
更新日:2020年4月13日
ペナンの歴史 華麗なるプラナカンの美に触れる
豊かな財産を持つ人々により優雅な屋敷が多く建てられたペナンの歴史。現在、いくつかの邸宅で当時の豪奢な暮らしぶりをうかがうことができる。
鮮やかな青一色に染まる豪邸 チョン・ファッ・ツィ・マンション Cheong Fatt Tze Mansion
東洋と西洋の美意識が融合、凝縮した風水の館
「東洋のロックフェラー」の異名を持ち、8人の妻がいたという大富豪チョン・ファッ・ツィが1880年に建てた大邸宅で、鮮やかなインディゴブルーの外観から「ブルーマンション」とも呼ばれる。現在はホテルになっており、ビジターは1日3回のガイドツアーでのみ、内部を見学可能。こだわり抜いた建築美を堪能したい。
周囲に異彩を放つ青い建物
ヴィクトリア様式の鉄の装飾が見事な2階の回廊
らせん階段は風水の観点から気の流れを良くする役目があるのだという
中庭も気の流れが良くなるよう、段差をつけた設計になっている
トライショーとの組み合わせはペナンを代表する風景
見学ポイント
●いたるところに風水の思想が取り入れられた建築。なかでも中庭の石はパワーストーン
●数日前に予約をすれば、日本語ガイドによるツアーも可能
関連リンク
プラナカンの文化を知る ペナン・プラナカン・マンション Pinang Peranakan Mansion
華麗な暮らしを今に伝えるプラナカンの博物館
もとは19世紀末に建てられた中国系部族のカピタン(リーダー)の邸宅で、近年改装されてプラナカン様式の博物館に。館内には国内各地から集められた骨董品1000点以上が展示され、当時のヨーロッパから輸入された調度も多い。プラナカンタイルがはめ込まれた贅沢な空間に浸りたい。
パステルカラーが印象的。バルコニーの手すりはスコットランド製のアイアンワーク
プラナカンスタイルの応接間。シャンデリアやランプはヴィクトリア調
2階のファミリーホールには邸宅の主の肖像が飾られている
吹き抜けの中庭を中心に、1階と2階に分かれている
富裕な生活ぶりがうかがえる精緻な装飾や調度品
見学ポイント
●プラナカンの生活の様子が細かに再現された展示に注目
●クバヤやビーズシューズなど、プラナカンの伝統工芸のアンティークも見られる
緻密な手仕事が光る美しきプラナカン雑貨
セブン・テラシズ・アンティーク・ショップ Terraces Antique Shop
高品質なプラナカン陶器が手に入る店
セブン・テラシズに併設されているプラナカン食器を購入できるショップ。カラフルなもの以外に、藍色の模様が施された日常使いの品も手に入る。
こぢんまりした店内だが、センスのよい品々がそろう
ため息モノのプラナカン食器
セブン・テラシズで使用されている調度品を購入することもできる
ホン・ギャプ(Hong Giap/鴻業)
質のよいギフトがそろい、日本人駐在員も御用達
1955年創業のギフト専門店。ピューター、バティック製品など定番みやげのほか、プラナカン陶器などが手頃な価格でそろう。
プラナカン陶器のカップ&スプーンのセット RM278
キム・ファッション Kim Fashion & Trading
クバヤの有名作家による華やかな品々
クバヤ作家で有名な故ミス・キム氏の娘、イェン・サンさんが後を継ぐ、クバヤの専門店。手の込んだ刺繍と、ビーズワークの施された芸術的な作品が、店内に美しく陳列されている。
レディメイドは、RM400~とRM600~と、2種類のグレードがある。全工程が手作業となるとRM5000~
花嫁衣装としてオーダーメイド
ミス・キムがデザインした孔雀柄の優雅な逸品
ニョニャ料理の伝統を継ぐ名店へ

【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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