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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

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イギリスってどんな国?【街とエリア】4つの国とは

イギリスは4つの国からなる連合国です!イギリスはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4地域で構成され、おのおののエリアや街が独自の特徴を持ち、ユニークな文化と豊かな自然の両方が楽しめる。

連合王国の政治経済の中心 イングランド England

首都  ロンドン
面積 約13万400㎢
人口 約5430万人(2015年)

ブリテン島の3分の2を占めるイギリスの中心となる国。ヨーロッパを代表する大都市ロンドンをはじめ、コッツウォルズや湖水地方など、人気観光地が数多く集まる。シェイクスピアをはじめ、ビートルズなど世界的な文化人を輩出

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この国の人気エリア
ロンドン/コッツウォルズ/湖水地方

世界文化をリードする都市 ロンドン

英国の心臓部といえば首都ロンドン。歴史的建造物の観光スポットや美術館・博物館など、文化的な見どころが多く、年間を通して多くの観光客が訪れる。ショッピングやエンターテインメントも充実している。

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個性あふれる街が点在 イングランド北部 Northern England

のどかな風景が広がる湖水地方をはじめとして、風光明媚なエリア。一方で、ビートルズの街リヴァプールなど個性あふれる街も多い。

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湖水地方

学園都市&工業都市 イングランド東部 Eastern England

大学の街ケンブリッジをはじめ、こぢんまりとした街が点在。産業革命時代には重要な工業都市として繁栄した街も。田園風景も多い。

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ケンブリッジ

人気のカントリーサイド イングランド中部 Central England

コッツウォルズの村々をはじめ、人気のカントリーサイドや田園都市がいろいろ。文豪ゆかりのストラトフォード・アポン・エイヴォンなども。

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コッツウォルズ

緑の田園やビーチリゾート イングランド南部 Southern England

比較的温暖で、花や緑が豊かな土地が多いため“イングランドの庭”と呼ばれている。個性あふれる街や、魅力的な海辺の街もめじろ押し。

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カンタベリー

独特の文化と起伏に富む地形 スコットランド Scotland

首都 エディンバラ
面積 約7万9000㎢
人口 約535万人(2014年)

首都エディンバラ、建築家でデザイナーのマッキントッシュが生まれた洗練の街、グラスゴーなどの個性的な都市と、ダイナミックな自然が併存する。有名なキルトスカートやバグパイプなどは北部のハイランド地方の文化。

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この国の人気エリア
エディンバラ/グラスゴー

複雑な歴史を持つ島国 北アイルランド Northern Ireland

首都 ベルファスト
面積 約1万4000㎢
人口 約184万人(2014年)

最後に連合王国に編入されたアイルランド。宗教や民族の違いから独立したが、北部の6州は連合王国の一部として残った。長年、紛争が続いていたが、現在は落ち着いている。

Counties

独自のケルト文化を維持する ウェールズ Wales

首都 カーディフ
面積 約2万㎢
人口 約310万人(2014年)

長くイングランドの統治下にあるが、独自の文化を保ち、現在もウェールズ語の話者が多いなど、ケルトの色が濃く残る。アーサー王伝説など多くの伝説が生まれた土地でもある。

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イギリスってどんな国?

意外と知らないイギリスのこと。出発前までに調べて、新たな一面を発見しよう。

イギリスって正式名称ではないって本当?

正式名称はグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国といい、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの連合体。中心となるイングランドを除く3国も独自の議会と法律を有している。イギリスは、ヨーロッパの北西沖に位置し、グレートブリテン島とアイルランド島の北部からなる島国。国王を元首とする立憲君主制を採っている。19世紀には世界中に植民地を持つ世界一の超大国となった。一時ほどではないが、現在も欧州連合(EU)の主要構成国として、国連の常任理事国の一国として、大きな影響力を持っている。

イギリス英語

王族やBBCが使うクイーンズイングリッシュ、ロンドンの労働者階級のコックニーのほか、地域ごとの方言などがある。階級や出身大学によっても、発音や単語が異なる。また、日本人になじみのあるアメリカ英語とは、語彙が多少異なるものがあるので注意したい。

数字で見るイギリス

人口 約6510万人(2015年推計)
日本の半分程度。元来居住している白人が9割を占めている。ジャマイカやインド、パキスタンなど旧植民地からの移民も多い。

面積 約24万400㎢
日本全体の3分の2くらいの大きさ。道路や交通網が発達しており、車か列車移動が中心となる。

GDP 約3兆US$(2015年)
世界を牽引する経済大国であったが、現在は世界で5位、ヨーロッパではドイツに次ぐ。2015年の経済成長率は2.52%

失業率 5.6%
近年失業率の低下傾向が見られるが、依然として、失業率は問題となっている。

茶葉消費量 1人あたり年間約2.7㎏
日本人の2.8倍。18世紀以来、喫茶の習慣が深く根付いている。紅茶に限れば世界トップクラス。

パブの軒数 約5万軒
仕事上がりにパブでビールを1杯ひっかけるのは、イギリス人男性の大事な習慣。小さな村でも必ず2、3軒はあるという。ただ現在は減少中。

イギリスを語るキーワード

●ユニオン・ジャック
イギリスの国旗として知られるユニオン・ジャックは、イングランドとスコットランド、アイルランドを象徴する3つの十字が組み合わさったもの。最も早く連合王国に参加したウェールズの意匠は、含まれていない。

●階級社会
現在は制度上の区別はないが、階級による文化の違いはイギリスの底流をなしている重要な要素。大きく労働者階級、中流階級、上流階級の3つに分かれ、中流階級はさらにアッパー、ミドル、ロウアーに分けられることも。労働者階級は、肉体労働に就きコックニー訛りを話しサッカーを好むというのがよくいわれるイメージ。教育や結婚により上の階級への移行をめざすことも多い。

イギリス周遊のモデルプラン

ロンドンで主要観光物件をひととおり見るならな2〜3日は必要。イングランド郊外やスコットランドにもぜひ足を延ばしたい。カントリーサイドの滞在はイギリスの旅行の醍醐味のひとつ。

ロンドン 3日間

1日目 ロンドン市内観光
バッキンガム宮殿
ウェストミンスター寺院
国会議事堂
タワー・ブリッジ
ロンドン塔

2日目 ショッピング&エンタメ
マーケットめぐり
ショッピング・ストリートめぐり
ミュージカル鑑賞

3日目 ミュージアムめぐり
大英博物館
ナショナル・ギャラリー
ヴィクトリア&アルバート博物館
テート・ブリテン

コッツウォルズ 2日間

4日目
ボートン・オン・ザ・ウォーター
チッピング・カムデン
ブロードウェイ

5日目
バイブリー
カッスル・クーム
レイコック

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湖水地方+スコットランド 2日間

4日目
ウィンダミア
ボウネス
アンブルサイド
グラスミア

5日目
エディンバラ
グラスゴー

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南東イングランド 2日間

4日目
リーズ城&ガーデン
シシングハースト城ガーデン
カンタベリー

5日目
ウィンザー&イートン
キュー・ガーデンズ
ハンプトン・コート宮殿

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