アメリカ・シアトル!トランジット時間を使って小旅行!10時間の一人旅
今回ご紹介するのは、アメリカ・シアトル。ニューヨークやロサンゼルスと比べると、知らない人が多いのではないでしょうか。私もそのうちの一人でした。実際に行くまでは、シアトルといえば何か思い浮かべられないほ...
今日はシカゴのローカルが通う、オススメのアメリカ料理店3軒をご紹介したいと思います!
「ぜひともおすすめしたいバーガーショップがあるんだ!」
主人のいとこ、ティムさんにそう言われ、私達がやってきたのはハンバーガーショップ「HAMBURGERSERIA」。
筆者撮影
ティムさんが足繁く通うこのお店は、シカゴの郊外にありながら、なんと先月、シカゴのベストハンバーガーランキングで6位に輝いたばかりという実力派の人気店!
その取材の影響もあってか、店内は平日の夜にもかかわらず慌ただしい様子で、お客さんがひっきりなしにやってきます。しかし、ティムさんがやってくると、お店のオーナーと思しき女性がやってきて笑顔で丁寧に挨拶を交わしてくれました。
ティムさん一家全員が大好きで行きつけとなり、今やオーナーさんと世間話をするほどになったこのお店、さっそく席についてメニューに目を通すと、どうやらその魅力はこのお店の個性豊かでバリエーション豊富なハンバーガーにあるようです。
筆者撮影
ハンバーガーだけでも20種類ものバラエティに富んだ味があり、それぞれの素材の組み合わせ方も斬新でおもしろいものばかりで、主人と二人でメニューを見ると、お互いに食べたいものが割とかぶってしまうことが多く、1度に色々味を食べ比べられないことが多い私達でも、今回は悩まず別々の味を選ぶことができました。
筆者撮影
私が選んだのは「コロラドバーガー」。
ベースとなる基本のビーフ100%のホームメイドパティを使用したハンバーガーに、クリームチーズ、ハラペーニョ(メキシコ原産の辛い青唐辛子)、ベーコンがトッピングされたもの。
主人が選んだのは「ラティーノバーガー」。
先程ご紹介した基本のバーガーに、チェダーチーズ、ハラペーニョ、ワカモレ(アボカドとトマト、ニンニク、コリアンダーを混ぜてペースト状にしたもので、メキシコ料理店では主にコーンチップスにディップして食べる)、サワークリームがトッピングされたものでした。
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そしてスターター(前菜)として、オニオンリングのバスケットを注文します。
ハンバーガーのパティは子供達や少食の女性でも食べやすい一番小さなサイズの1/4LB(約100g)、1/2LB(約220g)、1LB(約450g)の3サイズが揃い、焼き加減もお好みをオーダーできます。
バンズもこのお店オリジナルのバーガーバンズとプレッツェルのバンズの2種類から選ぶことができました。私は焼き加減はミディアム、バンズはプレッツェルでお願いし、主人はミディアムレア、オリジナルバンズ、サイズは両方とも中間の1/2LBサイズをお願いしました。
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揚げたて熱々の大振りフライドオニオンリングをほうばりながら待つこと十数分、ついにシカゴのナンバー6に選ばれたハンバーガーが私達のもとへやってきました。
巨大なハンバーガーを手でつぶしながら、あるいは分解して別々にナイフとフォークでいただくことの多いアメリカのハンバーガーですが、このお店のハンバーガーは横から具がはみ出たり、チーズが溢れんばかりにトッピングされて…ということもなく、小さく綺麗にまとまっていました。
ナイフで早速断面を2つにカットしてみると、思っていたよりもクリームチーズが少なく、クリームチーズという言葉に惹かれてこのバーガーを選んだ私はちょっとがっかりしましたが、口に入れてみると、三位一体になってそれぞれしっかりと統一されたバランスのとれた味わいに仕上がっています。
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美味しい!そしてフレッシュなハラペーニョペッパーが辛い!!夫も、夫の選んだバーガーに同じ感想だったそうです。「どうだい、美味しいだろう?」と話しかけるティムさんに、「美味しかった〜!」と話している矢先、彼の注文したとても美味しそうなバーガーに目が点になる私達。
気になってティムさんに彼のオーダーしたメニューを尋ねると、「これはピーナッツバターバーガーっていうのさ!」と返事が返ってきました。
あ、そのバーガー!私もとっても気になっていたけれど、クリームチーズの誘惑もあって、悩んだ挙句にクリームチーズの方を選んだの、と話すと、彼は惜しかったね、と言いました。彼いわく、これがこのお店でいちばんおすすめのバーガーだそうです。オーナーさんにも、帰り際まで気になって、このお店の人気のバーガーを伺ってみると、ピーナッツバターバーガーはなんと20種類もの種類があるこのお店の中でも1、2位を争う人気の逸品で、なんと!シカゴのベスト6ハンバーガーとして取り上げられたのも、こちらのハンバーガーだったのだとか。
私達の選んだハンバーガーももちろん充分美味しかったのですが、次回こそはピーナッツバターのハンバーガーに挑戦してみたいと思いました。
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【 ハンバーガーゼリア / HAMBURGERSERIA 】
所在地:1015 Essington Road Joliet, IL 60435
営業時間:月曜日〜金曜日 AM11:00 – PM9:00
定休日:なし
HP:https://hamburgerseria.com/
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続いて私達がやってきたのは「TWO BROTHERS TAP HOUSE」。こちらのお店の場所はまたしてもシカゴの南郊外。
しかし郊外にありながら、地元内外の人々にも人気のシカゴのローカルなビール醸造所が経営するお店で、その名の通り2人の兄弟で立ち上げられたこのブリュワリー、なんと私達がここを訪れたその理由は、彼らがクラフトビールだけではなく、クラフトのコーヒーも作っているという、ビール醸造所にしてとても珍しい試みがあったからなのです。
こちらのお店では店員さんが本日のタップビールのラインナップを口頭で伝えてくれます。
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私達が注文したのはベルギースタイルのフルーツを使用したブルーベリーエール「IN THE FLESH」。ルビー色をした美しいこのビールには、ジュースのような甘さはなく純粋な果実感の酸味のみ。嘘っぽい香料の香りもなく、スッキリと爽やかな飲み口でした。
そしてもちろん、このお店のコールドブリューコーヒーも注文します。「MAELSTROM COLD BREW COFFEE」という直訳すると、「大混乱、大渦巻き」などという意味を持つちょっとびっくりするような名前のコーヒーで、どれほど苦味が効いているのかと思いきや、いざ頂いてみると、お味は甘みが強く口当たりに角がなくまろやかで丸みがあります。けれど、ふくよかなコーヒー豆の濃い旨味もしっかりと味わえ、今までたくさん飲んだコールドブリューの中でこちらのコールドブリューはとても私好みの味でした。
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「BEER BREZEN」は、巨大なオーガニックのソフトプレッツェルで、ディップ用の粒マスタードとビールチーズソースが付いてきます。
これが本当に大きくて、顔がすっぽりと隠れてしまう大きさですが、できたてのまだ温かいプレッツェルの外側はカリッと、中はしっとり、ほわっとした独特の食感で美味しく、あっという間になくなってしまいました。
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続いて、これまた大きなハンバーガー「TAP HOUSE BURGER」に、サイドメニューに「スイートポテトフライ」をつけて注文しました。
こちらのビーフパティには牧草のみで育てた、地元のローカルな牧場から取り寄せたものを使用しているそうです。
ダブルで乗ったチェダーチーズとジューシーなお肉の旨味が、柔らかなバンズにジュワッと染み込み、口の中いっぱいに肉汁ほとばしる美味しさです!
最近のアメリカ料理店では定番のフレンチフライと肩を並べつつある大人気のサイドメニュー、さつまいもを使ったほっくりと甘い「スイートポテトフライ」も、日本人の誰もが大好きな味でしょう。
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また店内には小さなお土産ショップも用意されていて、このお店のコーヒー豆やビールを購入することもできます。気に入ったコーヒー豆をお土産にするのもオススメです。
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【 トゥーブラザーズ タップハウス / TWO BROTHERS TAP HOUSE 】
店舗名:TAP HOUSE店
所在地:30w315 Calumet Ave, Warrenville, IL 60555
営業時間:月曜日〜木曜日 AM11:00 – PM11:00
金曜日〜土曜日 AM11:00 – AM12:00
日曜日 AM11:00 – PM9:00
定休日:なし
HP:http://twobrothersbrewing.com/
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最後の3店目はダウンタウンのヨーロッパの雰囲気が漂う街並みにお店を構える「 RENO CHICAGO 」。こちらのお店はシカゴのダウンタウンに住む地元の友人達にオススメされ、ブランチの時間にやってきました。
お店の中もそこかしこまで作り込まれていて、かっこいい雰囲気が柱に貼られたポスター1枚1枚からも漂っています。店内の様子は店の中にいながら外にいるような、外壁を思わせるレンガや電柱をイメージした柱やアートにポスターと、フロアは路上のように見せるための色に標識っぽい文字を組み合わせるなど工夫が凝らされていました。
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こちらのお店のメニューのポイントはビーガンの人向けのメニューがひと目でわかるように表示されていて、種類も豊富なことでしょう。ブランチメニューの通常お肉を使ったパティ以外に、野菜を使ったベジタブルパティを選ぶことができるようになっています。
ここで私達がまず注文したのがホットコーヒーとコールドブリューコーヒーです。
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すっきりと飲みやすいコーヒーでクセがなく、どんな食事にも合わせやすいと思いました。
続いて主人が注文したのが「トラディショナル・ブレックファスト・プレート」です。
トーストかイングリッシュマフィンを選び、2個の卵はお好みの調理方法を聞いてくれます。そしてトッピングにはベーコン、ソーセージ、ローステッドポテト、ベジタブル、アボカドの中からお好みの2品を選択できます。また、追加でサブメニューとしてビスケットかベーグルにクリームチーズを添えたものや、先程ご説明したベジタブルパティも選択できるようになっています。
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トーストに目玉焼き、ベーコンとソーセージのトッピングを選び、しばらくして古典的なアメリカ料理のブレックファストが自分の元へ運ばれてくると、にんまり、と満足そうに微笑む主人。たっぷりのバターがスチールカップに入って付いてくるのもなんだか懐かしい。
しかしトーストに使われていたパンには、色々なシードやナッツが入った健康に気を使ったパンが使用されていて、こういうさりげないところに細やかな気配りが見えます。
ベーコンもカリッカリッに2度焼きしたような香ばしさのアメリカ人好みのベーコンですが、薄っぺらなベーコンではなくしっかりと厚みがあって旨味がしっかりしています。
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私は、というと、実はこのお店をオススメしてくれた友人の情報で私が気になっていた「ピーナッツバタードーナツ」(HPのメニューには載っていません)をオーダーしました。
朝からドーナツ!?と驚かれる方も多いかと思いますが、ドーナツを朝から食べるのはアメリカでは一般的で、街のドーナツ屋さんはほとんどが朝6時、早いところでは早朝の4時頃に開店しています。
さて、やってきた「ピーナッツバタードーナツ」にはチョコレートのスプリンクルがかかってかわいらしい仕上がりです。お味はピーナッツバターのアイシングに使われた砂糖の味がピーナッツバターよりも強く、中のイースト生地もふわっとしているのですが、残念ながらどこか物足りない印象でした。
もっとピーナッツバターの味が前面に押し出てきてくれればパンチがあっておもしろいと思うのですが…。きっと、私が美味しいシカゴのドーナツを色々食べ過ぎて、単に厳しくなり過ぎているだけでしょう。
ドーナツ専門の有名店とは違いますから、そう考えれば、こちらも充分に美味しいドーナツでした!細部までよく考えられたコンセプトと工夫が施された店内の内装も必見、一見の価値あり!のお店です。
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【 レノ シカゴ / RENO CHICAGO 】
所在地:2607 N Milwaukee Ave, Chicago, IL 60647
営業時間:月曜日〜木曜日 AM8:00 – PM10:00
金曜日 AM8:00 – PM11:00
土曜日 AM9:00 – PM4:00(ブランチ)
PM4:00 – PM11:00(ディナー)
日曜日 AM9:00 – PM4:00(ブランチ)
PM4:00 – PM10:00(ディナー)
定休日:なし
HP: http://www.renochicago.com/