長崎【老舗のカステラ】王道みやげはコレ!
ポルトガル伝来のカステラは、長崎みやげの王道。長崎には多くのカステラ屋があるが、まずは伝統と技を継承してきた老舗のカステラを味わいたい。...
江戸末期に松平7万石の城下町として栄えた島原は、水のせせらぎを聞きながら歴史散策が楽しめる。町の水路に泳ぐ錦鯉、歴史を今に伝える島原城など見どころはたくさん!
モデルコースで歩く島原城周辺や、商店やアーケード街がある万町と新町一帯には、水路や水呑場が点在しているため、時間に余裕をもってのんびり散策したい。
島原鉄道 島原駅
↓ 徒歩10分
1.島原城
↓ 徒歩10分
2.武家屋敷
↓ 徒歩8分
3.元祖 具雑煮 姫松屋本店
↓ 徒歩7分
4.しまばら水屋敷
↓ 徒歩5分
5.鯉の泳ぐまち
↓ 徒歩すぐ
6.湧水庭園「四明荘」
↓ 徒歩10分
島原鉄道 島原駅
安土・桃山様式の壮麗な名城
江戸初期に松倉重政が安土桃山様式の築城技術の粋を集め、7年の歳月を費やして築いた。明治維新の際に解体され、現在の天守閣は昭和39(1964)年に当時の姿を忠実に復元したもの。館内はキリシタン関連の資料を集めた資料館。城内に郷土出身者の彫刻家北村西望の作品を展示する「西望記念館」、雲仙普賢岳噴火災害を映像と各種資料で紹介する「観光復興記念館」がある。
ゆるやかな曲線を描く石垣の上に、5層造りの天守閣がそびえる島原城
島原城をガイドする島原城七万石武将隊。島原城では衣裳の無料貸出サービスも実施している
ウメ
2月中旬から下旬にかけて咲く
サクラ
3月下旬から4月上旬が見ごろ
ツツジ
ゴールデンウィーク前後に開花
ハスの花
夏の暑い盛りに咲き誇る
紅葉
周囲の木々が色づく秋
水のせせらぎを聞きながら歴史散策
城下町の面影が色濃く残る武家屋敷。山本邸、篠塚邸、鳥田邸は一般公開されていて、自由に見学することができる。往時の武士の暮らしぶりがうかがえる。
武家屋敷を挟んで中央に水路が流れる
武家屋敷通りの一角にある売店では、湧水で冷やした郷土甘味のかんざらしやラムネを販売。
天草四郎ゆかりの郷土料理
かつおだしに丸餅、白菜、ごぼうなど13種の具が入った島原名物の「具雑煮」が食べられる。具雑煮は、島原の乱で島原城に籠城した天草四郎が兵糧としてつくらせたことがはじまりといわれる。
島原城のすぐそばにある
具雑煮の単品は一人前980円。定食は1200円から
湧水が湧く庭園を前にひと息つく
万町商店街にある喫茶。明治初期の豪商の屋敷を民芸喫茶として再生した建物で、アーケードの中でひときわ目を引く。庭を望む縁側では、湧水を使ったかんざらしや抹茶で一服することができる。
敷地内には一日4000トンの水が湧く
寒ざらし、抹茶、湧水がセットになった「かんざらしセット」は648円
水の都、島原を物語る通り
中堀町商店街(アーケード)から2本東側に入った新町通りは「鯉の泳ぐまち」と呼ばれる観光名所。地域住民によって美しく保たれた水路に色鮮やかな錦鯉が悠々と泳ぐ。水の都、島原ならではの美しい景観が楽しめる。
道路脇の水路に放流された錦鯉が泳ぐ
通りにある売店でエサを買って鯉にあげよう
清らかな水に心癒される休憩スポット
明治後期に建てられた木造の建物を休憩所として無料で開放。一日に約3000トンの湧水が湧く池には錦鯉が泳ぐ。四方の眺望にすぐれていることから「四明荘」と呼ばれる。
座敷から庭園を眺める
平成20年に国の登録記念物になった
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