ロンドン観光で行きたい!人気スポット15選
© rabbit75_fot - Fotolia

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2020年4月13日

この記事をシェアしよう!

ロンドン観光で行きたい!人気スポット15選

歴史ある英語圏ということ、そして世界大都市の1つであることからロンドンへは観光地としても変わらず人気があります。英国はEUに加盟しているため、多くの移民が住んでいる国です。ロンドンではニューヨークよりも多国籍文化、多言語が混じり合い、インターナショナルではないでしょうか。特に英人の殆どは郊外に住宅を構える為、本当のイギリスらしさを味わうのであればロンドン郊外に1泊して、足を運ぶのも良いでしょう。今回はロンドン市内の鉄板オススメ観光スポットを15個紹介して行きます。



大英博物館

大英博物館(ブリティッシュミュージアム)は特別展示会を除き無料にて観覧できるスポットです。ロンドンの地下鉄、セントラルラインのホルボーン駅とトッテンナムコートロード駅のちょうど真ん中辺りにあります。約800点の美術品、書籍などが収蔵されています。特にオススメは古代エジプト、ギリシア、ローマ時代の彫刻などの美術品でミイラ、ロゼッタストーン、ギリシアのパルテノン神殿の彫刻は押さえどころです。

4733702161_3101170d14_z

The Lion of Knidos, by Tilemahos Efthimiadis, CC BY-SA

これらは英国が各植民地より略奪してきた品の数々、個人からの寄贈によるものとなります。その他にもアジア、アフリカ、オセアニアエリアの美術品も取り揃えられています。これだけ幅広い美術品を見られるところは少ないかもしれません。お好きな方であれば、丸1日かけても見る価値があります。

8561464130_0e92c6154f_z

by superba_, CC BY

The British Museum, by tataquax, CC BY-SA

バッキンガム宮殿

女王の邸宅となります。部屋数が775の宮殿です。ロンドンに訪れたのであれば、誰しも足を運んでみたいのがこのバッキンガム宮殿でしょう。もちろんこの宮殿外観も見ものですが、衛兵交代式(チェンジング・ザ・ガード)を観ようとそのタイミングを待つ人々でいつも賑わっています。衛兵交替は4月から7月末までは毎日、その他の期間は隔日、午前11時半に行われています。これは英国陸軍によって決定される為、余儀なく変更されることもありますし、天候によって中止されることがあります。

14752804365_10700d3bb2_z

by Rennett Stowe, CC BY

このバッキンガム宮殿ですが夏の間、一般公開されています。毎年その期間は事前に発表されるので内見したい方は調べておくと良いでしょう。宮殿の目の前にセント・ジェームズパークがあります。東の方へ公園を通り抜けるとトラファルガー広場へ辿りつけます。

2162584296_4891729e1f_z

by RuudV, CC BY-ND

by 2benny, CC BY

タワー ブリッジ

ロンドンの東側(イースト・エンド)、テムズ川に架かる跳開式の橋となり、ロンドン塔のすぐ目の前にあります。大きな貨物客船や旅客船が通る度にこの橋は人々や車の通行を止め、橋を開きます。ロンドン塔と合うようにゴシック様式の高さ40mの2つのタワーがあります。そのタワー上部がウォークウェイと呼ばれる歩道部分になっています。

2327793664_a1a4da2809_z

Tower Bridge, by piX1966, CC BY-ND

ここは、船が通り橋が開く時の為に歩行者様に作られています。しかしながら、上層階迄上り、橋を渡り、また地上まで降りなければならない為、結局のところ船が通過し橋が閉じるのを待つロンドン居住者が殆どです。観光でお時間があれば、是非ウォークウェイを歩いてみるのも良いでしょう。

4407503866_deef62a7f8_z

Tower Bridge blues, by Lars Plougmann, CC BY-SA

ロンドンでは低層の建物が多い為、ウォークウェイから見る景色も、なかなか楽しめるものになるのではないでしょうか。運がよければ、大型の船が通過し橋が上がるのを見ることができるかもしれません。そして、すぐ近くにあるロンドン塔へ行くことをオススメします。

Tower Bridge, by Dave Straven, CC BY-ND

ビッグ ベン (エリザベス タワー)

国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)の付属となっている時計台がビック ベンと呼ばれています。数多くの映画のワンシーンで見られるこの時計台はロンドンのシンボルとも言えるでしょう。時計台の高さは96.3mのゴシック復興様式となっていますが、1859年に完成となりました。実はこのビックベンは大きな鐘の名称から来ているのです。

そして、ビック ベンとして親しみのある名前ですが2012年イギリスの女王エリザベス2世の即位60周年を記念し、ビック ベンからエリザベス タワーという名称に変わっています。日中も素敵ですが、夜のビック ベンの方がゴージャスですので是非訪れて見て下さい。

by Stephan Rinke, edumorph.com, CC BY-SA

ナショナル ギャラリー

トラファルガー広場にあるナショナル ギャラリーは2300点以上の美術品が貯蔵されていて、特別展示以外は無料にて入場できるギャラリーになっております。ルネッサンス期のイタリア絵画、ラファエロやダヴィンチ、ミケランジェロの作品をはじめ、セザンヌ、ゴッホ、モネなどの作品の西洋絵画を中心に展示しています。

National Gallery, Foursquare.com

常設展は無料となっています。驚くことにこれらのコレクションは王室や貴族のものではないとのこと。1824年に小さなギャラリーからスタートして以来、時を越え各歴代館長がここまでに拡大して行ったとのことです。

National Gallery, Foursquare.com

Public Domain

ウェストミンスター寺院

国会議事堂から徒歩5分以内で行けるウェストミンスター寺院は2011年のロイヤルウエディングで話題になった式場として親しみがあるかもしれませんが教会となります。王室の即位式などもこの王室行事もウェストミンスター寺院で行われることがあります。

5987362818_153ed117cd_z

Westminster Abbey, by EDrost88, CC BY

1987年にユネスコ世界遺産にも登録されている寺院で歴代の国王、女王、政治家、学者のチャールズ・ダーウィン、作曲家ヘンデルなどが多数埋葬されているそうです。中世ゴシック様式で内装、外装共にかなりディテールに富んでいます。一見、質素に感じるかもしれませんが、美しい建物となっています。

5335383310_e8f4e6e691_z

Westminster Abbey, by HerryLawford, CC BY

Westminster Abbey, by Alex Guibord, CC BY-ND

ロンドン アイ

このロンドン アイはテムズ川沿いにある観覧車となります。1999年にミレニアム記念として建設されました。直径135mという割と大きな観覧車となっており、建設時〜2008年迄は世界一の大きさでしたが2015年現在は世界第二位となりました。観光客にも大人気なスポットになるので、毎日観覧車へ乗るための列がつくられています。

3773859842_379ea06ba2_z

London Eye pod, by Nelo Hotsuma, CC BY

優先搭乗できるファスト・トラックも販売しているので事前に調べておきましょう。また、ロンドンは雲が多く薄暗いので、日中よりも晴れ間の夜のナイトビューがオススメです。ロンドンではなかなか高層階から眺める景色がないため、ロンドン アイから綺麗な景色を眺めることができるでしょう。

12249459054_ca56b106d0_z

London Eye pod, by Nelo Hotsuma, CC BY

by VoxLive, CC BY

ロンドン塔

世界遺産に登録されている中世の城塞がこのロンドン塔になります。1066年にウィリアム1世通称征服王の命令によりロンドンを敵から守るために建設されました。この城塞は、王宮のみならず、監獄や処刑場、動物園は兵舎、倉庫などとして利用されていました。

Tower of London, Foursquare.com

それらの歴史が内見にてよく分かります。1番の見どころは、530カラットの世界最大のダイヤモンド「偉大なアフリカの星」ではないでしょうか。南アフリカのカリナン鉱山で発見されたものですが、現在イギリス王室が所有しておりこちらのロンドン塔で見ることが出来ます。現、南アフリカ共和国北部のトランスヴァール共和国へ売却され、その後英国王、エドワード7世の誕生日の贈り物として1907年に贈呈されました。

このカリナンのダイアモンドに複数ありI-IXと呼ばれており、それぞれ英国王室または王族個人が所有しているものとなります。このカリナンIである「偉大なアフリカの星」ロンドン塔で見ることが可能です。

Tower of London, by longplay, CC BY

トラファルガー広場

ナショナルギャラリーの目の前の広場がトラファルガー広場です。これは、1805年英国対フランスのナポレオン戦争最大の海戦がスペインのトラファルガー岬で行われた為、この戦いをトラファルガーの海戦と呼びます。そこで英国が勝利したことから、それを記念に造られたのがトラファルガー広場であります。現在の形になったのは1845年であります。アメリカ独立戦争、ナポレオン戦争で英国海軍提督ホレーショ・ネルソンの業績を記念するネルソン記念柱が建てられています。

Trafalgar Square, by christianreimer, CC BY-SA

セント ポール大聖堂

604年にローマより派遣された司教により建てられたのが、サンポール大聖堂の始まりです。ロンドンの金融街シティにある教会サンポール大聖堂はローマン建築のドーム型の屋根が特徴です。

15973184143_782b23d66a_z

by JackPeasePhotography, CC BY

チャーチル元首相、サッチャー元首相など英国の偉大な人々の国葬を初め1981年にはダイアナ元妃とチャールズ王太子の結婚式もこのサンポール大聖堂で行われました。内観も勿論見学することが可能です。サンポールへ行った際には、通りを渡り南にミレニアム・ブリッジがあります。そこを渡ると近現代アートのテートモダン美術館に行くことが可能です。

St Paul's Cathedral, by garryknight, CC BY

ヴィクトリア & アルバート博物館

サウス・ケンジントンが最寄り駅のヴィクトリア&アルバート博物館は現代美術、工芸、デザインなどを中心に400万点をコレクションしています。1851年ロンドン万国博覧会の収益や展示品を元に、翌年産業博物館として建てられたのがこの博物館です。

120631381_2af024dd6d_z

by gailf548, CC BY

期間限定の展示会は毎回人気を呼んでおりファッションを中心とした展示会がよく開催されています。ヴィクトリア&アルバート博物館は実はお土産コーナーが大変賑わっています。やはりデザイン性、ファッション性を重視したオリジナル製品やテーマに基づきセレクトされた小物も販売しています。

2805684121_c0d2e341bb_z

Victoria and Albert Museum, by dbaron, CC BY-SA

Victoria and Albert Museum - Inner Courtyard, by mikecogh, CC BY-SA

コヴェント ガーデン

コヴェント ガーデンはロンドンらしいこじんまりとしたお店やシアターなどの娯楽施設、飲食店が立ち並ぶところになります。ロイヤルオペラハウスや交通博物館もあり、いつも多くの人で賑わうエリアです。またこのエリアは数多くの大道芸人が立ち代わり入れ替わり芸を披露しているエリアでもあります。大英博物館からも徒歩15分程度で行ける距離なので地下鉄に乗らなくてもロンドンの街並みを楽しみながら辿り着けます。ぶらぶらと目的がなく自由に街を散策するのはどうでしょうか。

Covent Garden Christmas Decorations, by garryknight, CC BY

ハイド パーク

ロンドン中心にある広大な敷地のハイドパークです。ハイド パーク西にはケンジントン・ガーデンが隣接しています。多国籍の観光客で賑わうロンドンのショッピングストリート、オックスフォード・ストリートから南へ行くとハイド パークに入れます。そこからずっと敷地内を更に南へ歩くと有名なハロッズがあるケンジントンまで辿り着けます。

13809070615_4031302f72_z

Walk through Hyde Park, by p_a_h, CC BY

ハイドパーク敷地内のサーペンタイン湖のそばにはダイアナ妃の記念噴水があります。この公園は、コンサートやイベントが行われる場所でもあります。ロンドン市内には他にも美しい庭園がある公園が沢山ありますが、ハイド パークはどちらかと言うと真っさらな敷地の巨大公園です。

232900179_0b1e8f8964_z

by Loz Flowers, CC BY-SA

Hyde Park, by p_a_h, CC BY

国会議事堂 (ウェストミンスター宮殿)

ビック ベンと隣接しているのがウェストミンスター宮殿、所謂国会議事堂です。この建物も世界遺産に登録されています。現在見られるウエストミンスター宮殿は、不幸にも火災によってダメージを受け、19世紀にゴシック様式で再建したものになる。

4759687217_c75976f4ea_z

IMG_5293, by avail, CC BY-ND

英国議会では上院(貴族院)と下院(庶民院)の二院制となってそこで可決された法案を英国王が承認するというしくみになっています。国会が閉会している間、見学をすることも出来るので興味があれば事前に調べた上、足を運んでみましょう。

by Peter Glyn, CC BY

ピカデリー サーカス エロス像

沢山のお店が並ぶ買い物天国、リージェント・ストリートを南に歩いていくと、ピカデリー・サーカスにたどり着きます。大きいネオンサインが複数ある交差点に広場があり、そこに人だかりが常に出来ているのがブロンズのエロス像となります。慈善家・博愛主義の政治家の第7代シャフツベリー伯の記念噴水と天使の像があります。ギリシア神話のエロスのように見える事からエロス像と呼ばれるようになりました。ショッピングのついでに立ち寄るくらいで充分でしょう。

by Gordon Chirgwin, CC BY-ND
筆者:まっぷるトラベルガイド編集部

まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。

皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!