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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

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上海【外灘】レトロな洋館めぐり 歴史を感じる豪華な建築!

上海の歴史を感じるなら、豪奢な洋館を見に行こう。それぞれ異なる建築様式や装飾に注目しつつ、散策を楽しもう。



外灘豆知識

【パーマー&ターナー設計事務所】

1860年代末に香港で設立され、今も続くイギリス系の会社。20世紀初頭に上海で最も大きな規模を持ち、外灘だけではなく上海中で数多くのビルを建設した。

【アール・デコ様式】

幾何学的な図形を組み合わせた装飾が特徴。流行した20世紀初頭は、オールド上海の繁栄と重なっていて、当時の家具や調度は、上海アール・デコとして人気がある。

【租界】

19世紀中頃から1943年まで上海に置かれていた外国人居留地のこと。イギリスなどが共同で管理した外灘の共同租界がとくに有名で、洋館群はその名残。

【裏外灘・南外灘】

古い工場や倉庫群を改築したリノベスポットの南外灘。中山東一路から1本裏道にあるおしゃれストリートの裏外灘。いずれも外灘から徒歩圏内の注目エリアだ。

ザ・ハウス・オブ・ルーズベルト (The House of Roosevelt)

英国最大の銀行だったジャーマン・マゼソン銀行(怡和洋行)のビルとして1920年に竣工。長らく閉鎖されていたが、2010年にルーズベルト家が「アメリカの最高級」を集めたラグジュアリービルにリノベーションした。【1920年竣工】

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揚子大楼 (ヤンヅーダーロウ/扬子大楼)

設計はパーマー&ターナー事務所。層ごとに異なる風格を持つ珍しいデザイン。【1920年竣工】

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中国工商銀行 (ヂョングオゴンシャンインハン/中国工商银行)

イオニア式円柱を持つ建物はパーマー&ターナー事務所の設計。日本の中国進出を支えた横浜正金銀行があった。【1924年竣工】

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中国銀行上海分行 (ヂョングオインハンシャンハイフェンハン/中国银行上海分行)

アール・デコ様式の17階建てビル。パーマー&ターナー事務所が設計。中国的な装飾や重厚な回転式扉が特徴的。【1937年竣工】

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フェアモント・ピース・ホテル (フーピンファンディエン/和平饭店)

ユダヤ系財閥サッスーン家により建造され銀行などが入っていた。現在は5ツ星ホテルとして営業。【1929年竣工】

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スウォッチ・アート・ピース・ホテル (スーウォーチーフーピンファンディエンイーシュウヂョンシン/斯沃琪和平饭店艺术中心)

旧パレスホテル。ウォルター・スコットによる設計。【1908年竣工】

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外灘18号 (ワイタンシーバーハオ/外滩十八号)

パーマー&ターナー事務所設計のアール・デコ様式のビル。1923年に竣工、当時はチャータード銀行として利用。イタリア出身の有名建築家が内装を手がけ、優雅な複合施設に変身した。【1923年竣工】

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奥付:
この記事の出展元は「まっぷる上海 蘇州」です。掲載されている電話番号、営業時間、料金などのデータは2017年6〜8月の取材・調査によるものです。いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。また、掲載の商品は取材時のもので、現在取り扱っていない可能性があります。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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