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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

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【上海+α観光】蘇州の街歩きにおすすめのグルメ&ショッピング

湖や川の多い蘇州では旬の魚介を生かした料理が主流。水の豊かな地ではぐくまれた郷土料理を堪能しよう。

蘇州の伝統工芸品は精密で美しい細工が魅力。少々値の張るものもあるが、大切な人へのおみやげにいかが。

昔ながらの商店街で食べ歩き 山塘街 シャンタンジエ/山塘街Shantangjie

唐代を再現したストリートを歩こう
唐代の詩人・白居易が蘇州長官として赴任した際に築いた歴史ある商店街。外城河西北部から虎丘へと抜ける、山唐河沿いに延びる街で現在の建物の多くは、当時の商店街を再現して建てられたもの。

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白居易 バイジュウイー(はくきょい)772~846年
玄宗皇帝と楊貴妃の儚い愛の行方を詠んだ『長恨歌』の作者。杜甫や李白と並ぶ唐代を代表する詩人。高級官僚だったが、派閥の抗争に巻き込まれて地方官に左遷される。このときに知事として派遣されたのが蘇州で、地元では山塘街を築いた人物としてあがめられている。白居易に敬意を表し、山塘街を「白公堤」と呼ぶこともある。

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観光客だけでなく地元蘇州の人にもお買い物ストリートとして利用されている

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路上にはみやげ物店が軒を並べている。ひやかしながら歩くのが楽しい

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回廊のような屋根付きの石橋。街なかでは、川沿いに住む人々たちの利便性を考えた橋や家屋が見つかる

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運河を渡る遊覧船。つねに複数の船が運航しているので、ほかの船とすれ違うこともある

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メインストリートの山塘街に沿って流れる運河。船に乗ることで、自分自身も蘇州の景色に溶け込める

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蘇州風焼餅。昔ながらの屋台料理も楽しめる

運河の街の新しい姿を知る 平江歴史街区 ピンジャンリーシージエチュウ/平江历史街区Pingjianglishijiequ

運河に沿って続く道・平江路を中心とするエリア。清代前後に建てられた家屋が並び、歩道には石畳が敷かれている。2011年頃からは、古民家を改築したゲストハウスやカフェが登場。週末はオープンカフェでおしゃべりする今どきの蘇州っ子たちで賑わっている。

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整備された歴史ストリートが若者の街に進化中。おしゃれなショップやバーも見つかる

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運河には今も小舟が行き来している

平江歴史街区

現地名:
平江历史街区
住所:
平江路
アクセス:
蘇州駅から車で10分

山塘街

現地名:
山塘街
住所:
山塘街
アクセス:
蘇州駅から車で5分
TEL:
0512-6723-6980
営業時間:
各施設、店舗8:00~21:00
定休日:
無休 

名物の川魚料理は必食! グルメ

湖や川の多い蘇州では旬の魚介を生かした料理が主流。水の豊かな地ではぐくまれた郷土料理を堪能しよう。

松鼠桂魚を食べるならこの店 松鶴楼菜館 ソンフーロウツァイグワン/松鹤楼菜馆

創業200年以上の歴史をもつ蘇州料理の有名店。近年、リニューアルして格調高い雰囲気になった。さまざまな地元の名物料理が食べられるが、この店の看板メニューはなんといっても松鼠桂魚198元。甘酢の加減が絶妙だ。

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魚に切り目を入れて、しっかりと揚げてあるので、パリパリと香ばしい

松鶴楼菜館

現地名:
松鹤楼菜馆
住所:
太監弄72号
アクセス:
バス停観前街西から徒歩8分
TEL:
0512-6727-7006
営業時間:
11:00~14:00 17:00~20:30(LO)
定休日:
無休 

点心と川魚料理が自慢 船餐庁 チュワンツァンティン/船餐庁

海産物を使った広東料理がメインのレストラン。ホテル内のレストランだけに、高級感漂う空間とゆったりとした椅子が心地よい。川魚を使った江南料理。自慢の料理をゆっくり楽しみたい。

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観光道中のランチにおすすめだ

船餐庁

現地名:
船餐厅
住所:
幹将東路535号 蘇州凱莱大酒店1F
アクセス:
獅子林から徒歩15分
TEL:
0512-6521-8855
営業時間:
11:30~14:00 17:00~22:00(LO21:30)
定休日:
無休 

運河沿いの特等席でゆったり 茶館

茶どころなので茶館は充実。美しい運河を眺めながらおいしいお茶をいただきたい。

茶葉農家直営のレトロ茶館 老街坊茶楼 ラオジエファンチャーロウ/老街坊茶楼

古い家屋を利用したレトロな茶館。オススメは自家栽培しているという蘇州名産の緑茶・碧螺春。爽やかな香りと味わいが人気だそう。茶葉を知り尽くしたオーナーが淹れる一杯はひと味違う。素朴なお茶請けも美味。

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古民家をそのまま利用した渋い門構え

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朝7時から営業。地元の人たちで賑わう

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手前が蘇州洞庭碧螺春特級 60元、右奥は蘇州茉莉花 25元

老街坊茶楼

現地名:
老街坊茶楼
住所:
金閶石路方基上27号
アクセス:
蘇州駅から車で10分
TEL:
189-3608-8738
営業時間:
7:00~23:00
定休日:
無休 

眺めの良いテラスでひと休み 想思閣 シャンスーグー/想思阁

テラス席から運河沿いのしっとりとした風情が楽しめる茶館。「茶酥小餅(お茶のクッキー)」や「緑茶瓜子(緑茶風味のカボチャの種)」など、蘇州産の緑茶にこだわったお茶請けが人気。おすすめは香り高い安渓鉄観音。

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石橋のたもとに建つ

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夕暮れの風景も素敵。夕食の時間まで過ごしてみたい

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安渓鉄観音・特級濃香型鉄観音 88元(2人分)。香りが楽しめる人気茶

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お茶請けは各30元から。カボチャの種やクッキーにもお茶の風味がついている

相思閣

現地名:
相思阁
住所:
平江路曹胡徐巷90号
アクセス:
蘇州駅から車で10分
TEL:
0512-6777-4150
営業時間:
10:00~22:00
定休日:
無休 

伝統的な手仕事に出会う ショッピング

蘇州の伝統工芸品は精密で美しい細工が魅力。少々値の張るものもあるが、大切な人へのおみやげにいかが。

中国の骨董品&工芸品が勢ぞろい 蘇州文物商店 スウヂョウウェンウーシャンディエン/苏州文物商店

1階ではおもに陶器や茶器などの年代を感じさせる商品、2階では時計や金・銅の置物、ガラス工芸品などのモダンな作品を販売。高価なものも取り扱っている。青銅器などの年代物を求める場合は価格交渉となる。

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店先の2体の獅子像が目印

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陶器や書画、ガラス・金製品、仏像、翡翠などが整然と並んでいる

蘇州文物商店

現地名:
苏州文物商店
住所:
人民路1208号
アクセス:
地下鉄 一号線楽橋駅から徒歩1分/蘇州駅から游4路のバスで10分、観前街西下車、徒歩10分
TEL:
0512-6522-4972
営業時間:
9:30~17:00
定休日:
無休 

中国四大刺繍のひとつを買う 蘇州刺繍研究所商品銷售部 スウヂョウツーシウイエンジウスオシャンピンシャオショウブウ苏州刺绣研究所商品销售部

蘇州でも最高峰の技術を誇る蘇州刺繍研究所に併設の販売所。細密画を思わせる伝統的な細繍と、油絵のような仕上がりになる乱針繍の2タイプの刺繍があり、実際に制作過程を見学してから購入できる。テーブルクロスは320元〜。置物などのインテリアグッズも数多く展示されている。

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極細の刺繍糸でひと刺しひと刺しするごとに美しい模様が描かれていく

蘇州刺繍研究所商品銷售部

現地名:
苏州刺绣研究所商品销售部
住所:
景徳路272号
アクセス:
地下鉄 一号線養育巷駅から徒歩5分/蘇州駅から車で10分
TEL:
0512-6522-2415
営業時間:
8:30~16:45 冬季8:15~16:30
定休日:
無休 
Webサイト:
http://www.topemb.com

太湖産の青石製品を探すならここ 蘇州芸石斎 スウヂョウイーシーヂャイ/苏州艺石斋

蘇州の太湖一帯で産出され、古くから石碑の素材として用いられてきた青石をメインに、玉を細工した置物や茶器、アクセサリーなどを販売する。素材が貴重なために高価なものが多いが、扇子10元や印章20元など比較的手ごろなものもある。

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中国では魔除けとして重用される玉のアクセサリー

蘇州芸石斎

現地名:
苏州艺石斋
住所:
宮巷96号
アクセス:
地下鉄 一号線楽橋駅から徒歩7分/蘇州駅から遊4路のバスで10分、観前街西下車、徒歩10分
TEL:
0512-6522-4877
営業時間:
9:30~21:00
定休日:
無休 

蘇州オリジナルの扇子がずらり 檀香扇廠 タンシャンシャンチャン/檀香扇厂

蘇州の白檀扇子工場で制作された扇子を販売する専門店。価格帯は10元から3万元と幅広く、材質も白檀や象牙、香木、絹張りなど、多種多様。カラフルなものは10元〜、白檀製は1700元程度。

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やさしい色合いの扇子が揃う

檀香扇廠

現地名:
檀香扇厂
住所:
斉門路85号
アクセス:
蘇州駅から遊2路バスで10分、斉門駅下車
TEL:
0512-6753-4874
営業時間:
9:00~17:00
定休日:
無休 

カラフルな少数民族グッズがそろう 納西宝蔵 ナーシーバオザン/纳西宝藏

中国の少数民族・ナシ族の工芸品を扱うショップ。ブレスレットやストールなど、アジアンテイストな小物は普段着にも取り入れられる。値段も手ごろ。

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古い家屋を利用したショップ

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かわいらしい雑貨やアクセサリーが店内にぎっしり

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きらびやかなブレスレットはおみやげにもぴったり

納西宝蔵

現地名:
纳西宝藏
住所:
山塘街102号
アクセス:
蘇州駅から車で5分
TEL:
0512-6583-1772
営業時間:
9:30~22:30
定休日:
無休 

レトロモダンから高層ビルまで多種多様 ホテル

周囲の景観にマッチした、風情あるホテルが多い蘇州。充実した設備はもちろん、きめ細かなサービスも魅力。

ビジネスパーソン御用達のホテル インターコンチネンタル蘇州 スウヂョウジョウジージウディエンINTERCONTINENTAL SUZHOU苏州洲际酒店

開発の進むニュータウン・蘇州園区エリアに位置。周辺には外資系オフィスビル、展示場などがあるため、アジア各国や欧米からの出張者にリピーターが多い。インターネット環境やビジネスセンターのきめ細かいサービスに定評がある。

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開発エリア・金鶏湖のほとりに建つ

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窓からのレイクビューが自慢。夜景もきれい

インターコンチネンタル蘇州

現地名:
苏州洲际酒店
住所:
旺墩路288号
アクセス:
地下鉄一号線時代広場駅から徒歩5分
TEL:
0512-6285-8888
Webサイト:
http://www.ichotelsgroup.com

蘇州有数の高級ホテル パンパシフィック蘇州 スウヂョウウーゴンファンタイピンヤンジウディエンPan Pacific Suzhou苏州吴宫泛太平洋酒店

城壁のイメージを取り入れた、レトロモダンな高級ホテル。古代中国のお城を模した壮麗な造りが特徴。室内はシックな色合いで、落ち着いた雰囲気にまとめられている。プールやテニスコートなどの施設も充実しており、のんびりとしたステイが堪能できる。

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中国らしい六角形のメイン棟がロビーになっている

パンパシフィック蘇州

現地名:
苏州吴宫泛太平洋酒店
住所:
新市路259号
アクセス:
蘇州駅から遊5路のバスで20分、盤門景区下車すぐ
TEL:
0512-6510-3388
Webサイト:
http://www.panpacific.com/suzhou

交通機関も観光も便利な立地 ホテル・ニッコー蘇州 スウジョウリーハンジウディエンHotel Nikko Suzhou苏州日航酒店

蘇州高新区の中心に2015年にオープン。落ち着いたインテリアの客室には、日本式のバスルームが設えられている。ホテルは地下鉄の駅にも隣接しており便利。また、定評あるきめ細やかなサービスと、日本語を話すスタッフも常駐しており安心して滞在できる。

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蘇州市の西部に位置する

観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。

奥付:
この記事の出展元は「まっぷる上海 蘇州」です。掲載されている電話番号、営業時間、料金などのデータは2017年6〜8月の取材・調査によるものです。いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。また、掲載の商品は取材時のもので、現在取り扱っていない可能性があります。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。