カンボジア ビザや通貨、マナーなど出入国の基本情報

国のPROFILE

国名　カンボジア王国（Kingdom of Cambodia）

首都　プノンペン（Phnom Penh）

面積　約18万1035㎢（日本の約半分の大きさ）

人口　約1596万人（2016年時点）

時差　日本時間のマイナス2時間

言語　公用語はクメール語。観光地では英語も多少通じる。

宗教　国民の95%は上座部仏教徒（小乗仏教）で、イスラム教徒が3%、キリスト教徒が2%。

通貨＆両替　通貨はRiel（リエル）とUS$が流通しており、観光地はUS$が主流。シェムリアップのみの滞在ならば、US$だけで事足りる。※2017年4月現在のレートはUS$1＝約110円（約4000Riel）、1円＝約37Riel

チップ　レストランは不要、ホテルなどでは必要。

気候　高温多湿で、雨季が5〜10月、乾季が11〜4月。4月が最も暑い

電話＆インターネット　中・高級ホテルでは電話やインターネットは完備。カンボジアの国番号は855、日本へ国際電話をかける際には国際電話識別番号の001からダイヤルを。

水、トイレ、電気　生水は絶対口にしないこと。ミネラルウォーターはUS＄1前後。ホテルや遺跡のトイレは水洗で清潔。電圧は220Vか120Vで、周波数50Hz。プラグは2つ穴のCタイプか、日本と同じAタイプが多い。

治安　街の中心地は比較的安全だが、夜の外出はひかえたほうが無難。郊外は地雷が残っているおそれがあるので、草むらへの立ち入りは絶対に禁物。

空港で慌てないために　出入国情報

入国

2016年から成田〜プノンペン直行便（ANA）が毎日1便運航している。ブノンペン国際空港からアンコールワット観光の拠点となるシェムリアップ国際空港までは飛行機で約50分。また、ベトナムかタイ経由で入ることも可能。

出国

必要なら出国の72時間前までにリコンファームを済ませる。出発の2時間前までに空港へ行き、チェックイン・カウンターでパスポートと航空券（eチケット控え）を提示し、搭乗券をもらう。手荷物検査のあと、パスポート、出国カード、搭乗券を出して出国審査を受ける。税関でパスポート、搭乗券を提示し、申告するものがなければそのまま搭乗ゲートへ。出入国時には顔写真の撮影と指紋採取がある。

出入国カードの記入事項

カンボジア入国時の注意

パスポートは、カンボジア入国時に6か月以上の残存有効期間が必要。入国にはビザが必要で、観光ビザは発給から3か月間有効、30日間の滞在が可能。出発前に東京のカンボジア王国大使館（www.cambodianembassy.jp）や大阪・名古屋・福岡・札幌のカンボジア王国名誉領事館で取得する。発給手数料は観光シングルビザ3900円（領事館は4400円）。入国時に空港でビザを取得することも可能。縦60㎜×横40㎜の顔写真を貼った申請書を空港のビザカウンターに提出。発給手数料は現金でUS$30。その場で発給してくれる。ただ、慣れない人は日本での取得のほうがよい。入国手続きには出入国カードのほかに税関申告書も必要。※宿泊をともなわないシェムリアップへの日帰り観光目的での空路入国は原則不可。

税関申告書の記入事項

旅のクメール語辞典

●あいさつ
おはようございます　アロンスースダイ
こんにちは　チョムリアップスオ
さようなら　リア ハウイ
ありがとうございます　オークン
ごめんなさい　ソムトー

●単語
バス／バス停　ラーンクロン/チョムノートラーン
トゥクトゥク　トゥクトゥク
空港　プロリアンユァンホッ
市場　プサー
寺院／宮殿　プラサット/ヴィアン

習慣とマナー

飲酒／喫煙

飲酒・喫煙に関する宗教的なタブーはなく、レストランでも、ほとんどの店が喫煙を許可している。しかし、カンボジア人は、女性の飲酒や喫煙を好まない傾向があるので、注意しよう。

写真撮影

基本的にはフレンドリーで愛想の良いカンボジア人だが、人の写真を撮るときにはひと声かけたほうがよい。撮ったらひと言お礼を言おう。店によっては商品や料理の撮影を禁じているところもあり、無断で撮影していると止められる場合もある。

思想／言動

カンボジア王室の批判や、政治的な話題は避けたほうがよい。カンボジア人は温厚だが恨み深い性格も持ち合わせるため、怒鳴ったり手を上げたりすることはひかえるように。●チップ チップを渡す習慣はないが、心付けとしてポーターやガイドなどに渡すと喜ばれる。ただし強制ではないため、状況によって判断を。