パリから15分！天然温泉リゾート「アンギャン・レ・バン」

そもそもフランスの温泉って？

まず、「温泉」と聞いて日本人が思い浮かべるのは、温かいお風呂のことだと思います。欧州では必ずしもお風呂に入るイメージはなく、美容や健康を思い浮かべる人が多いでしょう。水が美味しければ飲み物にさえ使われるのです。その代表がエビアンやペリエなど、日本にも多く輸入されているミネラルウォーターです。

Enghien-les-Bains, Foursquare.com

また、お風呂として利用するにしても、喘息やリウマチなどの病気の治療というイメージが強いです。最近ではスパ・ブームに乗って、エステやマッサージなど美容や癒しとしても人気になってきています。ここ、アンギャン・レ・バンも、鉱泉療法センターとスパが目玉の風光明媚なリゾート地として、健康志向のパリジャンに長く親しまれてきました。

Enghien-les-Bains, Foursquare.com

その歴史の始まりは1766年、硫黄を含んだ湧き水が発見され、1820年に温泉療法センターが設立されました。その後ルイ18世がこの温泉の水で皮膚病を治したというニュースが広まり、パリの上流階級がこぞって集まる高級リゾート地となったのです。今でも19世紀建設のお洒落な別荘が湖を囲んで並んでいます。

カジノも楽しめる

この町のもう一つの目玉は、何といってもカジノでしょう。昔はリゾート地でしか営業許可が下りなかったカジノ。そのためフランス人の頭の中では「カジノ＝リゾート地」というイメージがつきものです。

Casino Barrière d’Enghien-les-Bains, Foursquare.com

昼間は温泉をはじめ、ビーチやスキー、エステで美容と健康に励み、夜はお洒落に磨きをかけてカジノで楽しく遊ぶ、というのが大人のリゾート地の過ごし方なのです。

Casino Barrière d’Enghien-les-Bains, Foursquare.com

アクセス方法

パリ市内からアンギャン・レ・バンへは、パリ北駅（Gare du Nord）からヴァルモンドワズ（Valmondois）またはポントワズ（Pontoise）方面の電車で約15分と、簡単にアクセスすることができます。日帰りでも十分に楽しめますが、温泉でゆっくり過ごしたい方やカジノに行きたい方には宿泊がお勧めです。

最後に、日帰りで楽しめるスパ・センターとお勧めのホテルを紹介します。

【お勧めスパ・センター】Spark Soins Sport & Spa

Spark – Soins, Sports et Spa, Foursquare.com

「Onsen」という名前のついた、ジェット水流のマッサージやジャグジーが楽しめる温エリアが自慢です。ちなみに全エリア水着着用ですので、水着をお忘れなく。

Spark – Soins, Sports et Spa, Foursquare.com

その他、2つの室内スイミングプール、プールに隣接したリラックス・エリア、日焼けのできるソラリウム、サウナ、モロッコ式スチームバス・ハマムがご利用できます。これらスパ施設の利用料金は1日60ユーロ、エステとの併用は32ユーロです。

Spark – Soins, Sports et Spa, Foursquare.com

【お勧めホテル】Lucien Barrière hôtels & casinos

Grand Hôtel Barrière, Foursquare.com

中東風のテイストが入った現代的な内装のホテルです。湖沿いに建ち、客室からは湖と庭園の眺めが楽しめます。ホテル内にカジノがあります。また、上述のスパ・センターSpark Soins Sport & Spaのサウナ、スチームバス、フィットネスセンター、ウォーターセンター、ホットタブ、スイミングプールが利用できます。

Grand Hôtel Barrière, Foursquare.com

その他、敷地内にはゴルフ場が併設され、色々な用途で幅広く楽しめる総合リゾートホテルといえます。

Grand Hôtel Barrière, Foursquare.com