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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

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上海交通ナビ 初めてでも迷わない!

上海万博の開催を契機に、地下鉄の路線が増えるなど上海の交通網は充実。旅を満喫するため、まずは基本からおさえたい。

空港から市内へのアクセス

上海浦東国際空港と上海虹橋国際空港から市内への移動は、おもにバス、タクシー、地下鉄という手段がある。低料金で移動するならバス、荷物が多い場合はタクシー、身軽に動けるなら地下鉄も便利。また、上海浦東国際空港なら世界最速といわれるリニアモーターカーが運行しているので、一度乗ってみるのもいい。

上海浦東国際空港から市内へ

上海浦東国際空港は2つのターミナルからなり、無料シャトルバスと連絡通路で行き来することができる。両ターミナルの中間地点にリニアと地下鉄二号線の駅がある。

エアポートバス

市内へはおもに5つの路線がある。6時30分〜23時頃に15〜30分間隔で運行。第1ターミナルを出発後、5分で第2ターミナルへ到着し、それから各所を経由し目的地へ向かう。満席の場合、第2ターミナルでは乗れないことも。

【運行時間】6:30〜23:00頃/15〜30分間隔で運行
【所要時間と料金】所要1時間〜1時間30分。8〜30元
【乗場】第1ターミナルは到着フロアを出てすぐ、第2ターミナルは1階に下りたところにある 
※浦東国際空港から主要ホテルへ向かうシャトルバス(EGoBus穿梭巴士)も2016年に運行開始。料金は68元均一で、空港カウンターやオンラインで申し込む。現金は不可。
www.egobus.com

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リニアモーターカー

「世界最速の商業列車」としてギネスブックに登録された。市内へ向かうには龍陽路駅で地下鉄二号線か七号線に乗り換える。「磁浮」の案内板を目印に駅へ。切符購入の際に片道なら「ダンチェン」、往復なら「ワンファン」と中国語を使ってみよう。

【運行時間】7:02〜21:42/15〜20分間隔で運行
【所要時間と料金】所要7分20秒。片道50元(搭乗券の半券があれば40元)、往復80元
【駅】第1・第2ターミナルの中間地点にある

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地下鉄

料金も安く利用しやすい。二号線に乗車し、途中の広蘭路駅で市街地へ向かう電車に乗り継ぐこと。

【所要時間と料金】南京東路駅まで所要約1時間、7元など。
【駅】第1ターミナルと第2ターミナルとの中間地点。「地鉄」という表示を目印にするとよい

タクシー

荷物が多い場合はタクシーも便利。最近は乗場が混み合うことも少ない。行き先を簡体字で書いたメモを運転手に見せるのがスムーズ。

【所要時間と料金】市内中心部まで所要約1時間。140〜200元
【乗場】第1ターミナルは到着ターミナルを出たところに、第2ターミナルは案内板に従って1階へ下りたところにある

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上海虹橋国際空港から市内へ

市内中心部から西15㎞に位置する上海虹橋国際空港は、路線バスが多く乗り入れているのが特徴。ただし地理に詳しくなければ地下鉄やタクシーが安心。

路線バス・エアポートバス

日本からの直航便は第1ターミナルに到着する。市内へ出るおもな路線バスの乗場は第1ターミナルB楼を出たところにある。運行路線は806路・807路・1207路など。料金は1~6元で乗車後に車掌に行き先を告げて支払いをするシステムだ。上海浦東国際空港へのエアポートバスは第2ターミナルに発着する。なお、第1・第2ターミナル間は無料シャトルバスが運行している。

【運行時間】 5:00〜23:00頃/10〜30分間隔で運行(路線による)
【所要時間と料金】所要1時間。1〜30元 
【乗場】路線バスは第1ターミナルのB楼外と、第2ターミナルの3階バスターミナル。エアポートバスは第2ターミナルの3階バスターミナル

地下鉄

第1ターミナル、第2ターミナルともに地下鉄でアクセスできる。現在、二号線と十号線が乗り入れている。

【所要時間と料金】南京東路駅まで所要20〜30分。5元など
【乗場】第1ターミナルに十号線、第2ターミナルに二・十号線がある

タクシー

ロビーを出ると白タクが声をかけてくる場合があるが、無視してタクシー乗場から乗ること。

【所要時間と料金】市内中心部まで所要20〜30分。40〜60元
【乗場】第1ターミナルのA楼(北側のターミナル)の前
※2017年夏現在、A楼は工事中。乗場は今後移動する可能性がある

上海市内の交通

地下鉄、タクシー、観光路線バス、市内バスなど、さまざまな交通手段がある。地下鉄なら渋滞に巻き込まれることなく移動できるし、タクシーや路線バスを使えば行動範囲はさらに広がる。自分の旅のスタイルに合わせて、そのつど最適な交通手段を上手に利用したい。

地下鉄

上海市内を2017年8月現在、14路線の地下鉄が運行しており、市内のほぼ全域を網羅している。とくに一〜四号線はおもな観光エリアに行くのに便利。虹橋、浦東の両空港へも直接アクセスでき、新路線も次々開通している。運行時間は5時頃〜22時頃までで、運賃は3〜15元と格安だ。

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地下鉄とはいえ地上を走るところもある

地下鉄の乗り方

❶地下鉄の駅を探す

地下鉄の入口付近には、白地に赤のカラーリングで、円とMが描かれたマークがあるのでそれを目印にしよう。

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赤いMのマークが目印

❷切符を買う

券売機の画面上のマップから目的地の路線と駅名、切符の枚数を選んでタッチ。表示された料金を紙幣か硬貨で投入するとカード状の切符が出てくる。

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タッチパネル式でわかりやすい

❸改札を通る

入るときに切符または交通カードを丸いセンサー部分にかざしたら、鉄のバーを回して進む。切符は降りた駅では改札を通るときに差し込むので注意。

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カードを丸い部分にかざすだけ

❹降りる準備をする

到着駅のアナウンスは中国語と英語で行なわれる。わかりにくいので、停車ごとにホームの掲示板をチェックしよう。

❺下車する

下車したら改札へ向かう。改札機にカードを差し込み、バーを回して出る。切符は、機械に回収される。

マナーと注意点

上海では下車する人を待たずに乗車してくる人が多いので、人を押しのけてでも降りる覚悟がないと、降りられない場合も。

上海公共交通カード(上海公共交通卡)

上海の交通系ICカード。地下鉄、バス、リニアモーターカー、フェリー、タクシーなど、主要な交通機関のほとんどで使用でき、一部割引もある。購入やチャージは、コンビニ、郵便局、主要駅の窓口などで。デポジットは20元。駅の自動チャージ機は現金不可。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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