DSC01842

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2024年3月13日

この記事をシェアしよう!

韓国のコンセントで日本の電化製品を使う方法を解説!変換プラグと変圧器を忘れずに

韓国旅行で心配なのはスマホやカメラなどの充電。韓国では日本のプラグをコンセントに差して使うことができるのでしょうか。

実はそのままでは使うことができません。

コンセントの形状と、供給される電力の電圧が日本と違うためです。そこで必要になるのが「変換プラグ」と「変圧器」。

韓国旅行の時にはこの2つを必ず事前に用意しておく必要があります。

この記事では、日本と韓国のコンセントの違い、日本の電化製品を韓国で使う方法を解説します。

韓国のコンセントの形状は?


日本のコンセントといったら、2本の縦長の線のような穴があいているものがイメージできると思います。これは「Aタイプ」と呼ばれる形式で、主に日本やアメリカで使われています。

一方、韓国のコンセントは、壁が丸く窪んでいて、その中に円形の穴が2つ空いている形をしています。韓国のプラグは日本とは異なる「Cタイプ」と「SEタイプ」の2種類。

「Cタイプ」と「SEタイプ」は個々で見ると一見違いはなさそうですが並べてみるとそれぞれ少し違いがあります。

韓国のコンセント:Cタイプ


Cタイプのプラグはピンが約4mmで、SEタイプに比べて若干細いのが特徴。差し込んだ時に少しぐらつく場合があります。韓国のほかにも、主にベトナムやタイ、ヨーロッパ諸国で使われているコンセントの形状です。

韓国のコンセント:SEタイプ


SEタイプのプラグはピンが約4.8mmと、Cタイプに比べて若干太めなのが特徴。太さがあるのでコンセントの穴にしっかりとフィットして抜けにくく、安定感があります。韓国の他にドイツやフランスでも使われているコンセントの形状です。

韓国で日本の電化製品を使うには変換プラグが必要

場所によっては日本と同じ「Aタイプ」のコンセントを設置している施設もありますが、主流は「Cタイプ」と「SEタイプ」です。

そのため、韓国で日本の電化製品を使うには、変換プラグを用意する必要があります。おすすめの変換プラグは、様々な国のコンセント形式に対応したマルチ変換プラグ。他の国にも渡航予定がある場合には絶対におすすめしたい便利アイテムです。

こちらの商品がおすすめ

画像:Amazon

【一台七役SEタイプ変換プラグ】4個のAC差込口、2個のUSB-Aポートと1個のUSB-Cポートを搭載したSEタイプ変換プラグです。

【変換プラグの詳しい解説を読む】
>>変換プラグは韓国旅行の必需品!日本の電化製品を韓国で充電・利用する方法

電化製品の電圧と消費電力も確認!変圧器も必要


コンセントの形状を合わせたらOK!ではなく、もう1点、確認するポイントがあります。それは、使いたい電化製品の電圧と消費電力。その数値に合わせて変圧器を用意する必要があります。

わかるようでわかりにくい、電圧、消費電力、変圧器について、それぞれ詳しく説明していきます。

電圧


韓国と日本ではコンセントから流れる電気の電圧が異なっており、そのまま使用すると故障や火災の原因となってしまいます。韓国は220V、日本は100V。日本の電化製品の多くが、100Vで動くように作られているため、220Vの電圧には耐えきれないのです。

事前に電化製品本体や取扱説明書を確認して、電圧と消費電力を確認する必要があります。「input」や「入力」の欄に「100〜240V」など100V以上の数字が書かれていた場合や、「全世界対応タイプ」などの記載があった場合は変換プラグだけで使うことが可能。一方、100Vと書かれている場合は変圧器が必要です。

消費電力


自分が使いたい電化製品の消費電力よりも、変圧器の容量は大きい必要があります。電圧と同じように、使いたい機器の消費電力(W)を取扱説明書などで確認しておきましょう。

一般的な家電製品の消費電力は、ノートパソコンが50W~120W、ヘアアイロンが150W~240W、デジタル一眼レフカメラの充電は6Wほどだと言われています。

余裕をもって消費電力が大きめの変圧器を買うことで、複数の電化製品を同時にコンセントに差して利用することも可能。同時に使いたい電化製品の消費電力を合計して、その総量よりも数値が大きい変圧器を用意しましょう。

変圧器


変圧器を使うことで、コンセントから供給される電気の電圧を調整することができます。変圧器には電圧を上げる「昇圧変圧器(アップトランス)」の製品と、電圧を下げる「降圧変圧器(ダウントランス)」の製品、その両方ができる製品の3種類が存在します。

日本の電化製品を海外で使う場合は、「降圧変圧器(ダウントランス)」の製品か「両対応」の製品が必要になります。

変圧器の平均的な価格は3000円〜5000円ほど。容量によって値段が異なります。ネットショップや家電量販店で購入可能です。

こちらの商品がおすすめ

画像:Amazon

【経済産業省承認済み】の海外旅行用変圧器です。海外コンセントの240v・230v・220vから100vにダウントランスして日本仕様の電圧に変換できます。

韓国のコンセントを自由に使える無料充電スポット5選


ここからは実際に街中のどこで自由に充電をすることができるのか、韓国の主要な無料充電スポットをご紹介します。

韓国旅行へ行く前に、事前にチャージスポットの情報を知っておくことで、安心して旅行を楽しむことができますよ。

韓国の無料充電スポット1.空港

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

大きな空港ではロビーや待合室に複数のコンセントが設置されており、チャージスポットとして無料で使えるようになっています。

外国人観光客に向けて、AタイプのコンセントやUSBポートも設置されているため、変換プラグを忘れてしまった場合にも、ひとまずここで充電ができます。

韓国の無料充電スポット2.カフェ


韓国都市部のカフェではコンセントが解放されていることが多く、コーヒーを飲みながら充電をすることができます。

フリーWi-Fiを解放しているお店も多く、通信容量を気にせずに時間をつぶせるので、現地の人にも観光客にも重宝されています。

韓国の無料充電スポット3.ホテル


もちろんホテルの部屋にあるコンセントも自由に使うことができます。

日本人向けの新しいホテルだと、フロントで変換プラグや変圧器の貸し出しサービスや販売を行っているところも多いです。ただ、個数に限りがあって借りられない場合もありますので、変換プラグや変圧器を持参すると確実です。

韓国の無料充電スポット4.韓国高速鉄道の車内


韓国の新幹線「韓国高速鉄道」(通称:KTX)の車内でも、座席にあるコンセントを利用して充電することができます。コンセント穴1つとUSBポート2つが設置されており、外国人観光客も気軽に使いやすい仕様になっています。

車両によっては全席に設置されておらず、少し離れた場所のコンセントを使う必要もあります。

韓国の無料充電スポット5.観光施設


体験センターや観光案内所など、観光客が多く訪れる施設では、自由に使えるコンセントが設置されていることがあります。また、そういった施設では充電器の貸し出しサービスやフリーWi-Fiの提供がされている場合も多いです。

韓国で日本の電化製品を使う場合は変換プラグと変圧器が必須!


変換プラグと変圧器の使い方は至ってシンプル。

まずは使いたい電化製品を変圧器に接続。次に変圧器から伸びているコンセントに、CタイプかSEタイプの変換プラグを装着。そして壁のコンセントに接続。これで完了です。

使い方は非常に簡単なので、とりあえず変換プラグと変圧器を用意してしまえば、韓国旅行でコンセントに困るということはありません!

せっかくの韓国旅行、事前にしっかりと準備をして楽しんでくださいね。

韓国旅行を楽しむならこちらの記事もチェック

>>韓国の1年間の気温を解説!韓国旅行に最適な服装を知ろう

>>これを読めば安心!韓国のタクシー攻略完全ガイド

>>韓国の治安は?注意したい被害や危険なエリアの最新情報をチェック

>>日本円から韓国ウォンへの両替を解説!韓国旅行で知っておきたい賢いお金の使い方

>>韓国のトイレ事情を解説!日本とは違う韓国のトイレについて旅行前にチェック

まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。

皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

この記事のタグ