島原
島原のおすすめの観光スポット
ガイドブック編集部が厳選した島原のおすすめの観光・旅行スポットをご紹介します。安土・桃山様式の壮麗な名城「島原城」、水のせせらぎを聞きながら歴史散策「武家屋敷」、天草四郎ゆかりの郷土料理「元祖 具雑煮 姫松屋本店」など情報満載。
島原の魅力・見どころ
美しい水の流れに色とりどりの鯉が泳ぐ城下町
島原半島の東岸にある島原は、江戸時代は島原藩の城下町として栄えた地。雲仙普賢岳の伏流水が、今もあちらこちらに湧出していて、水の都と呼ばれる。白壁と石畳が続く街並みのなか、水路に鯉が泳ぐ風景は島原の象徴でもある。たびたび普賢岳の噴火の被害を受け、平成2(1990)年から発生した噴火でも大きな被害を受けた。この時にできた平成新山が現在の長崎県の最高峰になっている。「原城跡」は、キリスト教弾圧に抵抗した天草四郎の率いる一揆軍が立てこもった、島原の乱の最後の舞台。本丸跡に十字架と天草四郎の墓碑や像がある。
- スポット:86 件
- 記事:6 件
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島原のおすすめスポット
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島原城
安土・桃山様式の壮麗な名城
島原城は、飾り破風をもたない独特な天守閣と、築城当初から残る屏風折れの高石垣が特徴的な城。館内は国内有数のキリシタン関連史料をメインにした資料館で見ごたえ十分。展望所からは眉山や有明海、島原市街が一望できる。
島原城
- 住所
- 長崎県島原市城内1丁目1183-1
- 交通
- 島原鉄道島原駅から徒歩10分
- 料金
- 入館料(天守閣・観光復興記念館・西望記念館共通券)=大人700円、小・中・高校生350円/
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:00(閉館17:30)
元祖 具雑煮 姫松屋本店
天草四郎ゆかりの郷土料理
カツオだしに丸餅、白菜、ゴボウなど13種の具が入った島原名物の「具雑煮」が食べられる。具雑煮は、島原の乱で島原城に籠城した天草四郎が兵糧としてつくらせたことがはじまりといわれる。
元祖 具雑煮 姫松屋本店
- 住所
- 長崎県島原市城内1丁目1208-3
- 交通
- 島原鉄道島原駅から徒歩10分
- 料金
- 具雑煮=1078円(単品、1人前)・1320円~(定食)/和牛定食=1760円/鍋焼うどん定食=880円/
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~18:30(閉店19:00)
しまばら水屋敷
湧水が湧く庭園を前にひと息つく
万町商店街にある喫茶。明治初期の豪商の屋敷を民芸喫茶として再生した建物で、アーケードの中でひときわ目を引く。庭を望む和室では、湧水を使ったかんざらしや抹茶で一服することができる。
しまばら水屋敷
- 住所
- 長崎県島原市万町513-1
- 交通
- 島原鉄道島原駅から徒歩8分
- 料金
- かんざらしセット=880円/かんざらし=440円/抹茶=550円/コーヒー=550円/
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~16:00(閉店16:30)
鯉の泳ぐまち
水の都、島原を物語る通り
中堀町商店街(アーケード)から2本東側に入った新町通りは「鯉の泳ぐまち」と呼ばれる観光名所。地域住民によって美しく保たれた水路に色鮮やかな錦鯉が悠々と泳ぐ。水の都、島原ならではの美しい景観が楽しめる。
大三東駅
真っ青な海を背景に黄色いハンカチが映える
「日本一海に近い駅」の一つで、飲料水CMのロケ地として話題の島原鉄道の駅。屋根も柵もない海側のホームからは有明海が目の前に広がる。無人駅だが自販機による黄色いハンカチの販売をしていて、ホームでは願い事やメッセージが書かれたハンカチが潮風にはためく。
天下の味処 ほうじゅう
店の中に小川が流れる郷土料理店
店内に山水のせせらぎをイメージした水路を通していて、いかにも「水の都」の風情。有明海でとれた活魚をはじめ島原名物の具雑煮やガンバ寿司定食など島原らしい料理が味わえる。冷たい具ソーメンはカツオ、昆布、シイタケ、タマネギなどでだしをとっている。
天下の味処 ほうじゅう
- 住所
- 長崎県島原市新町2丁目243
- 交通
- 島原鉄道島原駅から徒歩15分
- 料金
- 具ソーメン=450円/具雑煮=700円/ガンバ寿司定食=1400円/サバ寿司=1100円/フグコース=4000円/
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~23:30(閉店24:00)
銀水
復活した「かんざらし」が名物の店
大正期に創業したものの、平成9年ころに閉店した「かんざらし」が名物の店が平成28年夏に復活。かんざらしは白玉粉を小さく丸めた団子で、湧水で冷やして特製の蜜にひたして食べる。仕込む白玉は多いときには一日に2000個ほど。甘味処でもあり、夫婦クリームぜんざいやそうめん、ねぎ焼きなどの軽食もある。
銀水
- 住所
- 長崎県島原市白土桃山2丁目1093
- 交通
- 島原鉄道島原船津駅から徒歩10分
- 料金
- かんざらし=350円/夫婦クリームぜんざい=450円/
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~17:00(閉店)
湧水庭園「四明荘」
清らかな水に心癒される休憩スポット
明治後期に建てられた木造の建物を休憩所として開放。一日に3000トンの湧水が湧く池には錦鯉が泳ぐ。四方の眺望にすぐれていることから「四明荘」と呼ばれる。
六兵衛
あっさり味のだしで食べるイモ麺
六兵衛は200年以上前の島原飢饉の際に、非常食として考案された麺。皮ごと製粉したサツマイモの粉が原料で、蒸すと黒い色になる。ポロポロとやさしい口あたりの素朴な味で、カツオと昆布のだしで食べる。
六兵衛
- 住所
- 長崎県島原市萩原1丁目5916
- 交通
- 島原鉄道島原駅から徒歩10分
- 料金
- 六兵衛=500円/まんじゅう=100円/
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:30~22:30(閉店23:00)
茶房&ギャラリー速魚川
水の都の風情とともに湧水仕込みの島原の味を
島原城の東側、城下町の名残を残す森岳商店街。わざわざ訪ねたいカフェは、築140年ほどの町家を活用した猪原金物店の奥にある。湧水を引く小さな池庭を中心にL字型に設けた客席は、一面が壁を配したテラス風のテーブル席、もう一面は囲炉裏の間。耳を澄ますと、湧き出る湧水の音がここちよい。名物の寒ざらし、島原そうめんなど水郷島原ならではの味が楽しめる。店の奥にはカスタムナイフや陶芸作品が並ぶギャラリーがある。
茶房&ギャラリー速魚川
- 住所
- 長崎県島原市上の町912
- 交通
- 島原鉄道島原駅から徒歩3分
- 料金
- 寒ざらし=450円/島原そうめん=680円/島原ミルクセーキ=500円(プラス100円で白玉かあずき餡をトッピングできる)/湧水仕立ての珈琲=580円/普賢岳の天然水=無料/クジラナイフ=2980円/
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~17:30(閉店18:00)
菓舗 しまだ
食べたいときにホカホカの普賢岳噴火まんじゅうを
看板商品の普賢岳噴火まんじゅうは、ふっくらとした皮で餡を包んだ酒饅頭。箱に付いているひもを引っ張ると蒸気が出て、アツアツの状態で食べることができる。ふぐの形をした島原がんば最中とともに人気が高い。
菓舗 しまだ
- 住所
- 長崎県島原市萩原1丁目1012-7
- 交通
- 島原鉄道島原駅から徒歩10分
- 料金
- 普賢岳噴火まんじゅう=940円(12個入)/がんば最中=97円(1個)、1080円(10個入)、1274円(12個入)/
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~19:00(閉店)、日曜は~16:00(閉店)
Koiカフェ ゆうすい館
めざせ、かんざらし名人
鯉の泳ぐまちの一角にある古民家喫茶で、週末はかんざらしの手作り体験もできる。体験は30分から40分ほどで、2人以上5人まで参加可能。1日2組までで、3日前までの予約制。
Koiカフェ ゆうすい館
- 住所
- 長崎県島原市新町2丁目122
- 交通
- 島原鉄道島原駅から徒歩10分
- 料金
- かんざらし体験=1000円・1200円(関連グッズ付プラン)/
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:30(喫茶の営業は要確認)
さかきばら郷土史料館
島原の歴史がわかる史料館
島原の歴史や民俗を紹介する私設史料館。館内は郷土史、民具、明かりの歴史、戦争、教育のコーナーに分かれ、それぞれのテーマにあった史料を展示している。
さかきばら郷土史料館
- 住所
- 長崎県島原市城西中の丁2034
- 交通
- 島原鉄道島原駅から徒歩8分
- 料金
- 大人300円、小・中・高校生50円、幼児無料
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:30~16:30(閉館17:00)
ホテル南風楼
有明海が一望できる露天風呂つき大浴場が魅力
島原温泉と郷土料理や季節の会席料理が楽しめる老舗の宿。美しい有明海が一望できる露天風呂つきの大浴場は、とりわけ日の出のころの眺めが格別。心に残る光景が展開する。
ホテル南風楼
- 住所
- 長崎県島原市弁天町2丁目7331-1
- 交通
- 島原鉄道霊丘公園体育館駅から徒歩5分
- 料金
- 1泊2食付=10800~81000円/外来入浴(7:00~23:00、貸切風呂は要確認、11:00~12:00は清掃の場合あり、不定休、貸切風呂は要予約)=1000円(貸切内風呂は50分1080円+1名1000円、貸切露天風呂は50分5400円)/外来入浴食事付(11:00~15:00、不定休、食事処利用、要予約)=3700円~/
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- イン15:00、アウト10:00
雲仙みかどホテル
豪華なバイキングと銘木の宿
食事は、国産牛、カニ、すし、刺身など高級食材を使った料理が並ぶバイキング。源泉を掛け流しにする空中露天風呂は、天草まで一望する絶景を誇る。銘木を使った客室もある。
雲仙みかどホテル
- 住所
- 長崎県南島原市深江町甲5292-2
- 交通
- 島原鉄道島原駅から島鉄バス雲仙方面行きで27分、雲仙みかどホテル本館前下車すぐ
- 料金
- 1泊2食付=12744円~/外来入浴(11:00~14:00、要予約)=540円/ (トップシーズンの料金は要問合せ)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- イン15:30、アウト10:00
原城跡
聖戦に命をかけた少年がいた
天草四郎率いる一揆軍が立てこもり、幕府軍と壮絶な戦いを繰り広げた「島原の乱」最後の舞台。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として、平成30(2018)年に世界文化遺産に登録された。
道の駅 ひまわり
雲仙普賢岳の噴火で被災した家屋を展示保存
郷土料理の食事処、島原半島の特産品が並ぶ売店などがある。学習施設の「土石流被災家屋保存公園」では、土砂に埋もれたままの11棟の家屋を保存、展示。
道の駅 ひまわり
- 住所
- 長崎県南島原市深江町丁6077
- 交通
- 長崎自動車道諫早ICから国道34号・57号、県道128号、国道57号・251号を島原市街方面へ車で47km
- 料金
- 施設により異なる
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:00
麺商須川 面喰い
「そうめん鉢」を食べ歩こう
全国有数の生産量を誇るそうめんの産地、南島原市。ここでは、特産の島原手延べそうめんを使ったご当地グルメ「そうめん鉢」を味わおう。そうめん以外の食材も、基本的には島原半島産を盛り込んだもので、器は島原キリシタン文化の象徴とされる花クルスを描いた波佐見焼。市内およそ20店の飲食店がアイデアを絞って、それぞれ独創的なメニューで楽しませてくれる。
麺商須川 面喰い
- 住所
- 長崎県南島原市西有家町里坊93-1
- 交通
- 島原鉄道島原駅から島鉄バス加津佐海水浴場前行きまたは須川港行きで50分、南島原市役所前下車すぐ
- 料金
- ぶっかけ海かけ昆布そうめん=520円/いかすみ素麺のめんたい炒め=670円/二色ざるそうめん=520円/みそ五郎そうめん=550円/地獄煮そうめん=500円/南島原ちゃんぽん=550円/
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~17:00(閉店17:30)
青い理髪舘 工房モモ
大正時代の床屋を利用した喫茶
島原城のすぐ近くに建つレトロな洋館風の建物で、明るい空色の外観がひときわ目を引く。館内には大正時代の床屋の鏡や椅子をそのまま利用していて趣がある。1階が喫茶店、2階はギャラリーになっている。
青い理髪舘 工房モモ
- 住所
- 長崎県島原市上の町888-2
- 交通
- 島原鉄道島原駅から徒歩7分
- 料金
- 平日限定玄米プレート=1080円/ケーキセット=750円~/かんざらしセット=700円/ミルクセーキ(5~10月のみ)=580円/
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:30~17:30(閉店18:00)、月曜、祝日は~16:30(閉店17:00)


