料という何とも太っ腹なシステムです。

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by Simon_sees, CC BY

1台目のバスで料金を支払う際に、忘れずにドライバーからチケットを貰ってください。2台目のバスではドライバーがチケットを1枚を切り取った後に本体部分を返してくれますので、3台目のバスでは料金箱横にぶら下がっている緑色のビニール袋にチケット本体を入れるだけ。ちなみに1枚のトランスファーチケットが適応されるのは、往路であれば往路のみ。往復での利用はできませんので気をつけてくださいね。

路線図&時刻表

日本のバス停と決定的に異なる点がこれ。バス停には停車するバス番号の表示があるのみで、路線図案内や時刻表の類は一切ありません。そこが、旅行者がバスを敬遠する理由のひとつでもあるのでしょうね。

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by Elvert Barnes, CC BY-SA

そこで役に立つのが携帯アプリDaBus。(ちなみにDa=The。ハワイでロコが使うピジン・イングリッシュのひとつ)ハワイでバスを利用しているロコは必ずダウンロードしていると言っても過言ではないほどです。

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iPhone App

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iPhone App

日本国内でダウンロードしておけば、計画も立てやすいですね。このアプリさえあれば、現在地周辺のバス停情報、路線図、時刻表、バスの現在地(バスはGPS搭載)がすべて把握できます。ちなみに紙の時刻表が必要という方は、アラモアナセンター内のホノルル・サテライト・シティ・ホールで無料配布していますのでご利用ください。

乗降方法

乗車時/ドライバー横のドアから乗車し料金を支払った後は、バス後方にスペースがあればなるべくそちらへ移動しましょう。と言うのも、バス前方シートは優先座席だから。車椅子利用の方が乗車してきた際はシートを折り畳み、専用スペースを設けるエリアでもあります。また大型バスの場合、中央に蛇腹状の連結部分にも座席があるのですがこの座席は激しい揺れを伴いますので、避けた方が賢明です。

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by Simon_sees, CC BY

降車時/座席横の窓枠に沿ってぶら~んと垂れ下がっている紐、これを引っ張ることが「降ります!」のサイン。「今どき紐!?」と戸惑うばかりか何とも微妙な引っ張り具合なのですが、キチンと反応すると「STOP REQUESTED(止まります)」と車内アナウンスが流れます。降車時はどのドアから降りても問題ありません。自動扉でない場合はドア中央部を押すと外に開くのですが、手を離すとすぐに閉まってしまいますので続いて降車する人のためにもドアを抑える配慮をお忘れなく。

因みにたまにあるのが、自動扉なのにドライバーがロックを解除し忘れていること。そんな時は恥ずかしがらずに「BACK DOOR,PLEASE!(後ろのドア開けてくださ~い!)」と叫んでくださいね。

乗車マナー

飲食不可、優先座席を占領しない、それ以外の席であっても年配者や乳幼児連れの人には席を譲る等のマナーは、観光客だから関係ない訳ではありません。また長距離のバス利用時に、日本と同じ感覚でうたた寝をしている観光客の姿がありますが、これは無防備ですので同乗者同士で注意してくださいね。

最後に

バスを活用すれば、これまで支払ってきたシャトルバス代&タクシー代が馬鹿馬鹿しくなること間違いなし。観光バスの車窓からとはまた違った景色も楽しめそうですね。補足ですが、バス内の冷房はかなり効いていますので、中長距離利用の際には羽織ものを持参することをお勧めします。どうぞ、楽しいバスの旅を!

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by Simon_sees, CC BY

筆者:まっぷるトラベルガイド編集部

まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。

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