更新日： 2020年12月25日

釜山観光で行きたい！人気スポット10選

釜山は韓国第二の都市であると共に、豊かな海の幸が満喫出来るグルメの街でもあります。日本からの距離も近く、近年格安航空会社（LCC）が就航したこともあり日本から最も気軽に行ける場所の一つとなっています。また、釜山の街は比較的コンパクトで、地下鉄などの交通機関も発達しているので、土日を使った週末旅行でも十分楽しめると思います。そんな釜山の魅力を満喫出来るオススメの10スポットを紹介します。

チャガルチ市場 (チャガルチシジャン)

韓国随一の規模を誇る海産物なら何でも揃う水産市場です。国際市場と同様に朝鮮戦争後に海産物を扱う露店が集まり発展したのが市場の起源と言われています。現在は近代的な建物になっており、周辺には海産物を扱う露店が立ち並んでいます。

by yeowatzup, CC BY

魚の水揚げがある日は、朝とれた新鮮な魚介類を直接市場で並べて販売しています。観光客だけでなく地元の主婦や、付近の飲食店の料理人が仕入に来ています。市場ビルの2階にはレストランがあり、市場で買った食材を調理してもらい、その場で食べる事が出来ます。魚はもちろん新鮮なアワビやタコなども販売されており、魚介類が好きな人にはたまらない市場です。

by dfhuynh, CC BY

屋上は展望デッキになっており、釜山の海が一望出来るスポットになっています。釜山で魚介類を食べるなら一押しのスポットです。場所は地下鉄1号線の南浦とチャガルチのちょうど中間の海側に位置しており、どちらの駅からも歩いて10分程度で到着します。

by Visionstyler Press, CC BY-SA

釜山タワー

龍頭山公園の中にある高さ約120mの観光タワーです。龍頭山公園が小高い丘に造られており、その上に建てられている釜山タワーからは釜山市内を一望できます。有料エレベーターでタワー上部まで昇る事が出来ます。夜もオープンしているので釜山の美しい夜景が一望できます。

Busan Tower, by LWYang, CC BY

タワーにはコンビニや土産物を売る店もあるので、ちょっとしたお土産も買えます。最寄りの地下鉄南浦駅から龍頭山公園までは急な上り坂になっていますが、光復路からエスカレーターで行くことが出来ます。ただ、帰りは階段を下りる事になるので（エスカレーターは昇り方向だけです）歩きやすい靴を履いていくのがオススメです。

by tompagenet, CC BY-SA

国際市場やチャガルチ市場も近いのでセットで回ると効率よく観光できます。年中無休で利用時間は平日11:00から21:00まで（土曜は10:00～22:00、日曜は10:00～21:00）、入場料は8,000ウォンです（2020年12月現在）。

by zukunftsalick, CC BY

ヘウンデビーチ (海雲台ビーチ)

ヘウンデビーチ（海雲台ビーチ）は韓国を代表する美しい白砂のビーチです。夏場は海水浴客で賑わいます。ビーチ周辺はリゾート地として開発されており、5つ星をはじめとするホテルやリゾートマンションが建てられています。韓国のセレブ層に人気があり、韓流スターをはじめ韓国セレブもリゾートマンションを所有しているようです。

Haeundae Beach, by Yazan Badran, CC BY

ビーチのすぐ後ろにはホテル群があり、付近のホテルに宿泊すれば歩いてビーチまで出られます。古くは温泉地として開発された歴史があり、今でもビーチの近くのスパ施設「海雲台温泉センター」やホテルの大浴場で天然温泉が楽しめ、観光客だけでなく地元の人で賑わっています。このエリアはビーチの景色と温泉の両方が楽しめるお得なスポットです。アクセスは地下鉄2号線の海雲台駅から南へ歩いて10分程度です。

by TravelingOtter, CC BY-SA

甘川洞文化村

甘川洞文化村は韓国の「マチュピチュ」と呼ばれるアートなエリアです。元々は朝鮮戦争時に避難民が甘川洞の丘に家を建てたのがはじまりと言われています。狭いエリアに住宅が密集しており、家々の間に縦横無尽に狭い路地が張り巡らされています。アートプロジェクトで街おこしを行っており、街のいたる所にアートギャラリーがあり、行く先々で可愛いアートに出会えます。

Gamcheon Culture Village, by cezzie901, CC BY

家々の壁はカラフルに塗られ、遠くから見ると花が咲いたようです。一帯には猫がたくさんいて、運が良ければ道で可愛い猫にも出会えます。最近は小物・雑貨を扱うお土産屋もできています。観光案内所では、有料で観光マップ（日本語版も有り）やスタンプラリーの台紙もありますのでスタンプラリーをしながら回るのも楽しいでしょう。アート好きな人にはお勧めのエリアです。

Gamcheon Culture Village, by cezzie901, CC BY

このエリアへのアクセスは地下鉄１号線土城駅またはチャガルチ駅からバスで20分程です。にこのエリアは坂が多いので、歩きやすいスニーカーなどを履いていきましょう。

Gamcheon Culture Village, by cezzie901, CC BY

by cezzie901, CC BY

南浦洞

南浦洞付近は釜山で有数の繁華街です。エリア的には地下鉄1号線の南浦駅とチャガルチ駅の間のエリアです。メインストリートは両駅間の北側にある光復路通りです。別名ファッションストリートとも呼ばれており、釜山で一番高感度な人々が集まる通りとして知られています。韓国のデザイナーズブランドの店舗やセレクトショップ、ファストファッションまで幅広いアイテムが揃います。また、靴やサングラス、カバンなどのグッズや韓国コスメのお店もありますので、ファッション好きな人にはオススメの場所です。

남포동 Nampo-dong Street, Foursquare.com

国際市場やチャガルチ市場、釜山タワーのある龍頭山公園からも近いので、時間に余裕のない人はこのエリアだけを回っても十分釜山を満喫出来ます。

남포동 Nampo-dong Street, Foursquare.com

国際市場

ここに行けば何でも揃うと言われている韓国らしさが味わえる市場です。朝鮮戦争後にアメリカ軍の放出品を売る店が集まったのが始まりです。韓国で大ヒットを記録した映画「国際市場で逢いましょう」をはじめとする映画のロケ地としても有名です。 1,000軒以上の店が並んでおり、洋服から小物・雑貨までリーズナブルな値段で購入できます。韓国料理に使われる石焼鍋や焼き肉用の鉄板なども販売されており、お土産を購入するには絶好の場所です。屋台エリアもあり、名物の「ホットク」などの韓国B級グルメも楽しめます。日本で言うと上野のアメ横の様なイメージかもしれません。

Gukje Market, by taylorandayumi, CC BY

古い店舗をまとめて、ビルに建て替えて近代化を図る計画もある様ですから、韓国情緒あふれる今の姿が残っているうちに訪問してはどうでしょうか。釜山駅からも近くアクセスも良く、近くに有名な釜山タワーもあります。

Gukje Market, by taylorandayumi, CC BY

海東龍宮寺

海東龍宮寺は海雲台から西へ車20分ほど行った釜山郊外にあるお寺です。観音様を祀ったお寺で1376年の高麗時代に建立されたと言われています。寺院内には海水観音大仏や大小様々な仏像や石像が置かれています。

Buddha on the cliffs, by evenkolder, CC BY

中でも目に付くのが黄金のブタです。人の背丈ほどの金色の豚の像が2体並んで置かれています。韓国では豚は幸福の動物と言われており、金の豚は金運を呼ぶと言われており、宝くじの願掛けなどにいいかもしれません。この寺院は海に面した岩場の上に建立されており、海を見下ろす敷地内から絶景が見られます。日本と同じように寺へ向かう参道にはお土産物屋や屋台が並んでいます。

Twin fat pigs, by evenkolder, CC BY

お寺の入り口から本堂へは108段の階段を下ることになりますが、108段と言うのは日本の除夜の鐘の数と一緒で、階段を下り切ると煩悩が解消され安らかな気持ちでお参り出来ると言われています。敷地内はこの階段を含めアップダウンが結構あるので歩きやすい靴を履いて行った方がいいです。

by welix, CC BY

西面

西面エリアは釜山の中心部に位置し、地下鉄1号線と2号線が交わる西面駅を中心にしたエリアです。南浦洞エリアより若い人向けの店舗が多いのが特徴です。夜も遅くまで若者で賑わっています。ロッテデパートをはじめファッションビルやブティックが立ち並び、地下鉄西面駅と連結した地下街もあります。またロッテデパートの脇には、屋台通りがある西面市場や釜田市場などもあり、釜山庶民の食生活も垣間見ることが出来ます。免税店も数多くあり、観光客も多く訪れるショッピングの街です。また西面駅の西側には韓国最大の医療機関の集積地域である西面メディカルストリートがあります。110軒以上の美容外科や歯科医院、美容エステなどが密集しています。釜山は医療ツーリズムに力を入れており観光と医療をパックにしたツアーも数多く発売されています。日本語が通じる施設も多くあります。

by amanderson2, CC BY

機張市場

機張市場（キジャンシジャン）は釜山市の北西にある、カニで有名な市場です。ズワイガニやタラバガニを蒸して食べさせてくれるお店がたくさん並んだ通称「カニ通り」が市場の中心となっています。地元の人もカニを食べに行く韓国グルメのオススメスポットです。季節によってカニの種類が変わりますが、韓国のカニ調理の特徴として日本と違って茹でないで蒸して調理します。どんな食感なのか日本のカニと食べ比べてみるのもいいかもしれませんね。

기장시장 | Gijang Market, Foursquare.com

機張市場にはカニだけでなく海産物や野菜もたくさん売られています。釜山の中心部からはやや離れていますが、釜山中心部に比べ美味しいものがリーズナブルに手に入ると言われていますので、交通費をかけても行く価値はあると思います。南浦洞または地下鉄2号線の海雲台の駅近くからバスが出ています。南浦洞からだと一時間半ほど、海雲台からだと40分ほどで到着します。

기장시장 | Gijang Market, Foursquare.com

龍頭山公園

釜山のシンボル的存在の釜山タワーがある公園です。海から見たときに公園のある丘が竜の頭の様に見えることから龍頭山公園と名付けられたと言われています。観光客だけでなく地元の人々の憩いの公園となっています。釜山タワーへの入場は有料ですが、公園は無料で開放されています。公園は丘の上に造られているため、吹き抜ける風がとても気持ちよく、展望デッキからは釜山の海が一望できます。

Yongdusan Park, by cezzie901, CC BY

韓国の英雄で、豊臣秀吉が朝鮮出征したときに、迎え撃つ朝鮮側の司令官だった李舜臣(イ・スンシン)の像や花時計もあります。観光客だけでなく、地元の人でも賑わっており、朝には犬の散歩をする人やランニングする人が見られます。地下鉄1号線の南浦駅から北に歩いてすぐですが、公園までは急な坂道になっているので、駅の北側にある光復路通りからエスカレーターで行くのがオススメです。