東京下町の洋食
今となっては懐かしさを感じるハイカラな洋食
明治時代の文明開化とともに入ってきた欧米の食文化が、日本人の口に合うようにアレンジされ根付いた西洋料理のこと。代表的なものにカレーライスやシチュー、コロッケ、オムライスなどがある。

ぽん多本家(ポンタホンケ)
王道洋食が味わえる創業110余年の老舗
宮内庁のコックとして明治天皇の食事を担当していた初代が、明治38(1905)年に開店。創業当時から引き継がれてきた「カツレツ」やフライなど、伝統の味を存分に堪能しよう。

黒船亭(クロフネテイ)
手間をかけて作るデミグラスソースが評判
創業は明治35(1902)年。日本人の口に合うようアレンジされた洋食メニューは、世代を問わず支持されている。特に1週間以上かけて作るデミグラスソーを使った、コク深い「ハヤシライス」がおすすめ。

蜂の子(ハチノコ)
創業以来変わらぬ味と値段のオムライスとレバー野菜は人気
家庭的な雰囲気の一軒家の洋風レストラン。人気のオムライスは創業以来の据置価格。月替わりのオードブルやバターとワインで作るスパゲッティ(白スパ)も人気。

蜂の子
- 住所
- 東京都中央区築地1丁目5-8オープンレジデンシア銀座est 1階
- 交通
- 地下鉄築地駅から徒歩3分
- 料金
- オムライス=550円/レバー野菜=600円/白スパ=500円/(ディナータイムのみサービス料8%)
小春軒(コハルケン)
和洋折衷のかつ丼を召し上がれ
明治45(1912)年創業の洋食の店で、おすすめは洋風のかつ丼。一口かつの上に目玉焼きと、割り下とソースで煮込んだサイの目状の野菜がのり、和洋折衷の味わいが楽しめる。
小春軒
- 住所
- 東京都中央区日本橋人形町1丁目7-9
- 交通
- 地下鉄人形町駅からすぐ
- 料金
- かつ丼=1300円/特製盛り合わせライス=1400円/海老フライ=1400円/メンチカツ=800円/カジキバタ焼き=850円/
たいめいけん(タイメイケン)
昔ながらのごちそうオムライス
昭和6(1931)年創業の洋食店。名物のオムライスは産地指定の新鮮な素材を使用。バターの利いたハムライスをふわふわの卵で包み、酸味のあるケチャップソースでいただく。

たいめいけん
- 住所
- 東京都中央区日本橋室町1丁目8-6
- 交通
- 地下鉄三越前駅からすぐ
- 料金
- オムライス=1700円(1階)・2200円(2階)/タンポポオムライス=1950円(1階)・2800円(2階)/ハヤシライス=2000円(1階)・2700円(2階)/ハンバーグステーキ=2600円(1階)/カレーライス=800円(1階)/
銀座 スイス 本店(ギンザスイスホンテン)
元祖カツカレーで知られる老舗洋食屋
カツカレー発祥の店として知られる昭和22(1947)年創業の洋食屋。ハンバーグやハヤシライスなど洋食の定番メニューのほか、オリジナルメニューも多数揃う。

銀之塔(ギンノトウ)
料理はたったの2種類だけ、ファン絶賛の土鍋シチュー
昭和30(1955)年創業の老舗。平成18(2006)年、裏手に別館を構えた。名物のシチューは、じっくり煮込まれた絶品と評判だ。和の調度に囲まれた空間で食す、煮物などの和風惣菜も美味。

銀之塔
- 住所
- 東京都中央区銀座4丁目13-6
- 交通
- 地下鉄東銀座駅からすぐ
- 料金
- シチュー=2600円(ビーフ・野菜・ミックス)・3600円(タン)/グラタン=1900円/ミニセット(シチュー・グラタン)=3800円/
煉瓦亭(レンガテイ)
洋食メニューの元祖が味わえるレストラン
明治28(1895)年創業の洋食の老舗。120年以上の歴史がある「元祖ポークカツレツ」を筆頭に、「元祖ハヤシライス」など、“元祖メニュー”がいくつもある。
レストラン大宮 浅草本店(レストランオオミヤアサクサホンテン)
浅草っ子に愛される正統派の洋食
ヨーロッパなどで修業を積み、帰国後は南仏出身のシェフとともに経験を重ねた大宮シェフ。フレンチベースの洋食は、昼はハヤシライスやハンバーグなど、夜は本格コースで味わえる。

ヨシカミ(ヨシカミ)
やわらかいお肉がゴロゴロ入ったビーフシチュー
昭和26(1951)年創業の、地元の人に愛されるアットホームな店。ハヤシライスやオムライスなど、豊富な看板メニューのなかでもビーフシチューが人気。

ヨシカミ
- 住所
- 東京都台東区浅草1丁目41-4
- 交通
- つくばエクスプレス浅草駅からすぐ
- 料金
- ハヤシライス=1350円/ビーフシチュー=2600円/オムライス=1350円/ポークソテー=1550円/たっぷりランチ(日替わり)=1900円/カニサラダ=2000円/スパゲティーナポリタン=1200円/
レストラン香味屋(レストランカミヤ)
肉のうまさが光る極上メンチカツ
大正14(1925)年創業。良い材料を使い、手間ひまかけて調理することにこだわる。メンチカツは5対5の合挽肉を使用し、きめの細かい衣とジューシーな肉汁のうまさが際立つ。

レストラン香味屋
- 住所
- 東京都台東区根岸3丁目18-18
- 交通
- 地下鉄入谷駅から徒歩5分
- 料金
- ビーフシチュー=3500円/メンチカツ=2000円/ハンバーグ=2000円/ハヤシライス=2300円/
レストラン Ryu(レストランリュウ)
地元で愛され続ける洋食屋
長年、手作りの味にこだわりアットホームな雰囲気の洋食店。ハンバーグ・ロールキャベツ他、週替わりのメニューもおすすめだ。

レストラン Ryu
- 住所
- 東京都文京区千駄木3丁目37-17
- 交通
- 地下鉄千駄木駅からすぐ
- 料金
- 自家製ケーキ=480円/ロールキャベツ(単品)=1280円/鶏モモ肉のステーキ(単品)=1150円/和風ハンバーグ(単品)=1250円/カツカレー(メンチもしくはポーク)=1380円/
筆や(フデヤ)
ビーフシチューが人気の洋食屋
元筆職人だった店主が夫婦で切り盛りする。特製ビーフシチューなどの煮込み料理が評判だ。香味野菜と一緒に2日間かけてじっくり煮込んだ肉は、味がよくしみ込み味わい深い。

筆や
- 住所
- 東京都台東区谷中7丁目4-1
- 交通
- JR山手線日暮里駅から徒歩7分
- 料金
- 特製ビーフシチュー(パン付き)=2200円/ビーフシチュー=1850円/タンシチュー=2100円/カレー=960円/筆や巻=650円(3本)/
資生堂パーラー 銀座本店レストラン(シセイドウパーラーギンザホンテンレストラン)
優雅に広がるダイニング、銀座モダンのシンボル
昭和3(1928)年創業の銀座を代表するレストラン。ビーフカレーライスやチキンライスなと、歴代シェフが受け継ぐ洋食メニューから、産地にこだわった食材による本格的な西洋料理まで楽しめる。

資生堂パーラー 銀座本店レストラン
- 住所
- 東京都中央区銀座8丁目8-3東京銀座資生堂ビル 4~5階
- 交通
- JR山手線新橋駅から徒歩5分
- 料金
- 銀座モダンランチ(平日16:00まで限定)=4100円~/ディナーコース=6500円・9000円/ミートクロケット トマトソース=2470円/オムライス=2470円/ビーフカレーライス=2880円/(サービス料別10%)
厳選洋食さくらい(ゲンセンヨウショクサクライ)
味の追求を怠らない絶品オムライス
厳選された素材を使いリーズナブルな料理を提供することがポリシー。看板メニューのオムライスは、桜島地鶏や千葉産の薬草卵などを使用。ソースは2種類から選べる。

厳選洋食さくらい
- 住所
- 東京都文京区湯島3丁目40-77~8階
- 交通
- 地下鉄上野広小路駅からすぐ
- 料金
- メンチカツ=1980円/オムライス=1540円/カニクリームコロッケ=2255円/黒豚の生姜焼き=1650円/ハンバーグ=1650円/
レストラン 七條(レストランシチジョウ)
夜のビストロ料理もおすすめ
神保町で長く愛された洋食店が神田に移転。手ごろな値段でボリューム満点の洋食と夜は本格フレンチがいただける。独自の処理でプリプリ食感のエビフライが看板メニュー。

レストラン 七條
- 住所
- 東京都千代田区内神田1丁目15-7AUSPICE内神田 1階
- 交通
- 地下鉄小川町駅から徒歩4分
- 料金
- ミックスフライ(ランチ)=1340円/エビフライタルタルソース=1300円/七條コース=5184円/鴨のコンフィ=2376円/
御茶ノ水 小川軒(オチャノミズオガワケン)
シンプルで奥深い味が人気の洋食の老舗
100年以上の伝統を誇る老舗。自慢のデミグラスソースは、じっくりと煮込みつつていねいにアクを取り除いて、シンプルで深みのある味に。格はあるが敷居は高くない名店だ。

御茶ノ水 小川軒
- 住所
- 東京都文京区湯島1丁目9-3ユーメリアビル B1~1階
- 交通
- JR中央線御茶ノ水駅から徒歩4分
- 料金
- デミグラスソース・ハンバーグステーキ(ランチコース)=1836円/ビーフシチュー=3456円/ディナーコース=7020円~/
グリル 佐久良(グリルサクラ)
ていねいに作る昔ながらの洋食
定番料理に徹底したこだわりを持ち、時間をかけてじっくり調理することがモットー。味のベースとなる、コクがありとろけるようなデミグラスソースは、創業当時からつぎ足して作ったものを使用している。

グリル 佐久良
- 住所
- 東京都台東区浅草3丁目32-4
- 交通
- 地下鉄浅草駅から徒歩12分
- 料金
- ビーフシチュー=2400円/カニクリームコロッケ=1800円/海老フライ=1900円/ハンバーグ=1550円/ハヤシライス=1700円/
レストラン せんごく 春日本店(レストランセンゴクカスガホンテン)
とろとろオムライスが好評のステーキとハンバーグの洋食屋さん
昭和46(1971)年に開店。ステーキをカットする際に出た余り肉のみで作られた名物ステーキハンバーグや、奥久慈卵を3個使用したとろとろオムライスが定番。

レストラン せんごく 春日本店
- 住所
- 東京都文京区本郷4丁目25-8猪尾ビル 2階
- 交通
- 地下鉄春日駅からすぐ
- 料金
- ランチ限定シチューオムライス=980円/せんごくステーキ(単品)=2980円(250g)/トロトロプリン=300円/創業の味・名物ステーキハンバーグ=1180円/
レストラン YAMAGATA(レストランヤマガタ)
時代を感じる豊かな味と風格ある店構えを持つ銀座の老舗
3代目が作る洋食とフランス料理が味わえる。牛スジのゼラチンを混ぜた肉汁たっぷりのメンチカツや、じっくり煮込んだビーフシチューなど、どれもひと手間かけたものばかり。

レストラン YAMAGATA
- 住所
- 東京都中央区銀座8丁目5-1プラザG8 2階
- 交通
- JR山手線新橋駅から徒歩3分
- 料金
- メンチカツ(ライス、サラダ付)=1000円/ビーフシチュー=2080円/エビクリームコロッケ=1580円/
グリルグランド(グリルグランド)
伝統を守りながら進化を続ける老舗
昭和16(1941)年創業の洋食の老舗。看板メニューは、開店以来愛され続けているハヤシライス。2週間かけて煮込まれるデミグラスソースがまろやかで極上の味わい。

グリルグランド
- 住所
- 東京都台東区浅草3丁目24-6
- 交通
- 地下鉄浅草駅から徒歩10分
- 料金
- オムハヤシ=2000円/ハヤシライス=2200円/カニクリームコロッケ=1700円/煮込みハンバーグ=1800円/オムライス=1100円/
DE METER(デーメテール)
「スペシャルマンゴーカレーライス」が一番人気の千疋屋の洋食店
フルーツショップの老舗。千疋屋総本店の洋食を楽しめる。マンゴーチャツネを贅沢に使った濃厚な味わいのカレー「スペシャルマンゴーカレーライス」は一番人気。

DE METER
- 住所
- 東京都中央区日本橋室町2丁目1-2日本橋三井タワー 2階
- 交通
- 地下鉄三越前駅からすぐ
- 料金
- スペシャルマンゴーカレーライス=1404円/洋食プレート=3024円/
上野精養軒 本店 レストラン(洋食)(ウエノセイヨウケンホンテンレストランヨウショク)
西洋料理の草分け店の味を気軽に
明治5(1872)年創業の西洋料理店が運営するレストラン。伝統のドミグラスソースを使った「ハヤシライス」など、代々受け継がれる味を心ゆくまで楽しみたい。

洋食屋 銀座グリルカーディナル(ヨウショクヤギンザグリルカーディナル)
自慢のデミグラスソースで作る洋食
毎日仕込むデミグラスソースを使った洋食が評判。人気メニューを組み合わせたランチ限定メニューは必食。

洋食屋 銀座グリルカーディナル
- 住所
- 東京都墨田区押上1丁目1-2東京スカイツリータウン イーストヤード 7階
- 交通
- 東武スカイツリーラインとうきょうスカイツリー駅からすぐ
- 料金
- グリルカーディナルプレートハンバーグ・オムライス・エビフライ三種盛り=2268円/岩手高原産の卵使用 ふわとろオムライス デミグラスソース=1490円/洋食屋さんのハンバーグステーキ デミグラスソース=1609円/
モンブラン 吾妻橋店(モンブランアヅマバシテン)
国産牛100%のジューシーなハンバーグ
国産牛を使った鉄板焼きハンバーグの人気店。ハンバーグのソースはフランス風、オランダ風、和風など6種類から選べる。
