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まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2020年4月13日

ポルトガル文化の名残を感じる マカオ世界遺産巡り

マカオの北側に位置するマカオ半島の南西部には、歩いてまわれる範囲にポルトガル文化をしのばせる世界遺産が密集。かわいらしい街並みを歩きたい。

散策アドバイス

約2㎞四方にすべての世界遺産が集まり、1日ですべて見ることも可能。ギア要塞だけは少し離れているので、タクシーやバスを使うのがおすすめ。セナド広場周辺はお店が多いので、ランチやカフェなどで休憩をとろう。

早朝や夕方に散策するのがおすすめ
ゆっくり散策するなら、観光客が少ない早朝か夕方がおすすめ。加えて、夏は午前中のほうが日差しも弱い。

歩き慣れた靴を履こう & 水分補給はしっかりと
マカオは石畳が多いので、スニーカーなど歩き慣れた靴で行くのがベスト。また、マカオは夏が長いので、観光途中に熱中症にならないよう、つねに水を持ち歩こう。

音声ガイドサービスを利用しよう!
マカオ観光局では、「オーディオガイド」の無料貸し出しサービスを行なっている。世界遺産「マカオ歴史市街地区」内の16か所の史跡や歴史的建物の説明を日本語で聞ける。
貸出/返却場所は◆マカオ観光局インフォメーションセンター9~17時 ※貸し出しは無料だが、保証金MOP200と免許証またはパスポートの提示が必要。

 

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22の建造物と8つの広場全30の世界遺産をめぐる!!

1 マカオ最古・最大の中国寺院 媽閣廟(マァコッミウ)

最初にポルトガル人が到着したのがここ。地元での通称「アマガオ」が、マカオの名の由来ともいわれる。中国南部で広く信仰されている航海の女神「阿媽(アマ)」を祀る。丘に沿って4つのお堂が建つ。

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ひとつの場所に四柱の神々を祀る

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トリビア 境内に飾られている風鈴は、日本でいうところの絵馬。参拝客の願いが込められている

ポルトガル人最初の上陸地 バラ広場

媽閣廟前の広場。背後にバラ要塞があったことからそう呼ばれている

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2 独特の建築と漆喰壁が美しい 港務局大楼(ゴンモウゴッダイラウ)

1874年、治安維持のためインドから派遣されたムーア人兵士の寄宿舎として建設。石組みの基盤にレンガを積み重ねた造りと、漆喰壁が特徴。夜はライトアップされる。

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トリビア 回廊では、幾何学模様などのイスラム風の意匠がそこかしこに見られ、雰囲気も素敵

3 東西120mにもわたる屋敷  鄭家屋敷(ジェンガーダイオッ)

孫文や毛沢東に影響を与えた19世紀の文豪・鄭観応の父が、1881年に建築。長屋が中庭を取り囲む伝統的な中国家屋だが、窓枠や外壁などには、インドや西洋のデザインを取り入れている。

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南国の雰囲気が漂う リラウ広場

マカオを訪れたポルトガル人が最初に定住した場所。ペンニャの丘から湧き出る天然の泉が、定住地に選んだ理由といわれている

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4 ステンドグラスが美しい教会 聖ローレンス教会

1846年に木造から石造りに再建。ターコイズブルーの天井とシャンデリア、赤いじゅうたんが華麗な雰囲気。ステンドグラスには、贅沢な細工が施されている。結婚式場として信者に人気。

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5 ドーム型の天井からの光が祭壇を照らす  聖ヨセフ修道院および聖堂

1728年、イエズス会がアジア布教の拠点として造った修道院。聖堂は1758年に併設された。バロック様式の建物の中には、フランシスコ・ザビエルの右腕の遺骨が安置されている。

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聖堂にはザビエルの聖骨が眠る

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6 中国で初めてのオペラハウス ドン・ペドロ5世劇場

マカオ在住のポルトガル人による男性専用社交会「マカオクラブ」が1860年に建築。中国初のオペラハウスでもある。建物はネオ・クラシック様式で、正面の円柱が特徴。2013年より内部見学が可能に。

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7 聖母とキリストの母子像を祀る 聖オーガスティン教会

1586年に建てられた修道院。1591年に移築され、付属教会が建てられた。聖母マリアとキリストの母子像が祀られている。キリスト像を運ぶ行事「パッソス聖体行列」が有名。

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大理石の祭壇には、聖母マリアとキリストの母子像が

散策途中の休憩にも 聖オーガスティン広場

聖オーガスティン教会の隣にある広場。美しい文様を描くカルサーダス(石畳)の広場

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8 瀟洒なたたずまいの公共図書館  ロバート・ホー・トン図書館

もとは大富豪、ロバート・ホー・トン卿の別荘だった建物。ホー・トン卿の死後、彼の遺言により、建物と収集していた明・清時代の書物が寄贈され、のちに図書館として公開。

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9 かつてのマカオが描かれたアズレージョが残る 民政総署(マンチンジョンチュー )

地方自治局の建物。壁、レイアウト、裏庭にいたるまで建築当時の様式をそのまま残す。ポルトガルの伝統タイルのアズレージョを使った内装は美しく、一見に値する。

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最初に建てられたのは1584年。現在の建物は1784年のもの

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10 街の中心にあるマカオ観光の拠点  セナド広場

マカオの代表スポットである、波模様の石畳が印象的なセナド広場。中央には噴水、周囲にはレストランやお店や観光局がある。

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トリビア 旧正月や中秋節の期間にはたくさんのちょうちんが飾られ、お祭りの雰囲気に!

11 武神、関羽を祀った廟 三街会館(関帝廟)サンガイウイグン(クヮンタイミュウ)

商売の神様ともいわれる、『三国志』の英雄「関羽」を祀る廟で、商人たちの集会所として利用されていた。渦巻き型線香が天井から無数に吊り下がるさまは圧巻。

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12 アジア最古の慈善福祉施設  仁慈堂(ヤンチートン)

1569年にできたアジア最古の慈善活動施設。新古典様式の建物で、ファサードにはポルトガルの紋章がある。2階は博物館。

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13 マカオ司教区アジアの拠点 カテドラル

16世紀半ば、マカオ司教区が開かれ、カテドラル(大堂)が近隣諸国での活動拠点となった。外壁は灰色だが、中には美しいステンドグラスがある。

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噴水を囲む憩いの場 カテドラル広場

カテドラル前に広がる石畳の広場

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14 中国人実業家・盧華詔の元邸宅  盧家屋敷(ロウガーダーインゴッ)

1889年に建てられた中国人貿易商、盧華詔の元邸宅。中庭のある伝統的な中国式の建物だが、ステンドグラスなど西洋建築も取り入れている。

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15 パステルイエローのおしゃれな教会 聖ドミニコ教会

メキシコ出身の3人のドミニコ会修道士によって、16世紀に建築。バラの聖母が祀られている。内部の博物館では、キリスト教関連のものを展示。

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バロック式の美しい祭壇

観光客で賑わう 聖ドミニコ広場

教会の前にある広場にはショップが建ち並ぶ

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16 マカオの街の象徴として有名  聖ポール天主堂跡

マカオのシンボル。以前は聖アントニオ教会の礼拝堂だったが、1582年にイエズス会により現在地に移築。1835年に火災で焼失、正面の壁と階段のみが残った。

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トリビア カトリック教会なのに、左右に小さな狛犬の意匠があしらわれているのがユニーク

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ファサードの前はちょっとした広場になっていて、つねに賑わう

みやげ物店が並ぶ イエズス会記念広場

ポール天主堂跡前に広がる広場。ポルトガルとの友好を表すブロンズ像が立つ

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17 マカオの街を守った砲台 モンテの砦

1617年から9年の歳月を費やし、イエズス会の修道士たちが建築。砦には大砲、軍宿舎、井戸、兵器を造る工場もあった。1622年にはオランダ艦隊を駆逐し街を守った。

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18 『西遊記』に登場する神童ナーチャを祀る ナーチャ廟

武芸の達人、悪霊退治の神様でもあるナーチャを祀った中国寺院。現世利益をもたらす神としてあがめられている。

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19 マカオを弾丸から守った壁 旧城壁

ナーチャ廟のすぐ左手に続く城壁跡。土砂やわら、カキの貝殻を混ぜ、枠に流し込んで押し固めたものが何層にも重なる。1569年、ポルトガル人の居留が始まった頃に造られた。

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20 おごそかなマカオ最古の教会  聖アントニオ教会

1930年に再建、さらに1959年に床と祭壇が改修されている。前庭の十字架にはユダヤの王を意味する「INRI」の文字が刻まれている。

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トリビア 聖アントニオは結婚を司る聖人でここで結婚式を挙げる地元のカップルも多いとか!

ローカルが集う カモンエス広場

市民の憩いの場として親しまれる広場。広場の奥には緑豊かなルイス・カモンエス公園が広がる

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21 ポルトガル商人が建てた邸宅 カーザ庭園

カモンエス広場に隣り合う、コロニアルな雰囲気満点の庭園は、1770年にポルトガル人豪商マヌエル・ペレイラが邸宅として建てた場所。

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22 マカオ初のプロテスタント墓地 プロテスタント墓地

キリスト教派としてカトリックが主流のマカオでは珍しい、1821年に建てられたプロテスタント墓地。宣教師ロバート・モリソンを記念したチャペルは、モリソン礼拝堂と呼ばれる。

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23 マカオで一番高い場所にある ギア要塞

17世紀建築の、海抜92mにある要塞。頂上にはギア教会とギア灯台が建つ。1996年の補修工事の際、教会から約300年前のフレスコ画が見つかって話題に。教会内は見学可。

 

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マカオで一番標高が高い場所がギア要塞

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トリビア 奇妙な形の展示物は、台風の強さとともに、広く危険を知らせるための台風シグナル

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