房総のアジサイ
雨がもっとも似合う梅雨時の可憐な花
開花から日が経つにつれて花の色が変わっていくことから「七変化」と呼ばれる。白やピンク、紫、水色、青など、さまざまな色合いは土壌の酸性度の違いが生むもので、全国各地にアジサイ寺やアジサイロードと呼ばれる名所がある。房総の麻綿原高原などで美しいアジサイが眺められる。

袖ケ浦公園(ソデガウラコウエン)
豊かな緑と四々の花が鑑賞できる。珍しい植物も多く楽しめる
豊かな緑と四季折々の花が鑑賞できる公園。春には菜の花、桜、夏には花菖蒲、あじさいが咲き、園内を彩る。ほかに万葉集で歌われた植物が観賞できる万葉植物園や郷土博物館と見どころも多い。
麻綿原高原(マメンバラコウゲン)
高原の斜面一帯に日本アジサイが咲き乱れる
房総半島南部に位置する標高340mの麻綿原高原。その中心に建つ妙法生寺は、日蓮聖人が最初に法華経の題目を唱えたと伝わる古刹。戦後の寺の復興の折、境内に法華経の文字数6万9384を目標に植え始めた日本アジサイの数は2万株にも達する。

服部農園あじさい屋敷(ハットリノウエンアジサイヤシキ)
種類豊富なアジサイがつくる淡いグラデーション
広大な敷地に200種・1万株のあじさいが一面に咲く。山の斜面に植栽されているので、どの位置からでも色鮮やかなあじさいを眺められる。苗やあじさいにちなんだ食品、グッズも販売。

服部農園あじさい屋敷
- 住所
- 千葉県茂原市三ヶ谷719
- 交通
- JR外房線茂原駅から小湊鉄道茂原循環線バスで22分、三ヶ谷下車、徒歩10分
- 料金
- 大人500円、小人200円(団体10名以上の場合は400円)