病気╱けが HEALTH

旅行者がかかりやすい病気

下痢・胃腸疾患
水や食べ物が合わず旅行者がかかりやすい。とくに辛い食べ物には注意をしたい。赤痢菌の付着した食器や食品が原因で感染する赤痢にも注意を。清潔な食器を使用したレストランを利用し、発熱や腹痛を起こした場合は速やかに病院へ。
虫刺症
バリ島の蚊に刺された際、体の免疫抗体が過剰に反応して、刺された箇所が腫れて赤らみが数カ月消えないことも。虫よけクリームやスプレーをつねに持参するとともに、蚊や虫の多そうな場所では肌の露出もひかえるようにしたい。
風邪・呼吸器疾患
日中の暑さと冷房の効いた室内の温度差が原因で風邪をひくことがある。排気ガスや乾燥による呼吸器疾患を訴える人も多い。喉が弱い人はマスクを。スカーフなど羽織るものがあると重宝する。
そのほか
デング熱、狂犬病、鳥インフルエンザにも注意を払いたい。

交通事故

車やバイクの交通量が年々増加傾向にあるバリ島。道路状況がよくないうえ、交通マナーが悪く、スピードを出すバイクも多いため、対人を含めた接触事故も増加している。事故に遭ったら、警察・救急への連絡はもちろん、海外旅行保険の緊急アシスタンス・サービスに連絡し、処置を相談すること。

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海外旅行保険

事故や病気により、治療を受けなければならないなど緊急の場合は、まず保険会社のアシスタンス・サービスへ電話をして手配を依頼する。どの保険会社も日本語対応で、24時間受け付けている。キャッシュレスで治療が受けられる病院を手配してくれるほか、状況に応じて、救援者の渡航や宿泊に関する手配、保険金請求の手続きの案内などを行なっている。保険加入時に連絡先を確認し控えておく。医療費は高くつく場合があるので、海外旅行保険には必ず加入しておきたい。

バリ島の病院

医療技術はけっして高くないが、デンパサールには設備の整った公立病院がある。クタには日本語が通じる病院も多く利用しやすい。
日本語が通じるおもな病院・医師
カシ・イブ・ゼネラル・ホスピタル Kasih Ibu General Hospital
085-1008-73432(日本語・デンパサール)
診療科目●総合診察(24時間体制)は変更なし
ビー・アイ・エム・シー病院 BIMC Hospital
0361-761263 (クタ)
診療科目●総合外科・内科
スルヤ・フサダ・ホスピタル Surya Husadha Hospital
081-2389-6617(日本語・デンパサール)
診療科目●総合診察(24時間体制)

バリの薬局

アポテック(APOTEK)の文字が目印。街なかやスーパーマーケット内に存在し、処方箋なしで薬が購入可能。頭痛薬や風邪薬、化粧品などが揃う。期限切れの薬に注意。

緊急時の対応

●保険会社の提携病院へ
保険会社に連絡
保険会社のアシスタンス・サービスセンターに連絡。日本語対応の保険会社の提携病院を手配してもらい、病院で治療を受ける。

治療
保険会社のキャッシュレス提携病院では、医療費の精算は保険会社と病院の間で行なわれるため、治療後の精算はとくに必要ない。
●緊急を要する場合
救急車で病院へ
とにかく救急車を呼んでもらう。保険に加入していない場合、救急車、治療費、薬代などはすべて自己負担。

治療
保険に加入している場合は、診断書・領収書を必ず病院に書いてもらう。

保険会社に連絡
帰国後、診断書・領収書を保険会社に送付して、医療費の請求を行なう。

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盗難╱紛失 THEFT & LOST

盗難╱紛失の際の対処

貴重品を紛失したり、盗難の被害に遭ってしまった場合、 まずは最寄りの警察署に行き、盗難・紛失届出証明書(Police Report)を作成してもらう。海外旅行保険金の請求やパスポートの手続きには、この証明書が必要になるので、被害者名、事件発生日時、盗難品目、報告書番号(Complaint Number)、所轄署名がきちんと記入されているのを確認すること。  警察署では英語は通じるが、日本語が話せる署員は少ない。状況を把握している日本語ガイドなどに手伝ってもらえればベストだ。

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■ 盗難・紛失に備える

パスポート
顔写真があるページのコピー、パスポート番号や発給日、発行地などを控えておき、パスポートとは別の場所に保管しておく。パスポート用の顔写真2〜3枚も用意しておくとよい。
クレジットカード
カード番号と有効期限を控え、発行会社の緊急連絡先も調べておこう。また、暗証番号は絶対に他人に教えないこと。暗証番号を書いたメモなどをカードと一緒にすることも避けたい。不正使用されても補償されないことがある。
航空券(eチケット控え)
eチケット控えは、航空会社の窓口で無料で再発行してもらえる。本人確認のため、購入時に使用したクレジットカードやパスポート番号が必要。便名や出発時刻は別に控えておきたい。

盗難・紛失時の対応

パスポート
警察に届け出
盗難・紛失届出証明書を発行してもらう

総領事館に届け出
渡航書の発給申請
警察の証明書、顔写真2枚、運転免許証など国籍を確認できる書類、帰りの航空券を用意して日本総領事館へ連絡。窓口で「帰国のための渡航書」を申請する。

発給
渡航書は1〜2日で発給されるが、他国へは入国できない。現地でパスポートを申請する場合は通常1週間かかり、戸籍謄(抄)本が必要。
現金
警察に届け出
盗難・紛失届出証明書を発行してもらう

帰国後、保険会社に申請
海外旅行保険でも、現金の紛失・盗難は補償されない。貴重品や荷物の盗難だけは保険が適用されるので、帰国後に警察の証明書や購入時の領収書などを添付し、保険金を申請する。

保険金給付
国際キャッシュカード・国際デビットカード
発行会社に届け出
再発行手続き
紛失・盗難に気付いたら、すぐに発行元の金融機関へ連絡して、利用停止の手続きをする。オンラインで手続きができる場合もある。指示があれば、警察で盗難・紛失届け出証明書を発行してもらう。

再発行
帰国後の再発行が多い。会社によっては、現地で緊急カードを受け取れることもあるが、通常は有料で日数がかかる。
クレジットカード
カード会社に届け出
失効手続き
不正使用されないよう、すぐにクレジットカード会社の緊急連絡先へ電話する。名前、カード番号、最後にカードを使った店名と金額などを告げ、カードの停止手続きと再発行を依頼。指示があれば現地警察へも届け出て、紛失・盗難届出証明書を発行してもらう。

再発行
再発行までの日数や手数料は会社により異なるが、臨時カードを発行してもらい、現地滞在中だけ使うことができるサービスもある。

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観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。

奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ バリ島」です。掲載している情報は、2017年11〜2018年1月にかけての取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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