中部ベトナムの古都で歴史に触れる ~世界遺産の町フエでのんびり観光!~
旅先での過ごし方は、実にさまざま!マリンスポーツでアクティブに動いたり、絶景・インスタ映えスポットを訪ねたりといった楽しみは、いくらでもあります。一方で、観光を通して現地の歴史を知るのもさらにそのエリ...
更新日:2020年4月13日
酸っぱいスープと具材の甘みがマッチ カインチュア
タマリンドで味付けした酸味の効いたスープに、雷魚やナマズなどの白身魚が入る定番の家庭料理。爽やかな味わいで、たびたび食べたくなる。
カインチュアQ&A
Q. 何でだしをとっている?
A. タマリンドという果実が酸味のベース。そこに魚やトマト、パイナップルなどを入れてだしをとる。
Q. バリエーションはある?
A. 白身魚が入った「カインチュアカー」のほかエビの入った「カインチュアトム」などがある。
焼いた肉と麺、そしてタレの絶妙な組み合わせ ブンティットヌオン
汁の入っていない米粉の麺(ブン)に焼いた肉と野菜をのせ、甘辛いヌクマムをかけ、混ぜ合わせて食べる。庶民派グルメとして大衆食堂やレストランなどで提供される。
ブンティットヌオンQ&A
Q. 具材は店によって違うの?
A. 基本的には変わらない。肉を漬け込む自家製タレなどによって各店舗の味に違いが生じる。
Q. 南部で流行したのはなぜ?
A. 汁のない冷たい麺であり、肉と混 ぜて食べることでスタミナ食として暑い地方で好まれているそう。
約80種類もの料理がそろうベトナム家庭料理の店。前菜から屋台料理、土鍋の煮込みなど素朴ながら多彩な料理を、レトロな雰囲気のなかで味わうことができる。夜は屋上席もおすすめ。
ナマズのカインチュア (カインチュアカーフー) 7万5000VND
もやしやオクラのほか、シャクシャクとした食感が楽しめるハスイモの茎がたっぷり。淡泊なナマズにピリ辛スープがよく合う。
ナマズ:ふっくらやわらかな身がスープによく合う。雷魚などの白身魚が一般的
スープ:素材から出る甘み、酸味、うまみを生かし、スープの味付けはヌクマムなどシンプルに
野菜:スープの中にはトマト、上にはノコギリコリアンダーと揚げエシャロットがのり香り豊か
フルーツ:パイナップルの爽やかな酸味が味に深みを演出している
タレ:ヌクマムに刻み唐辛子を入れたタレで、好みの塩気に調整するのもあり
マンゴーと太刀魚のカインチュア 7万5000VND
大きめにカットしたマンゴーの歯ごたえとふんわりやわらかな太刀魚が対照的。フルーツのほのかな甘みで食べやすい。
ドンコイ通りに建つ古いアパートからグエンフエ通りに抜ける路地にある、知る人ぞ知る店。北部出身の女性が店を始めて約60年、営業は昼どきのみだが多くの客が足繁く通う。
炭火焼き肉と揚げ春巻のせ混ぜ麺(ブンティットヌオン) 3万5000VND
米粉麺の上に焼き肉と野菜、揚げ春巻がのったローカル麺。肉やピーナッツの香ばしい香りと自家製春巻、甘めタレが一体となる。
肉:自家製タレに漬け込んだあと、炭火焼きにした豚肩肉は食欲をそそる香り
揚げ春巻:北部の皮で包んだ揚げ春巻はカリッとした軽い食感がやみつきに。タロイモやカニ入り
野菜:レタス以外に大根とにんじんのなますがのるが、この店はほのかに甘い軽めの味付けが特徴
タレ:ヌクマムベースの甘めのタレと唐辛子をお好みで。上にのるピーナッツとねぎ油も名脇役
ブン:米粉でできた細麺は、やわらかなそうめんにも似たクセのない味。豪快に混ぜて食べよう
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