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まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2020年4月13日

マカオ半島 世界遺産の異国情緒あふれる街並みを歩こう

マカオの魅力は、ポルトガルと中国の文化が融合する街並。世界遺産に登録された歴史ある建造物が残るほか、華やかなネオンが輝くカジノも林立している。

古今東西が入り交じる街 マカオ半島

インフォメーション
セナド広場・インフォメーション・カウンター

TEL 8397-1120
議事亭前地/Largo do Senado
時間 9:00~18:00
休み 無休
URL www.macaotourism.gov.mo

交通
バス フェリーターミナルからセナド広場へは3系統を利用し新馬路で下車。媽閣廟へは10・10A・28B系統を利用し媽閣廟站で下車。ギア要塞へは新馬路から2・6A系統などが利用できる。

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高層ビル、世界遺産、ポルトガル文化、中国文化が混在するマカオ

30の世界遺産が点在する歴史あるエリア

中国の広東省珠海市と陸続きにあるマカオ半島地区には、世界遺産や商業地区、カジノタウン、住宅地などがある。ポルトガル文化が残る街並で知られるマカオのなかでも、最もその風情を色濃く残しているのがこの地区だ。

1999年、マカオは長きにわたるポルトガルによる統治を終え中国へと返還されたが、以降もポルトガルの情緒は失われることなく、暮らしのなかに生き続けている。今でも、統治時代に建てられた建物をはじめ、半島地区のいたるところに歴史的建造物が点在。それらの建物と広場30カ所は、2005年、ユネスコ世界文化遺産に登録された。なかでも、マカオの中心地であり、最も賑やかな場所でもあるセナド広場周辺は、世界遺産が集中するエリア。カフェやショップが建ち並ぶ賑やかな繁華街の中にコロニアルカラーの趣ある建物が点在する光景は、マカオの独特な歴史がつくり出したものだ。そして、そこから数分歩けば、教会や修道院などが建ち並ぶ中世南欧のようなエリアあり、中国寺院あり、さらにきらびやかなネオンが光る巨大カジノタウンありと、さまざまな顔を持つのがマカオ。とくに旧市街などは、徒歩で無理なく巡ることができる。

 

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異国情緒あふれる建物の間に見える聖ポール天主堂跡

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街の中心部に位置する大三巴街にはみやげ物店が並ぶ

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ギア要塞へはロープウェイでも行くことができる

中世南欧に迷い込んだ気分で歩く 民政総署から媽閣廟へ

繁華街にある民政総署から半島南部の媽閣廟へ。ポルトガルを思わせるエリアなど、美しい街並が見られる。

石畳の通りをのんびり散策

起点となる民政総署は、街の中心地であるセナド広場の目の前。賑やかなセナド広場と逆方向に歩いて行くと、コロニアルカラーの建物や教会が建ち並ぶ石畳の通りへと出る。マカオの世界遺産の多くは人々の暮らしのなかに溶け込んでいるが、ここは最もローカルと世界遺産とが近いエリアだ。

翡翠色の洋館が印象的なドン・ペドロ、荘厳な聖ヨセフ修道院および聖堂(見学できるのは聖堂のみ)、ステンドグラスが美しい聖ローレンス教会などが建ち並び、まるで中世の南欧のような通りのすぐ隣には、人々が暮らす住宅がある。そんなポルトガルの面影が濃厚に残るエリアから、マカオという名前の由来にもなった媽閣廟にたどり着くと、それまでの風景が一転、中国カラー一色となる。

街歩きコース 移動時間約30分
START
1 民政総署
↓ 3分
2 ロバート・ホー・トン図書館
↓ 1分
3 聖オーガスティン教会
↓ 1分
4 聖オーガスティン広場
↓ 1分
5 ドン・ペドロ5世劇場
↓ 5分
6 聖ヨセフ修道院および聖堂
↓ 3分
7 聖ローレンス教会
↓ 5分
8 リラウ広場
↓ 1分
9 鄭家屋敷
↓ 7分
10 港務局大楼
↓ 5分
11 バラ広場
↓ 1分
GOAL
12 媽閣廟

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レトロな街灯と石造りの建物

1 建築当時の様式をそのまま残す 民政総署

伝統的なポルトガル建築。現役の政府機関でもある。中央の階段を上ると美しい中庭があり、かつてのマカオが描かれたアズレージョも残されている。市民にはオアシス的存在だ。図書室も利用可能。

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館内にある美しいアズレージョは必見

2 瀟洒なたたずまいの公共図書館 ロバート・ホー・トン図書館

もとは大富豪、ロバート・ホー・トン卿の別荘だったもの。ホー・トン卿の死後、彼の遺言により、建物と収集していた明清時代の書物が寄贈され、のちに図書館として公開。

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10 - 岡頂前地, by wongwt, CC BY-SA

レモン色に塗られた建物は南欧風

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喧騒を忘れる静かな庭

3 聖母とキリストの母子像を祀る 聖オーガスティン教会

もとは1586年に建てられた木造の修道院が始まり。1591年にこの地に移築され、付属教会が建てられた。聖母マリアとキリストの母子像が祀られている。キリスト像を運ぶ行事「パッソス聖体行列」が有名。

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大理石の祭壇には、聖母マリアとキリストの母子像が

4 石畳が美しい市民の憩いの場 聖オーガスティン広場

聖オーガスティン教会の隣にある広場。美しい文様を描くカルサーダス(石畳)の広場に、ガジュマルの樹やレトロな街灯が立つ。ベンチもあり、散策途中の休憩スポットとしても利用されている。

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崗頂前地, by 小卡, CC BY

南ヨーロッパの古い街並のような光景が広がる

5 中国で初めてのオペラハウス ドン・ペドロ5世劇場

マカオ在住のポルトガル人による男性専用社交会「マカオクラブ」が1860年に建てたもの。中国初のオペラハウスでもある。建物はネオ・クラシック様式で、正面の円柱が印象的だ。内部の見学も可能。

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入場はできないが、優雅な外観は一見の価値あり

6 聖堂にはザビエルの聖骨が眠る 聖ヨセフ修道院および聖堂

1728年、イエズス会がアジア布教の拠点として造った修道院。聖堂は1758年に併設された。見学は聖堂のみ。バロック様式の建物の中には、フランシスコ・ザビエルの右腕の遺骨が安置されている。

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荘厳な聖堂。隣には現役の修道院があるので、見学は静粛に

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聖堂の内部。ドーム型の天井からやさしく光が差し込み、祭壇を照らす

7 ステンドグラスが美しい教会 聖ローレンス教会

1846年、それまでの木造から石造りに再建。ターコイズブルーの天井とシャンデリア、赤い絨毯が華麗な雰囲気。ステンドグラスには、贅沢な細工が施されている。結婚式場として信者に人気。

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精密なステンドグラスは必見

8 ポルトガル人が定住した場所 リラウ広場

マカオを訪れたポルトガル人が最初に定住した場所。ペンニャの丘から湧き出る天然の泉があることから、定住地に選んだといわれている。現在は市民の憩いの場となっている。

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南国の雰囲気が漂う、のんびりとした広場

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周辺にはコロニアルカラーの住宅が建ち並ぶ

9 東西120mにもわたる屋敷 鄭家屋敷

孫文や毛沢東に影響を与えた19世紀の文豪・鄭観応の父が、1881年に建築。長屋が中庭を取り囲む伝統的な中国家屋だが、窓枠や外壁などところどころに、インドや西洋のデザインを取り入れている。

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西洋の内装のスタイルを取り入れた中国建築

10 独特の建築と漆喰壁が美しい 港務局大楼

1874年、治安維持のためインドから派遣したムーア人兵士の寄宿舎として建てられた。特徴は、石組みの基盤にレンガを積み重ねた造りと、クリーム色と白の漆喰壁。夜はライトアップされる。

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イスラムのモスクを思わせる造り

11 マカオが発見された場所 バラ広場

媽閣廟前の広場。背後にバラ要塞があったことからそう呼ばれている。もとは水辺で、埋め立てにより広場ができた。

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石畳の広場は市民や観光客の憩いの場

12 マカオ最古・最大の中国寺院 媽閣廟

最初にポルトガル人が到着したのがここ。地元での通称「アマガオ」が、マカオの名の由来ともいわれる。中国南部で広く信仰されている航海の女神「阿媽(アマ)」を祀る。丘に沿って4つのお堂が建つ。

 

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