%3CatariName%3E_DSC5456.jpg%3C/atariName%3E%3CajstAnlge%3E0%3C/ajstAngle%3E

まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

この記事をシェアしよう!

上海【虹口】には有名作家ゆかりの地がたくさん!

【虹口ってこんな街!街歩きのポイント】

古き良き上海が残るストリートで文学散歩を

上海市街地の北に位置する。魯迅や郭沫若など中国の近代文学史に名を残した作家や、内山完造、金子光晴、尾崎秀実など戦前の上海に居住していた日本人たちゆかりの地が点在している。早朝の魯迅公園では太極拳、ダンス、合唱、中国楽器などを楽しむ地元の人たちが毎日のように集っている。仲間に入ってみるのも楽しい。



【街の充実度】



【アクセス】



魯迅公園まで徒歩3分、周辺には文学者ゆかりの地が点在している。



駅から北に歩くと多倫路文化名人街がある。屋台も出ているので食べ歩きも。

14949
%3CatariName%3E_DSC5405.jpg%3C/atariName%3E%3CajstAnlge%3E0%3C/ajstAngle%3E

虹口エリアを南北に貫く四川北路がメインストリート

%3CatariName%3E_DSC5456.jpg%3C/atariName%3E%3CajstAnlge%3E0%3C/ajstAngle%3E

石畳の歩道沿いに古い建物が並ぶ多倫路は、鉄板の散策スポット

Sightseeing (観光)

魯迅公園

地元の人々が憩うオアシス

1905年に開園した当初は虹口公園といい、魯迅が散策を楽しんだことから、のちに魯迅公園と名付けられた。20万㎡の広さを誇る人々の憩いの場。朝には太極拳やダンスを楽しむ地元の人たちが集う。

84608
%3CatariName%3E_DSC5480.jpg%3C/atariName%3E%3CajstAnlge%3E0%3C/ajstAngle%3E

魯迅が思索にふけったであろう公園は、今では市民の憩いスポット

魯迅公園

現地名:
鲁迅公园
住所:
四川北路2288号
アクセス:
地下鉄三、八号線虹口足球場駅から徒歩3分
TEL:
021-6540-0009
営業時間:
5:00~19:00
定休日:
無休 

魯迅記念館

魯迅の業績を詳しく紹介

魯迅公園内に建つ記念館。魯迅の生原稿や書画、愛用品など20万点余りを所蔵。館内の内山書店では、魯迅に関する書籍を販売している。

85749

ファンにはたまらない貴重な資料や初版本などが所狭しと並べられている

86129

【人物紹介】

魯迅 (ルウシュン)

鲁迅(ろじん)
小説家・思想家
1881~1936年

『阿Q正伝』、『狂人日記』などの著作で知られる。東北大学への留学経験を持つなど日本との縁も深い。数々の小説や論評を発表し、中国左翼作家連盟の中心人物として思想活動に傾倒した。1927年に上海へ移り55歳で亡くなるまでの10年間を多倫路文化名人街周辺で過ごした。左翼活動で国民党に追われたときには、親交のあった内山完造が経営していた書店の2階に一時期かくまわれていたこともあったという。

魯迅記念館

現地名:
鲁迅纪念馆
住所:
甜愛路200号 魯迅公園内
アクセス:
地下鉄三、八号線虹口足球場駅から徒歩10分
TEL:
021-6540-2288
営業時間:
9:00~16:00
定休日:
無休 

内山書店跡

日中の文化人が交流

日中友好に努めた内山完造が、1917年に創業した書店の跡地。上海の知識人たちの交流の場でもあった。2階の内山書店陳列室で写真や資料を展示。

87388

現在は中国工商銀行に

87193

【人物紹介】

内山完造 (うちやまかんぞう)

1885〜1959年

1917年から30年間、上海で内山書店を経営。書店には多くの作家や文化人が集い、日中文化の交流に貢献。魯迅との親交が深かった。

内山書店跡

現地名:
内山书店址
住所:
四川北路2048号
アクセス:
地下鉄三、八号線虹口足球場駅から徒歩10分

魯迅故居

魯迅が最期を迎えた住居

戦時中の共同租界日本人居住区・虹口エリアにあり、魯迅は1927年からここへ移り住み、10年間を過ごした。中には、魯迅が最後に息を引き取ったとされる部屋も残る。団体は要予約。

88456

かつての日本租界エリアに建てられた小さな庭付きのテラスハウス

魯迅故居

現地名:
鲁迅故居
住所:
山陰路132弄9号
アクセス:
地下鉄三、八号線虹口足球場駅から徒歩8分
TEL:
021-5666-2608
営業時間:
9:00~16:00
定休日:
無休 

左聯記念館

左派作家が集った歴史舞台

レンガ造りのモダンな建物。1930年代には左派の活動家が団結し、左派作家連盟の会議を開いた歴史の舞台だ。茅盾や丁玲、巴金などの資料を展示。

89708

モダンなレンガ造りの外観が目印

左聯記念館

現地名:
左联纪念馆
住所:
多倫路201弄2号
アクセス:
地下鉄三号線東宝興路駅から徒歩5分
TEL:
021-5696-0558
営業時間:
9:00~11:30 13:00~16:00
定休日:
月曜 

魯迅墓

木立の中に文豪が眠る

1936年に上海で没した魯迅は、上海の西にある万国公墓に埋葬され、1956年には公園内の現在地に改葬された。墓地に刻まれた「魯迅先生之墓」の文字は毛沢東の筆による。墓地前には籐椅子に座る魯迅の像が立つ。

90649

公園の中ほどに魯迅の銅像が立ち、その奥の木々の向こうに魯迅が眠る

魯迅墓

現地名:
鲁迅墓
住所:
魯迅公園内
アクセス:
地下鉄三、八号線虹口足球場駅から徒歩10分

上海ユダヤ難民記念館

上海のユダヤ難民の暮らしを知る

ロシア系ユダヤ人が建造したユダヤ教会を再建。敷地内の展示館で、当時のユダヤ難民の生活を伝えている。周辺のユダヤ人街も一見の価値あり。

91599

さまざまな資料が展示されている

上海ユダヤ難民記念館

現地名:
上海犹太难民纪念馆
住所:
長陽路62号
アクセス:
地下鉄四号線大連路駅から徒歩10分
TEL:
021-6512-6669
営業時間:
9:00~16:30
定休日:
無休 

多倫路文化名人街

文化財級の洋館が並ぶ歩行街

多くの日本人、作家の魯迅や郭沫若も暮らした通り。レンガ建築が租界時代の面影を残す。骨董品店や陶磁器店、カフェが並ぶ。

92083

1㎞ほどの短い通りだが租界時代を彷彿とさせる建物が並び異国情緒が漂う

92542

骨董品店では租界時代の日本人居留区名残の品々も売られている

92129

通りの入口には石造りの立派な門が建ち、門の奥にはレトロな別世界が広がっている

老電影珈琲館

コーヒー片手にオールドフィルムを

1930年代の3階建て一軒家を改装した珈琲館。オールドフィルムの目録から上映をリクエストできる。映画とコーヒーをこよなく愛したというオーナーの亡き祖母の思いを実現した店。

94056

カフェラテ38元。映画のロケにもよく使われるカフェ

94045

周旋や胡蝶をはじめ、国内外の往年のスターの写真もある

老電影珈琲館

現地名:
老电影咖啡馆
住所:
多倫路123号
アクセス:
地下鉄三号線東宝興路駅から徒歩5分
TEL:
021-5696-4763
営業時間:
10:00~0:00
定休日:
無休 

多倫路文化名人街

現地名:
多伦路文化名人街

観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。

奥付:
この記事の出展元は「まっぷる上海 蘇州」です。掲載されている電話番号、営業時間、料金などのデータは2017年6〜8月の取材・調査によるものです。いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。また、掲載の商品は取材時のもので、現在取り扱っていない可能性があります。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

この記事のタグ