ケックロックシー ペナン, © dihetbo - Fotolia.com

更新日: 2020年4月13日
マレーシア旅行で行っておきたい都市5選
日本から飛行機で約7時間ほどの距離にある南国のマレーシア。まだまだ日本人には知られていない国かもしれません。しかし世界的に見るとなんと日本よりも多くの観光客の訪れる魅力的な国なんです!最近では格安航空会社も数多く飛んでいますから、日本からもかなり”近い”国になりました。
今回はそんなマレーシアに”是非行ってみたい!”と思わせてくれるような魅力的な都市を5つ厳選してご紹介したいと思います。
世界遺産都市「マラッカ」
マレーシアには世界遺産の都市が二つあります。それが「マラッカ」と「ペナン」です。2008年に世界遺産に登録されました。登録された理由は3つあるようです。
Melaka, Malacca christ church, by Conny Sandland, CC BY
1:東アジアおよび東南アジアにおいて多文化が息づく貿易都市の代表的な存在であるとして
2:街そのものが、混在するアジア・ヨーロッパ・植民地文化の生き証人であるとして
3:多彩な文化が影響しあって生まれた建築・文化・街並みの独自性があるとして
引用:www.tourismmalaysia.or.jp
西マレーシア南東部の古都マラッカに足を踏み入れるとレンガで造られた大きな昔ながらの教会群が目に飛び込んできます。その一つは「セント・フランシス・ザビエル教会」です。日本でも有名なフランシスコ・ザビエルですが、彼は東南アジアの布教の中心地としてマラッカを選び活動していました。日本には1549年に上陸しましたが、その時もこのマラッカから日本に来たようです。この建物は布教に命をかけた偉業をたたえて1849年に建設されました。
セント・フランシス・ザビエル教会, by Balaji Dutt, CC BY
教会群の他にも、街の中には中国風とも西洋風とも取れる造形の建物が立ち並び特別な雰囲気を醸し出しています。これらは「ニョニャ建築」とも呼ばれ様々な文化が融合した事の見える証拠の一つになっています。
特にマラッカで有名なのがマラッカ川付近です。金曜日から日曜日までは夕方にはナイトマーケットが開かれ多くの観光客が訪れます。付近には比較的安い宿街もあり観光客には訪れ易い場所になっています。
A day in Malacca (or Melaka), by Bryn Pinzgauer, CC BY

- 住所:
- マレーシア ムラカ マラッカ
世界遺産都市「ペナン」
ペナンは西マレーシアの北西部にある都市です。特に観光客に人気なのが「ベナン島」です。ここも2008年に世界遺産に登録された都市です。理由はマラッカと同じです。しかしマラッカと少し違うところもあります。
Penang, by curiousmarcus, CC BY
マラッカはポルトガルなどの国が建設した建物が多いのですが、ペナン島はイギリスの統治の影響がより強く現れておりイギリスが建設した教会群が立ち並びます。街自体が観光客のためにキチンと整備されてるため初めて来られた方でも十分に楽しめると思います。
The Blue Mansion #2, by Guwashi999, CC BY
建物の他にもこの地域独特の食べ物「チャコエテオ」や「アサムラクサ」などを楽しむこともでき、「見るのもよし」「食べるのもよし」のおすすめスポットです。
Car Free Day, by fitri.agung, CC BY

- 住所:
- マレーシア ペナン
首都クアラルンプール
約160万人が暮らす首都クアラルンプールも観光には欠かせない場所です。ここは政府直轄領ということもあり他の地方都市と比べても様々な整備が整っています。初めての海外旅行でクアラルンプールに出かけたとしても安心して観光できると思います。
クアラルンプール(略してKL)の観光スポットといえばまずは「ペトロナスツインタワー」です。452メートルと最近まで世界一高い建物として知られていました。今でもKLのコマーシャルタワーとして用いられています。中には世界のブランドのショップが立ち並び、多くの観光客がブランド品を目当てに訪れます。近くには大きな噴水や公園、さらには水族館もあり一日中遊べるスポットになっています。
さらに近くには「チャイニーズロード」という中国系の店が並ぶ通りや「セントラルマーケット」というマレーシア各地のお土産品を扱う大きな建物もあります。
China town in KL, by pixelthing, CC BY-SA

- 住所:
- マレーシア クアラ・ルンプール
東マレーシアの都市「コタキナバル」
マレーシアは東の島から成る部分と、大陸からつながる西の部分の二つからなっています。西マレーシアの最大都市はKLで、東マレーシアの最大都市は「コタキナバル」です。
New Waterfront At Kota Kinabalu, by thienzieyung, CC BY
東マレーシアな長い間西洋の文化の影響を受けてこなかった地域なので、現地独特の文化や習慣が今でも強く残っている地域です。またこの付近には30を超える原住民族が今でも暮らしています。コタキナバルのマーケットではそんな原住民たちの装飾品や編み物なども売られて観光客に人気です。
さらにコタキナバルには東南アジア最高峰のキナバル山が存在しその付近は独特の生態系を持つ動物たちの住むジャングルになっています。ジャングルを探検するエコツアーなども人気です。
Mount Kinabalu, by oldandsolo, CC BY
Walk to the Mt. Kinabalu botanical garden, by oldandsolo, CC BY

- 住所:
- マレーシア サバ コタキナバル
伝説の島「ランカウイ島」
マレー半島北西部にはアマンダン海という海が広がっており群島が存在します。その中で最大の島が「ランカウイ島」です。99の島から成るランカウイ島は様々な伝説が残っており「伝説の島」としても知られています。ランカウイ島は自然溢れる場所です。
Langkawi, by FullofTravel, CC BY
2006年にはユネスコの世界ジオパークにも登録されました。マングローブクルーズに参加すればマングローブの森や綺麗な熱帯魚などテレビでしか見たことのないような光景を直に目にすることができます。自然を楽しみたい人にはオススメのスポットです。
Langkawi Mangrove Kayak Adventure, by Cam Switzer, CC BY

- 住所:
- マレーシア クダー ランカウイ島
まとめ
今回は「行っておきたいマレーシアの都市5選」と題してマレーシアの魅力的な都市を幾つか紹介させていただきました。マレーシアは本当に変化に富んだ国です。どの地域に行っても楽しむものがあります。もし今度海外旅行を計画される際は是非”マレーシア”を選択肢に加えて見るのはいかがでしょうか?決して損をしない最良の時間を過ごせると思いますよ。


【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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