
更新日:2020年4月13日
【ドイツ】おすすめ美術館&クラシック音楽
ベートーヴェンやワーグナーといった名だたる音楽家を輩出し、世界に冠たる美の殿堂を有するドイツ。ここでは芸術鑑賞も欠かせない。
ドイツに来たら行ってみたい美術館ベスト6 アート探訪
世界的に有名な美術館が集まるドイツだが、なかでも人気が高いのが、この6つ。足を運んで、巨匠たちの名画をたっぷり堪能しよう。
美術史に名を残す巨匠の傑作が揃う シュテーデル美術館 Städel Museum
フランクフルトの銀行家、シュテーデルのコレクションをもとに創設された。ボッティチェリ、モネ、ピカソなどルネサンスから近・現代までの巨匠の名画が揃う。
マイン川沿いに建つシュテーデル美術館は、1815年に設立された
フェルメールの『地理学者』も所蔵作品のひとつ
14〜18世紀のヨーロッパ絵画を展示 アルテ・ピナコテーク Alte Pinakothek
バイエルン王家ヴィッテルスバッハ家が、数百年にわたって収集した絵画が中心で、1836年に王立美術館として創建された。
ベネチア風ルネサンス様式の建物は1826〜36年に建造
ドイツ出身のデューラーの『自画像』
大スケールの古代遺跡は圧巻 ペルガモン博物館 Pergamonmuseum
紀元前2世紀頃に建造されたペルガモンのゼウスの大祭壇やバビロンのイシュタル門などを移築・復元。
圧倒的なスケールを誇るイシュタル門
印象派などの近代絵画を展示 ノイエ・ピナコテーク Neue Pinakothek
セザンヌやゴッホなど日本でも人気の高い画家や、19世紀末ウィーンを代表するクリムトやシーレなどの作品が並ぶ。
1853年に設立。印象派の作品が充実
若き日のゲーテを偲ぶ ゲーテ・ハウス Goethe-Haus
ゲーテが26歳まで過ごした家を復元。肖像画や直筆原稿などを展示する。ゲーテ博物館も併設。
数々の作品が生まれた4階の部屋
世界のアーティストの絵が並ぶ イーストサイド・ギャラリー Eastside Gallery
オープンギャラリーとして開放された壁には、世界平和を願うアーティストたちの作品がズラリと並んでいる。
『独裁者のキス』と呼ばれる作品
知ればドイツの美術館巡りがもっと楽しくなる! ミュンヘン芸術の発展に貢献したミュンヘン三巨匠
19世紀の終わり頃から20世紀初頭までの数十年間、ミュンヘンでは「ユーゲント・シュティール(=青春の様式)」と呼ばれる芸術運動が起った。なかでもシュトゥックは、1893年に発表した『罪』で当時の美術界に衝撃を与え、この芸術運動でも中心的な存在であった。さらに20世紀に入ると「表現主義」が現れ、シュトゥックが教鞭をとる王立アカデミーのデッサン・クラスで共に学んでいたカンディンスキーとクレーらは新芸術家同盟を結成。2人は時代の中心的存在となっていった。しかし、こうした芸術運動は、1914年に勃発した第一次世界大戦によってあっけなく終焉を迎えることになる。
◆ワシリー・カンディンスキー Wassily Kandinsky(1866〜1944)
ロシア生まれ。モスクワ大学で法律と国民経済学を学び、1896年にミュンヘンに来る。芸術に理論的な基盤を築いた。作品に『穏やかな飛躍』などがある。
◆パウル・クレー Paul Klee(1879〜1940)
スイス生まれ。カンディンスキーとともに青騎士を結成。抽象画家の開拓者として活躍。1933年、ナチスドイツに追われて帰国。作品に『赤いチョッキ』などがある。
◆フランツ・フォン・シュトゥック Franz von Stuck(1863〜1928)
ニーダーのバイエルンの生まれ。26歳のときに『楽園の番人』でデビュー。『罪』『多彩な生活』のほか多くの肖像画を手がける。邸宅は美術館として今も残る。
世界的なアーティストが生み出す極上の調べに感動! クラシック音楽探訪
ドイツは数多くの優れた作曲家が活動した音楽大国。クラシックコンサートやオペラなど世界最高峰の演奏を、王朝時代の面影を伝える風格ある建物で鑑賞したい。
世界最高峰の演奏に酔う ベルリン・フィルハーモニー Berliner Philharmonie
伝統あるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地。同楽団は2010年より樫本大進氏がコンサートマスターを務めている。
建築年 1963年
総客席数 3620席
中央の舞台を観客席が取り囲んでいる。音響も素晴らしい
ハンス・シャロウン設計
ドイツを代表する歌劇場 バイエルン州立歌劇場 Bayerische Staatsoper
ルートヴィヒ2世が初めてワーグナーのオペラを観た劇場として有名。毎年6〜7月に、大規模なオペラ祭を開催する。
建築年 1963年
総客席数 2101席
by fotolia - ©Harald Biebel
19世紀にバイエルン王国の王立劇場として建設された
ネオ・ルネサンス様式の傑作 アルテ・オーパー Arte Oper
1880年に歌劇場として建設された。第二次世界大戦で破壊されたが、多様な目的で使えるコンサートホールとして生まれ変わった。
建築年 1981年
総客席数 3200席
外観は建設当時の姿を忠実に再現
ベルリン国立歌劇団の本拠地 ベルリン国立歌劇場 Staatsoper Unter den Linden
プロイセン王フリードリヒ2世の命で王室の歌劇場として誕生。ミュンヘン、ハンブルクと並ぶドイツの三大国立劇場のひとつ。
建築年 1743年
総客席数 1396席
現在改装工事中で2017年10月再開の予定
世界で最も華麗な劇場 ゼンパーオーパー Semperoper
ザクセン州立のオペラ劇場。劇場見学ガイドツアー(ドイツ語、日本語ともに要予約・要問い合わせ)もある。
建築年 1841年
総客席数 1300席
公演が行なわれる日は美しくライトアップ
オペラの本場で最高の舞台を シュトゥットガルト州立劇場 Staatstheater Stuttgart
ドイツ有数の名門として知られるシュトゥットガルト・バレエ団の拠点で、過去4度も年間最優秀劇場に選ばれた。
建築年 1909年
総客席数 1404席
音楽祭へ行こう!
著名なアーティストが登場し、その街ゆかりの音楽家の作品などが演奏される。
ヴュルツブルク・モーツァルト音楽祭 Würzburger Mozartfest
世界遺産のレジデンツがメイン会場
メイン会場となるヴュルツブルクのレジデンツ
バイロイト音楽祭 Bayreuther Festspiele
世界中からワーグナーファンが殺到
ライプツィヒ・バッハ音楽祭 Bachfest Leipzig
バッハに関するイベントを多数開催
ミュンヘン・オペラ音楽祭 Münchner Opernfestspiele
オペラ以外のプログラムも充実
簡単にできる! チケット入手法
1.人気の公演は事前に購入
人気のソリストや指揮者が登場する公演は事前予約がおすすめ。年間のスケジュールを公式サイトで公開しているところもあり、ネットでチケットの購入も可能。チケットは公演前に劇場で受け取るか郵送してもらう。
2.ホテルのコンシェルジュに依頼
中級以上のホテルに泊まる場合などは、チケットの手配を頼むことができる。ただし、チケット代以外に手数料が必要な場合もあるので、事前に確認を。チップは代金の15%ほどが目安。日本の旅行代理店でも手配は可能だ。
3.現地のチケットエージェンシーへ
日本出発までに公演のチケットの手配が間に合わなくても、現地のチケットエージェンシーで入手することができる。手数料が発生するが、直前でも前売券が完売している公演のチケットを購入できる場合がある。
4.会場のチケット売場で入手
多くの劇場では数週間先、ときには1年先の公演予定チケットまで販売している。時間に余裕があれば、前日までに劇場へ足を運び窓口で購入するといい。定価で販売されているうえ、席なども選べ、いちばん確実で安心だ。

【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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