静岡のフジ
紫や白の房状の花が藤棚を美しく彩る
垂れ下がる花穂が美しいフジの花期は4月~6月。花色は薄紫、薄紅紫、白、桃などがある。日本固有種は、花房が長く蔓が右巻きのノダフジと、花房が短く蔓が左巻きのヤマフジに分けられる。牧之原市の名物「東光寺の長藤」は、磐田市・行興寺にある国の天然記念物「熊野(ゆや)の長藤」の一枝を育てたもの。その藤棚は20m四方に及び、ため息の出るような美しさだ。
東光寺の長藤(トウコウジノナガフジ)
樹齢約100年の藤の樹は20m四方におよび、花姿は豪華
樹齢約100年になる藤の樹は20m四方におよび、つける花房は1mにも達し、花姿は溜息がでるほど豪華。4月下旬~5月上旬の見ごろには、観光客でにぎわう。
蓮華寺池公園(レンゲジイケコウエン)
「花と水と笑顔」がテーマの総合公園
藤枝市のほぼ中央にあり、休日にはランナーやファミリーでにぎわう。「花と水と鳥と笑顔」がテーマで、公園の中央にある池には水鳥が多く見られ、ボート遊びができる。年間を通して花を楽しめるが、なかでも桜や藤(4月中旬~5月上旬)、蓮(7~9月)の名所として知られる。