アランフェス

『アランフェス協奏曲』で知られる
マドリードから鉄道で約45分
マドリードから南へ約47㎞。タホ川のほとりにある、かつての王家の保養地。街全体が王家の離宮という雰囲気で、緑豊かな自然とロマンティックな街並みは世界遺産にもなっている。

マドリードからのアクセス

マドリードのAtochaアトーチャ駅、Solソル駅から近郊列車C-3で約45分、Aranjuezアランフェス駅へ。5〜30分間隔で運行。4・5月の週末はマドリード〜アランフェス間をガイド付日帰りツアーのいちご列車も運行(要予約)。
マドリードの南バスターミナルから約50分でアランフェスのバス停へ。1時間に2〜5便運行。

観光のポイント

王宮や庭園を含む街自体が世界遺産のアランフェス。全体を徒歩でまわることも可能だが、庭園などの敷地はとても広い。王宮周辺をめぐるには、列車型の観光バス、チキ・トレンを利用すると便利だ。ツアーのスタートは王宮前広場。

観光案内所

91-8910427
10:00〜13:30、14:30〜18:00
無休

アランフェスの文化的景観 Paisaje cultural de Aranjuez

世界遺産
森林や川などの自然と、宮殿などの人工物が一体となった景観が、文化遺産として認められた。絶対王制から啓蒙主義への変化の過程も、その景観に込められている。

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王宮とタホ川

王宮 Palacio Real

水と緑にあふれた豪華な宮殿
1560年にフェリペ2世が離宮建築に着手。のちにカルロス3世が建築家サバティーニを起用して、ルネサンス様式の宮殿に改築させた。川沿いに延びる広大な庭園も見てまわりたい。

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贅を尽くした荘厳な王宮

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王宮へと通じるおごそかな回廊

王宮(アランフェス)

現地名:
Palacio Real
住所:
Av. de Palacio
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アクセス:
Aranjuezアランフェス駅から徒歩10分
TEL:
90-2044454
営業時間:
10:00~20:00(10~3月は~18:00)※ツアーは数人以上集まったら出発
定休日:
月曜 

クエンカ

断崖に築かれた不思議な景観
マドリードから鉄道で約50分
断崖絶壁の上に中世の面影を色濃く残す城塞都市。街の東西を2本の川に浸食された深い谷に囲まれ、背後の山々に奇岩が連なる。その不思議な景観から「魔法にかけられた街」とも呼ばれる。

マドリードからのアクセス

マドリードのAtochaアトーチャ駅からAVEまたはALVIAで約50分、1日10便運行。
マドリードのアバンサ社バスターミナルから約2時間〜2時間30分、1日9便運行。

観光のポイント

駅がある新市街から、見どころが集まる旧市街までタクシーかバスで移動しよう。宙吊りの家はサン・パブロ橋から見るのがおすすめ。

観光案内所

969-241051
10:00〜14:00、16:00〜20:00
無休

歴史的城壁都市クエンカ Ciudad histórica fortificada de Cuenca

世界遺産
スペイン最古のゴシック教会のひとつであるカテドラルをはじめ、歴史ある建物が多く残る旧市街が文化遺産に登録されている。周囲の田園風景との調和も高く評価されている。

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崖の上にひしめく石造りの家々。パラドールがある対岸とは橋で結ばれている

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のちの時代に補修された部分はあるが、カテドラルは1257年建造

宙吊りの家

クエンカを象徴する建築物
断崖からせり出すようにして建つ14世紀の建造物。18世紀までは市庁舎として利用され、現在は美術館とレストランになっている。

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木製バルコニーが崖から突き出している

宙吊りの家

現地名:
Casas Colgadas
住所:
C. Obispo Valero
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アクセス:
マヨール広場から徒歩3分
TEL:
96-9241051
営業時間:
11:00~14:00、16:00~18:00(土曜は~20:00、日曜、祝日は11:00~14:30)
定休日:
月曜 
Webサイト:
http://www.march.es/arte/cuenca

セゴビア

歴史のロマンを体感する
マドリードから鉄道で約30分
海抜1000mの高地にあり、古代ローマ時代から発展してきた街。世界遺産に登録された水道橋をはじめ、歴史的に重要な建築物が多く、今も中世の面影を残す城塞都市だ。アルカサルはディズニー映画『白雪姫』の城のモデルとしても人気のスポット。

マドリードからのアクセス

マドリードのChamartínチャマルティン駅からAVANTやALVIAでSegovia AVセゴビアAV駅まで約30分。1日20便運行。セゴビアAV駅からⒷ11番で水道橋へ。またはセゴビアAV駅から水道橋まで徒歩25分。またはセゴビアAV駅正面にあるバス停からⒷ6・8番で約5分(アソゲホ広場もしくは終点のコロン通りで下車)。
マドリードのⓂ3・6号線Moncloaモンクロア駅にあるセプルベダナ(Sepulvedana)社のバスターミナルから約1時間30分でセゴビアのバスターミナルへ。30分〜1時間間隔で運行(月〜金曜6:30〜、土・日曜8:00〜)している。片道€7.91、往復€14.24。ローマ水道橋脇にあるアソゲホ広場まで徒歩5分。
www.lasepulvedana.es

観光のポイント

2つの鉄道駅があり、列車によって発着駅が違うので要注意。両駅とも旧市街からは離れているので、タクシーやバスでの移動がおすすめ。

観光案内所

921-466720
10:00〜18:30(日曜は〜17:00)
無休

セゴビア旧市街とローマ水道橋 Ciudad vieja y acueducto de Segovia

世界遺産
特筆されるのはよく保存されたローマ水道橋。ローマ遺跡全体で見ても、スペイン最大の規模。

ローマ水道橋 Acueducto Romano

2層アーチ構造が美しい
1世紀後半に建造された2段アーチ式の巨大な遺跡。全長728mで、接合材を一切使わず建築された。

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約100年前までセゴビアの街に水を供給していたという

ローマ水道橋

現地名:
Acueducto Romano
住所:
Acueducto Romana
地図を見る »
アクセス:
セゴビア駅からバス6・8番でPlaza del Azoguejoアソゲホ広場、またはCalle Colónコロン通り下車すぐ
営業時間:
見学自由

カテドラル Catedral

ゴシック様式の最高傑作
18世紀の建造。スカートを広げたような優雅な姿から「大聖堂の貴婦人」とも呼ばれる。

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16世紀に破壊された旧大聖堂の跡地に建てられた

カテドラル(セゴビア)

現地名:
Catedral
住所:
Marques del Arco s/n
地図を見る »
アクセス:
Segoviaセゴビア駅からバス2番でPlaza Mayorマヨール広場下車すぐ
TEL:
921-462205
営業時間:
9:30~19:30(日曜は13:00~19:00)
定休日:
無休 
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観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。

奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ パリ」です。掲載されている電話番号、営業時間、料金などのデータは2016年7〜9月の取材・調査によるものです。いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。また、掲載の商品は取材時のもので現在取り扱っていない可能性があります。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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