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甘いものも大事！ スイーツ系非常食
東日本大震災では、長引く被災生活のなか甘いものを欲した人が多かったという報告があります。人間の脳は、恐怖や不安からストレスを受けることでエネルギーを消耗してしまうため、栄養として甘いものを欲するからだとされています。心と体のケアに、食べればほっとできるスイーツ系非常食もぜひ取り入れてみてください。
さまざまなシーンで活用できる非常食羊羹「井村屋 えいようかん」
数多くの和菓子を手がける井村屋が、羊羹の製造技術を生かして開発した非常食スイーツ。５年の長期保存が可能で、フレーバーはプレーンとチョコ味の２種類があります。１本でご飯約１杯分に相当する171kcal（チョコ味は197kcal）のエネルギー補給ができるので、災害初期での食糧不足もしのげるでしょう。
アレルゲンフリーなので安心して口にできます。また、水分がなくても食べやすく、ソフトな食感なので子どもや高齢者にもおすすめですよ。スポーツやアウトドアの補給食としてもよいですね。
ユニバーサルデザインが採用されており、災害時の暗い場所でも開封しやすく設計されたパッケージや、ワンハンドで食べやすい個包装になっているのが特徴。箱の裏側には災害伝言ダイヤルの使い方が記載されているのも注目です。
＜非常食DATA＞
- 賞味期限：製造日より5年6か月
- 調理：不要
- 内容量（1箱）：5本入り（60g×5）
被災者の声から生まれた缶スイーツ非常食「トーヨーフーズ どこでもスイーツ缶 チーズケーキ 」
トーヨーフーズのどこでもスイーツ缶シリーズは、缶切り不要ですぐ食べられる缶入りのケーキです。チーズケーキ・ガトーショコラ・西尾抹茶のチーズケーキ・カップケーキがそろいます。
この商品が生まれたきっかけは「甘いものが食べたくなったが欲しいと言えなかった」という東日本大震災の被災者の声。食糧の支援は豊富ながら甘いものがなく、支援されている立場として疲れて甘いものを欲しても我慢していた、という体験から生まれた非常食スイーツです。
口どけなめらかな食感が好評のチーズケーキは、オーストラリア産クリームチーズをたっぷり使ってしっとりと蒸しあげています。チーズの濃厚なコクと豊かな風味は、非常食とは思えないおいしさです。
＜非常食DATA＞
- 賞味期限：製造日より3年
- 調理：不要
- 内容量（1缶）：150g
長年愛されるあのビスケットが非常食に！「グリコ ビスコ 保存缶」
昭和8（1933）年の発売から約90年のロングセラーを誇り、幅広い年代に親しまれるビスコ。北海道産ミルクを使ったコクのあるクリームを香ばしいビスケットでサンドした、誰もが一度は食べたことのあるお菓子です。
非常食用のビスコ保存缶は、2007年に登場。5枚ずつ6パック入っていて、家族や大人数でもシェアしやすい量です。脱酸素剤を入れることにより、製造後5年の保存が可能となっています。
開封してすぐ食べられるので、被災初期に便利。ビタミンやカルシウムが強化され、スポロ乳酸菌・食物繊維も配合されているので体への配慮もばっちり。甘いものが欲しいときと主食の両方で利用できるのもポイントです。非常時も「変わらないおいしさ」を備えておくことで安心を増やしておきましょう！
＜非常食DATA＞
- 賞味期限：製造日より5年
- 調理：不要
- 内容量（1缶）：30枚（5枚×6パック）
日頃から楽しく非常食の備蓄をはじめよう
今回は、誰でもおいしく食べられる非常食をご紹介しました。
インターネット通販で購入できるアイテムをセレクトしましたが、最近ではスーパーマーケットなどでも防災コーナーを見かけることがあり、備蓄専用食品を手軽に入手できるようになってきました。またインターネット通販では、便利なセット販売もたくさんありますので、そちらも活用してみてください。
災害直後にライフラインが止まることを想定した「すぐに食べられる非常食」と、被災生活が長引くことを考慮し、食の楽しみや栄養バランスを重視した「主食とおかずにスイーツのある非常食」を備えておくことを心がけましょう。
非常食を利用するときは来ないに越したことはありませんが、いざというときに備えながらも、選ぶ「楽しみ」を感じることは大切です。自分や家族の好みをリサーチしながら気軽に非常食を選んでみませんか。
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