ドイツでクラシック音楽に触れる

音楽や芸術鑑賞が日常的に楽しまれているドイツ。言葉の壁を超え、本場でその魅力に浸ってみたい

多くの音楽家を輩出してきた国でレベルの高い演奏を楽しむ
100を超えるオーケストラが存在し、主要都市のコンサートホールでいつも多彩な演目が上演されているドイツでは、幅広い年齢層で音楽鑑賞が生活の一部として浸透している。音楽の本場に来たからには、本物の素晴らしさに触れてみたいもの。敷居が高く感じられるクラシックも、マナーさえ守れば誰でも気軽に楽しむことができる。ハイレベルな演奏を聴くことで、より深く音楽の世界を知ることができるだろう。

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フランクフルトのアルテ・オーパー。現在の建物は戦災により建て直されたものだが、すでに風格が漂う

クラシック鑑賞のための基礎知識

開演シーズン

クラシック、オペラともに7、8月はシーズンオフ。その代わり、この時期には各地で盛んに音楽祭やイベントが開催される。

公演情報を調べる

政府観光局のホームページやチケット予約サイトなどでコンサート情報を入手できる。
●ドイツ政府観光局 www.germany.travel/jp/

日本でチケットを購入する

チケットは、おもな劇場の公式サイトで予約可能。複数の劇場のチケットを扱う日本語の予約サイトもあり、スケジュールの確認や座席指定などが簡単に行なえる。
日本の予約サイトを利用する
チケットの申し込みは日本出発の10日〜2週間前までに。発行に際しては別途手数料が必要。
ワールドプレイガイド World Play Guide
www.world-ticket.jp
CLASSICTIC Classictic
www.classictic.com/jp

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現地でチケットを購入する

現地のプレイガイドやおもな劇場のチケット売場などで前売券が販売されており、座席もその場で選ぶことができる。公演当日に直接会場へ行って席を確保できることもあるが、人気のある演目の場合は早めに購入しておいたほうが確実だ。

ホテルのコンシェルジュに依頼する
手数料はかかるが、宿泊ホテルのコンシェルジュにチケットの手配をしてもらうのが最も簡単。公演スケジュールや料金なども調べてくれる。

座席の種類

座席によって料金が異なり、1階の平戸間、ボックス席、天井桟敷席などがある。値段の高い席ほど、演奏が聞きやすくなっている。

服装

一部の開催を除けば正装の必要はなく、ドレスコードはあまり気にしなくてよいが、男性ならジャケット着用、女性ならワンピースなどが望ましい。

鑑賞時のマナー

撮影、録音、私語などは厳禁。遅れた場合は休憩時間まで中に入れないこともある。

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奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ ドイツ」です。掲載されているデータは、2015年12月〜2016年3月の取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。 最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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