静岡のツツジ・サツキ
一斉に咲きそろう目にもあざやかな花
園芸品種が多く、公園や庭園に栽植されるほか、山で自生するツツジ。サツキはツツジの一種で、旧暦の皐月に咲くことからサツキと命名された。ミヤマツツジが群生する勝間田公園、中堀の石垣沿いを彩るツツジが見事な駿府城公園などで楽しめる。
野守の池(ノモリノイケ)
水面を覗きこむように枝を垂れる桜
県下有数の桜の名所、川根町。周囲約1.2kmの野守の池周辺にはシダレザクラが約60本、カンヒザクラが約200本、カワヅザクラが約100本植えられている。4月中旬頃までが花の最盛期で、周囲が桜色に染まる。その後は、ツツジを見ることもできる。
勝間田公園(カツマタコウエン)
目にも鮮やかなミヤマツツジの群棲地
群棲地として、県の天然記念物に指定されているミヤマツツジは、約1万本。花の見頃となるのは、4月中旬から下旬にかけてだ。
駿府城公園(スンプジョウコウエン)
昔から変わらぬ城下町の中心
徳川家康公が築城し、余生を送った駿府城の跡地を整備した公園。二重の堀と美しい石垣に囲まれた園内には、巽櫓・坤櫓の2つの櫓があり、それぞれ内部の見学ができる(有料)。広い芝生広場や花壇、遊具のある広場、日本庭園の付いた茶室などもある。また、家康公が植えたとされるミカンの木を見ることができる。
蓮華寺池公園(レンゲジイケコウエン)
「花と水と笑顔」がテーマの総合公園
藤枝市のほぼ中央にあり、休日にはランナーやファミリーでにぎわう。「花と水と鳥と笑顔」がテーマで、公園の中央にある池には水鳥が多く見られ、ボート遊びができる。年間を通して花を楽しめるが、なかでも桜や藤(4月中旬~5月上旬)、蓮(7~9月)の名所として知られる。