【パリ】ヴィンテージショップ&古着屋めぐり!
今回紹介したいのは、観光名所を回る旅行とはまた一味違うパリめぐり。パリにはたくさんのヴィンテージショップが存在します。人と同じなんてつまらないと、オリジナルであることを重要視するパリジャンたちの多くは...
更新日:2020年4月13日
フランスでは日常生活に市場(マルシェ)が深く浸透し、パリだけで80ものマルシェが存在します。どの地区・町にもマルシェが立つので、日用品はスーパーで買い、野菜、肉、魚、チーズはマルシェのお気に入りの店で買うというのが一般的です。これは日本をはじめイギリスやアメリカでは中々ない、フランスならではの「文化」と言えます。
マルシェ自体も文化ですが、マルシェで売られている商品やその売り方・買い方も、また文化と言えます。マルシェに並んだ食品を眺めたりやお客さんとの会話を聞くだけでフランスの文化がひしひしと伝わってくるものです。
例えばチーズのお店。ところ狭しと並んだチーズは、その地方の名産をはじめ、フランス国内あらゆる地方のブランドを揃え、売り子はそれぞれのチーズの産地、熟成具合、食べ時、その他ウンチクを説明してくれ、チーズ一かけらにどれだけの情熱が込められているかが分かることでしょう。また、野菜売り場には定番の人参やナスの他、日本では見たこともないような珍しい野菜も並びます。例えば春だと極太の白アスパラガスやタンポポの葉。マルシェに並んだ野菜で季節を実感することができるのです。
長くマルシェに通い、特定のお店のお得意様になると、色々とうれしい特典があるものです。特別なおまけや値引きであったり、その日のお勧め食材の紹介だったり、味見のためエビ1匹だけ買うというワガママが通ったり、秘密の調理法の伝授であったり…。通えば通うほど、コミュニケーションを取れば取るほど、良いことが起こります。そういえばフランス人自体、初対面ではわりと不愛想でガードが固いと感じるものの、何度も会って話すうちに驚くほど親身になってくれることが多いと思います。
また、マルシェに通えない観光客でも気持ち良く楽しめる方法があります。それは「挨拶」です。こちらから元気よく「ボンジュール、ムッシュー(またはマダム)」と話しかけると、それだけで相手から気持ち良い対応が返ってくることでしょう。時には片言の英語や日本語で丁寧に歓迎してくれると思います。言葉が分からなくても、マルシェの活気はひしひしと伝わってくるものです。
by James Byrum, CC BY-ND
さて、以下、パリでも特色のあるお勧めマルシェをご紹介します。あまり大規模なマルシェは人ごみで疲れたり、スリに狙われることもあるため、落ち着いて楽しめる安全なマルシェを厳選しました。
モンパルナス界隈~7区のラスパイユ大通りにあるマルシェ。何と言っても全て有機栽培「BIO」の商品が特徴です。高品質の食材が買える他、チーズやパンなど、その場で食べられるものも多いため、観光客も十分に楽しめます。日本へのお土産には自然の香りが高い蜂蜜などはいかがでしょうか。
流行の発信地マレ地区にある、パリで最も古い市場。通常の食材もありますが、この市場の目玉は各国料理が楽しめるフードスタンド。ワイン、ピザ、中東料理、インド料理、そして和食など、お惣菜のお持ち帰りやイートインができます。屋根がついているので雨の日でも安心です!
by Guirec Lefort, CC BY-ND
by austinevan, CC BY
by ironypoisoning, CC BY-SA
パリ南部にある、アンティーク食器、絵画、手芸品、骨董品などを扱う専門マルシェ。北部にあるクリニャンクール蚤の市より規模が小さいものの、実は世界各国からバイヤーが訪れる質の高いマルシェなのです。ガラクタにしか見えないようなものから貴族の装飾品まで、あらゆる物が並んでいて、まるで宝探しのようなワクワクとした気分になります。
Paris 2014, by lin padgham, CC BY
by istolethetv, CC BY
by Very Quiet, CC BY-SA
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