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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

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シンガポールへ行くなら知っておきたい衛生、習慣、マナー

水道水は飲用できるが安心を考えミネラルウォーター。シンガポールには多民族社会で生まれた独自の決めごとがある。

水 DRINKING WATER

水道水 WATER SUPPLY

アジア圏としては珍しく、水道水の質は良く、飲用してもまったく問題ない。胃腸が弱い人や旅先なので用心したい人は、ミネラルウォーターを購入して飲むといい。

ミネラルウォーター MINERAL WATER

日本のスーパーやコンビ二で多種多様のミネラルウォーターが販売されているように、シンガポールでも欧米の有名ブランドから安価なローカルブランドまで各種揃っている。暑い国なので、1本は常備しておきたい。さまざまなサイズのボトルがスーパーマーケットやコンビニなどで購入できる。価格は500㎖のものがS$1.50程度。

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トイレ TOILETS

利用上の注意点 ATTENTION TO USE

便器は、郊外などには日本の和式トイレに似たしゃがむタイプのマレー式もあるが、一般には洋式が普及している。街の中心部ではホテルやショッピングセンターのトイレが清潔なので利用したい。とくにホテルのトイレなら清掃も行き届いている。ホーカーセンターなどでは、共用の公衆トイレを使うことになるが、清潔度は必ずしも良好とはいえない。

トイレが利用できる場所 LOCATION OF TOILET

公衆トイレの数は少ないので、ホテルやショッピングセンターなどにいるときに利用しておこう。MRTのトイレも使いやすい。公衆トイレのなかには有料のところもある。有料だから清潔というわけでもないが、料金(20S¢程度)を徴収する人がいる。公衆トイレで使用後に水を流さないと罰金。しゃがむタイプのトイレは、和式とは逆向きにしゃがまないと流れにくいので注意したい。

注意したいこと RESTRICTIONS

多民族の国民に加え、ビジネス、観光などで長期、短期に訪れる各国の人。さらに、それぞれの宗教がからみ合うシンガポールでは、秩序を保つためにさまざまな法律・規則がある。

罰金 FINE

多民族国家のシンガポールではさまざまな宗教や民族が混沌とし、道徳も習慣も異なるため、法律で規制することで治安や秩序が維持されている。微細にいたるまで法律で決められ、違反者には罰金や刑罰が科せられる。違反を見とがめられれば旅行者でも、容赦なく罰金が科せられる。

喫煙 SMOKING

基本的に建物内部は禁煙で、レストランの屋外席も禁煙または分煙。ホーカーやカフェのように屋外や半屋外で営業する飲食店の場合、法律どおりの喫煙コーナーを店側で設けている場合はそこでの喫煙は可能。バーやパブなどの酒を飲む場所も例外ではなく、喫煙コーナーがあれば吸える。ホテルも喫煙フロアの客室内以外は禁煙。屋外でも喫煙コーナーのサインか上部が灰皿になっているゴミ箱のまわり以外は確認してから吸うこと。

モスクや寺院の見学 VISITING MOSQUES & TEMPLES

モスクや寺院などの宗教施設は祈祷の場所を観光客にも開放しているだけなので、見学の際は禁止事項に留意したい。注意書きが必ず掲示されているので順守し、大声で話すなど妨げになるような行為は禁物だ。肌を露出した服装も避けたい。

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マナー MANNERS

ドレスコード DRESS CODE

英国の植民地時代に英国人によって持ち込まれた文化のひとつが社交界。社交界がつくったさまざまな規制のなかにドレスコードが挙げられる。高級ホテル、高級レストラン、カジノ、ゴルフ場のクラブハウスなどを利用するときには配慮し、スマートカジュアル程度の服装を心がけたい。スマートカジュアルの基準は、男性なら襟付シャツに長ズボン、靴、女性はワンピースやトップスにスカートかスラックス。Tシャツ、ジーンズ、スニーカーなどは避ける。

イスラム教のタブー MUSLIM TABOO

相手がイスラム教徒とわかるときは気をつけよう。ただし、信教の判別は難しいので、礼儀正しく常識ある振る舞いを心がけたい。

■左手は使わない
左手は不浄とされている。食事の際や物を受け取るときなどに、左手を使ってはいけない。

■頭に手を置いてはいけない
頭は神が宿るところとされており、手をのせることは禁物。

チップ TIPPING

シンガポールのホテルやレストランでは10%のサービス料を請求していることが多く、しかもシンガポールの人々はチップを生活費としてあてにしているわけではないので、原則としてチップは不要。チップはあくまでこちらの気持ちの問題なので、「親切にしていただきありがとう」などの深い感謝の気持ちを表したいときは渡してもよい。以下はあくまで目安だ。

【ホテル】
・ルームメイド S$2
・ポーター   S$1(荷物1個につき)

【タクシー】
大きい荷物があった場合 S$1(荷物1個につき)

観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。

奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ シンガポール」です。掲載している情報は、2015年4月〜8月にかけての取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。