ドイツ、ミュンヘンおすすめ観光スポット6選
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まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2020年4月13日

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ドイツ、ミュンヘンおすすめ観光スポット6選

色濃い文化と伝統を持つ、ベルリン、ハンブルクに次ぐドイツ第3の都市、ミュンヘン。王宮、ビール、食、サッカー、サブカルチャーと、様々な点で見所がぎっしりと詰まったワクワクする町として、ドイツで最も人気のある観光地でもあります。そんなミュンヘンの是非見ておきたい主要観光スポットを、6つに絞ってみなさんに紹介したいと思います。



新市庁舎のからくり時計と展望台 - Das Neues Rathaus

1867〜1908年にかけて建設されたネオゴシック建築の新市庁舎。この市庁舎は、世界中の観光客を惹き付けて止まない圧倒的な存在感があります。それは、1908年から休むことなく動き続ける、魅力で一杯のメルヘンチックな「仕掛時計」があるからなんです。32体の人形が、音楽に合わせてミュンヘンの歴史劇を2つの要素で見せてくれます。時計上部は、1568年のバイエルン大公ヴィルヘルム5世とロレーヌ公女レナーテの結婚式の様子を、下部は、その当時大流行した病気、ペストで闇に沈んだミュンヘンの暗い雰囲気を吹き払うかのごとく踊り狂う樽職人たちの姿、を再現しています。下から見ると判りづらいのですが、仕掛時計の人形の大きさは、等身大もあるんですよ!また、85mの高さのある、そびえ立つ塔へは登ることが出来(有料)、ミュンヘンの街を一望できる絶景スポットでもあります。

Il Neues Rathaus nella città di Monaco di Baviera

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Animated figurines of Rathaus-Glockenspiel

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*仕掛け時計は、毎日11:00、12:00、21:00に動きます。(3月~10月のハイシーズンには15:00も。)

住所:
Marienplatz 8, 80331 München, ドイツ

レジデンツ博物館(王宮) - Residenz Museum

荘厳美麗かつ広大な敷地を誇るな宮殿レジデンツは、1384年から1918年までの間、ミュンヘンを統治していたバイエルン王家、ヴィッテルスバッハの本宮殿として使用されていました。この宮殿は、ルネッサンス様式→バロック様式→ロココ様式へと、めまぐるしく増改築工事が行われたため、内部構造が非常に複雑です。現在は、膨大なコレクションを誇る博物館として、内部が一般公開されています。レジデンツ博物館の最大の見どころは、フレスコ画が前面に施されたルネサンス様式の丸天井が美しい、奥行きが69mもある「アンティクアリウム」です。また、2階の限りなく続くおびただしい数の煌びやかな部屋の中の一つ、銀食器がびっちりと並べられた「銀の間」も必見です!これでもかと言わんばかりの豪華さは、ヴィッテルスバッハ家の絶対的な権力を誇示しており、フランスのベルサイユ宮殿や、ウィーンのシェーンブルン宮殿に全く引けを取りません。ほかにも、陶磁器、調度家具、など膨大なコレクションも展示されています。

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2014-08-06 München, Residenz 064 Antequarium, by Allie_Caulfield, CC BY

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Napoleonic 500 place dinner service, by Rain Rabbit, CC BY-NC

住所:
Residenzstraße 1, 80333 München, ドイツ

ニンフェンブルク城と庭園 - Schloss und Park Nymphenburg

1662年建設されたニンフェンブルク城は、バイエルン選挙候や国王が使用していた夏の離宮です。この離宮の第一の目的は王家の勢力誇示であり、権力の像力とともに、城は徐々に拡張されていきました。中でも、ベルサイユ宮殿を手本とした、細部にまで手入れが行き届いた膨大な敷地を誇る庭園は見所の一つです。アマリエンブルク城、バーデンブルク城(水浴殿)、パゴダの小城、テアティナー教会など、派手さを抑えた落ち着きのある建造物が庭園内に点在しており、上に挙げた、煌びやかな本宮殿と比較すると、装飾も抑えており穏やかな優美さを放っています。

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Schlosspark Nymphenburg in München, by dorena-wm, CC BY-ND

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2014-08-10 München, Schloss Nymphenburg 079 Apollotempel, by Allie_Caulfield, CC BY

住所:
Schloß Nymphenburg 205, 80638 München, ドイツ

マリエン広場 - Marienplatz

マリエン広場は、ミュンヘン市民の生活の中心部、そして旅行者の観光スタート地点です。広場中央にはマリア像が黄金に輝いており、広場正面には先に挙げた新市庁舎が堂々と立っています。また広場周囲にはレストランやカフェ、ビアホール、お土産店などの商店が並び、常に市民と旅行者との往来で人で大変賑やかです。中世時代には、ここで市場や決闘が繰り広げられていたという重要な場でした。今日では、大きなお祝い事がある時々に、新市庁舎のバルコニーに主要人物を迎え、市民一同大々的に祝います。この広場を通らずしてミュンヘンの街を観光することはできない!と言っても過言ではないでしょう。

Aerial view on the historic center of Munchen

© sborisov – Fotolia.com

住所:
Marienplatz 1, 80331 München, ドイツ

聖ペーター教会 - St. Peterskirche

ミュンヘン最古のローマン・カトリック教会である聖ペーター教会の起源は、8世紀にペータースベルクルという丘の上にかつて立っていた教会にあります。12世紀後半にになると、聖ペータース教会は、現在の場所に移築されました。建築様式は、バーバリアン・ロマネスク様式です。後に、ゴシック様式で増築されますが、大火災の発生で増築部分は全焼してしまいました。その後の17世になると、現在のミュンヘンの象徴とされる、91mの高さを誇る塔「アルテペーター」が加えられました。このアルテペーターは、新市庁舎の塔よりも約10m高く、ミュンヘンで最も高い建築物でもあります。306段の階段を登ればそこにはミュンヘンの美しい旧市街の眺めが待っています!

St. Peter's Church, Munich

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IMG_2344 – München – St Peterskirche, by thisisbossi, CC BY-SA

住所:
St Peter’s Church, 80331 Munich, ドイツ

ヴィクトゥアリエン市場 - Viktualienmarkt

様々な食材が並ぶミュンヘン市民の台所「ヴィクトゥアリエン市場」は、マリエン広場や新市庁舎からにほど近い、賑やかなで楽しい野外市場です。もともとこの市場はマリエン広場にありましたが、1807 年にマキシミリアン1世のきっての願いで、広い場所へと移動されました。市場には、約140件の店が並んでおり、加工肉(ハム類)やチーズ、スパイス、お惣菜、はちみつ、旬の野菜や果物などの食材を中心に、バスケットやデコレーション、生花、など、内容が大変充実しており、見ているだけでも楽しめます。お土産探しにももってこい!また、天気のよう日にはここでピクニック用の食料を買い求めるのも良いでしょう。

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Viktualienmarkt, München miniature, by Bundscherer, CC BY

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Viktualienmarkt, by Dieter Kasimir, CC BY

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Viktualienmarkt, by Dieter Kasimir, CC BY

住所:
Victuals Market, Viktualienmarkt 15, 80331 München, ドイツ

最後に


冒頭でも述べましたが、ミュンヘンにはとにかく見どころが沢山詰まっています。今日ここで紹介したのは、それらの中でも、見逃して欲しくない素晴らしい観光スポットを抜粋しました。これがミュンヘンの旅の足がかりになれば嬉しい限りです。


筆者:まっぷるトラベルガイド編集部

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