アッシジ、聖フランチェスコ聖堂と関連遺跡群
緑の丘にあるアッシジは、清貧と平和を説いた守護聖人、サン・フランチェスコの故郷。13世紀創建の聖フランチェスコ聖堂は2層構造を持ち、ジョットなどの絵画が壁を埋める。
アクセス
( フィレンツェから )
アッシジまで鉄道(RV)で約2時間30分
聖人誕生の地に建つ壮麗な聖堂と宗教絵画群
聖堂は山の斜面に建ち、上堂と下堂の2層からなるゴシック建築。上堂にあるジョットのフレスコ画連作と、下堂のチマブーエの絵画などが必見
カゼルタの18世紀の王宮と公園、ヴァンヴィテッリの水道橋とサン・レウチョ邸宅群
18世紀にナポリを支配したブルボン家のカルロ3世が、ベルサイユ宮殿をしのぐ王宮をめざし、ナポリ郊外に建設。1200の部屋と120haの庭園を持つ豪華絢爛な空間が広がる。
ロココ様式の王宮と壮大なスケールの庭園
庭園には300以上の滝や噴水群が配され、水の供給のため水道橋も建造された
アクセス
( ナポリから )
カゼルタまで鉄道(R)で約45分。駅から宮殿まで徒歩10分
王宮と庭園の設計は建築家ルイージ・ヴァンヴィテッリが手がけた
ピエモンテとロンバルディアのサクリ・モンティ
サクリ・モンティは「聖なる山々」の意。16〜17世紀にエルサレムに代わる巡礼地として、イタリア北西部に聖堂や礼拝堂が建造された。丘、森、湖など周辺の自然も素晴らしい。
アクセス
( ミラノからヴァラッロ・セジアまで )
ノヴァーラまで鉄道(RV)で約40分。ヴァラッロ・セジアまでバスで約1時間15分。市内からロープウェイでアクセス
建築物と自然景観が調和した“聖なる山々”
オスマントルコの脅威のため、エルサレム巡礼が困難だった時期の巡礼地となった。全9か所が世界遺産に登録
サヴォイア王家の王宮群
トリノに残るサヴォイア家の宮殿や庭園。16世紀、この街がサヴォイア公国の都になったとき、建築家ユヴァッラらが都市計画を進め、絢爛たるバロックの宮殿が多く建てられた。
アクセス
( ミラノからトリノまで )
鉄道(FR)で約1時間
名家の栄華を伝えるバロック建築
王宮、マダマ宮殿、郊外のリヴォリ城やストゥピニージ狩猟宮殿などを登録
トスカナ地方のメディチ家の別荘と庭園群
ルネサンスの庇護者メディチ家が、15〜17世紀に建造した12の館と2つの庭園が世界遺産に登録。要塞も兼ねた城館とは異なり、トスカーナの田園風景に溶け込む芸術と文化の発信地となり、後世の館建築に影響を与えた。
館と庭園、自然が一体化
フィレンツェのピッティ宮殿の背後にあるボーボリ庭園は最も美しく優雅なイタリア式庭園のひとつ
アクセス
( フィレンツェからプラトリーノ庭園まで )
サン・マルコ広場からバスで約50分
フィレンツェの北にあるプラトリーノ庭園。16世紀の別荘の周囲には広大な庭園が広がる
デル・モンテ城
13世紀、名君の誉れ高い神聖ローマ帝国の皇帝フリードリヒ2世の命により軍事要塞として建造。正八角形の構造で、中庭と角の8つの塔も八角形となり、独特の偉容をたたえる。
広大な緑地にそびえる八角形の巨大な要塞
イスラム文化と北方ヨーロッパの建築様式が調和・融合した独特のゴシック様式をもつ
アクセス
( ナポリから )
カゼルタまで鉄道(R)で約45分。バーリまで鉄道(FA)で約3時間。アンドリアまで私鉄で約1時間。デル・モンテ城までバスで約40分
平地にぽつんと建つ姿は孤高の雰囲気を醸し出している
パドヴァの植物園(オルト・ボタニコ)
ガリレオが教鞭を執ったことでも知られるパドヴァ大学の構内に1545年、薬草園として造られた。以後、膨大な種類の植物の効能などを研究し、薬学や医学などの発展に貢献している。
16世紀創設の世界最古の植物園
イタリアで最も美しい植物園のひとつ。国内外の世界の植物が一堂に集まる。大学構内の雰囲気もよい
アクセス
( ヴェネツィアから )
パドヴァまで鉄道(RV)で約30分。駅からパドヴァの植物園までトラムで約6分、または徒歩約20分
花や草を見ながらのんびり過ごすのもいい

【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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