
更新日:2020年4月13日
ドイツ【ローテンブルク】気ままに中世の街さんぽ
この街は気が向くままに歩いてまわり、かわいらしい民家や商店を眺めるのがいちばんの楽しみ方。道がわからなくなっても、いずれ市壁にたどり着くので大丈夫。
城壁は市街中心部から離れてのどかな雰囲気のところも多い
マルクト広場
昔から街の中心を担ってきた広場は、今も観光の起点として機能している。市庁舎や市参事宴会場などに面し、かつて市民が水を汲みに来た噴水が残されている。石畳の道沿いに建ち並ぶ三角屋根の木組みの家も美しい。
広場の一角にある十二角形をしたゲオルクスの泉
右から仕掛け時計のあるピンクの建物が市参事宴会場、茶色の建物が市庁舎、白の建物がもともとの市庁舎
市庁舎
歴史の街の中心となる建物
14世紀のゴシック様式と16世紀のルネサンス様式が融合した造り。戦争で破壊されたが、寄付により復元された。高さ約60mの展望台からは市街が一望できる。展望台は階段のみで狭いので要注意。
マルクト広場に面する部分がゴシック様式、塔がある部分がルネサンス様式の建築。三十年戦争に関する歴史資料の展示室も併設
市参事宴会場
観光の中心となる建物
その名のとおり、かつては市参事たちが酒を楽しむ場所だった。正面壁の仕掛け時計は10:00〜22:00の間、1時間おきに市長の伝説を再現。
上から日時計、帝国都市の紋章、日を示す時計、時間を示す主時計(上)。現在は観光案内所になっている(下)
知って楽しい街物語
街を戦火から救った酒豪市長の一気飲み
17世紀に勃発した三十年戦争でローテンブルクは危機にさらされた。しかし、市庁舎における敵将との交渉のなかで、特大ジョッキのワインを一気飲みすれば攻撃を回避するという条件が出され、ヌッシュ市長が見事にこれを飲み干して街を救った。市参事宴会場の壁にある仕掛け時計では、この伝説が再現されている。
聖ヤコブ教会
有名な傑作を有する教会
完成までに膨大な時間を費やした、ゴシック様式の街の主教会。内部の装飾品はどれも見事で、とくに彫刻家リーメンシュナイダーの祭壇と巨大なステンドグラスは必見。
街で最も大きなプロテスタント教会
美しいステンドグラスと主祭壇
リーメンシュナイダーの『聖血の祭壇』
クレクリンゲンでもリーメンシュナイダーの作品に出会えます
クレクリンゲンのヘルゴット教会では傑作の『聖母マリアの祭壇』を見学できるので、ぜひ立ち寄りたい。【ローテンブルクからバスで20分】
ブルク庭園
タウバー渓谷を一望
城壁の西側にあるブルク門の外に広がる庭園。ホーエンシュタウフェン家が12世紀に城塞を建てた街の発祥となる場所だ。地震で倒壊して以来再建はされず、庭園のみが残された。街やタウバー渓谷の眺望も見事。
初夏のマロニエなど、四季折々の植物が美しく繁る
ドッペル橋/タウバー渓谷
渓谷に架かる古い橋
ブルク庭園の入口から眼下に見える二重の橋。古代ローマの水道の橋に似た二重のアーチ橋は14世紀に架けられた。
フランシスコ教会
別名マリア教会と呼ばれる
1309年建造。街で最古のバシリカ建築のひとつで、リーメンシュナイダーの傑作『フランシスコ祭壇』や美しいステンドグラスを見ることができる。
プレーンライン
中世の街並みを象徴する広場
二股に分かれた坂道の中央に木組みの家が建つ。この街だけでなく街道のなかでも屈指の人気撮影スポット。昔からポストカードや絵の題材としておなじみの場所だ。
周辺には、商売の内容を表示した中世風の鉄製の看板が多く見られる

【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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