八代のハナショウブ・カキツバタ
微妙な色合いの白や紫の花が水辺を彩る
いずれもアヤメ科の花で、湿地や水辺に生育するので見分けはむずかしいが、ハナショウブは花が比較的大きくて弁元が黄色い。カキツバタは弁元に細長い白い筋がある。八代藩主ゆかりの御茶屋・松濱軒では肥後ハナショウブが咲き、人々の目を楽しませる。
松濱軒のハナショウブ(ショウヒンケンノハナショウブ)
庭園の池を埋め尽くす大輪の花
八代城主松井直之が母の芳院尼のために建てた茶室。庭園には、5月から6月にかけてカキツバタや肥後ハナショウブの花々が咲き誇る。