花と香水を楽しむ、南仏グラースを堪能するなら!
Grasse, by bibendum84, CC BY-SA

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2020年4月13日

この記事をシェアしよう!

花と香水を楽しむ、南仏グラースを堪能するなら!

南仏一の香りの街、グラースへ行くなら、カンヌ駅からのバスがおススメです。カンヌを経由してバスに乗るのが実は早くて、交通費の節約にもなります。ニースからグラースへの電車もあるのですが、グラース駅と市街地が離れているため、結局はそこからもバスに乗ることになります。美術館にも日本語のガイドがあるなど親日的なので、ツアーで行っても、個人旅行でも安心して過ごせるのもグラースのおすすめポイントです。



細い坂道の街、グラースへ

グラース市街に目を転じると、そこは小さな南仏の街。南仏らしく歴史地区は小高い坂になっていて、車の入れない石畳の細い道が続きます。日曜を除いてそこをカワイらしいミニSLが走るので、子どもも大人も楽しめる雰囲気。ちょっと疲れたら気軽にのってみましょう。

7000235612_86bf0bf4e5_z

Grasse, by Metro Centric, CC BY

15819063537_7b3345e911_z

France-002833 – Side Street, by archer10 (Dennis) (52M Views), CC BY-SA

休憩するなら、Café des muses(カフェ・デ・ミュゼ)カジュアルな雰囲気のなかにも洗練されたところがあり、お勧めです。美味しいタルトでカフェタイムを取ればまた元気に歩き出せますよ。

Cafe Des Musees, Foursquare.com

Cafe Des Musees, Foursquare.com

名称:
Cafe Des Musees
住所:
フランス共和国
ホームページ:
Foursquare.com

国際香水博物館で香りの歴史を楽しもう

小さい街ながらに現在でも香水の産地として世界中に名を知られているグラース。その誇りを知るためには、国際香水博物館は欠かせません。歩いているだけでウキウキするような香水好きには殿堂のような美術館。マリー・アントワネットの時代の香水など、展示も興味深いのですが、注目は美術館から少し離れた庭園です。

Musée international de la parfumerie, Foursquare.com

15816452180_724a6ef756_z

France-002799 – Old Perfume Stills, by archer10 (Dennis) (52M Views), CC BY-SA

自然な雰囲気の中に香水の原料となるローズやジャスミンといった薫り高い花々が観察できます。また、珍しい品種のバラを見ることもできて、散策をしながら香水の産地と花の深いつながりを感じられるでしょう。チケットが別になっているので美術館と庭園のセットで購入しておきたいですね。

Les jardins du mip, Foursquare.com

名称:
Musée international de la parfumerie
住所:
2 boulevard du Jeu de Ballon, 06130 Grasse, フランス共和国
TEL:
+33 4 97 05 58 00
ホームページ:
公式サイト Foursquare.com

咲き誇る数万本のバラ、5月のバラ祭へ

香水、花のつながりをもっと感じたい人は、毎年5月に開催されるバラ祭は圧巻です。ジャン・オノレ・フラゴナール美術館を会場に行われるこのお祭では、数万本ものバラが集められます。バラの香りに包まれた会場は、いるだけで、香りが移ってきそうなほど。見たこともないバラに囲まれて、普段から美しい私邸の美術館もさらに雰囲気が変わって見えるでしょう。

Villa Musée Jean-Honoré Fragonard, Foursquare.com

Villa Musée Jean-Honoré Fragonard, Foursquare.com

名称:
Villa Musée Jean-Honoré Fragonard
住所:
23 Boulevard Fragonard (Hotel de Villeneuve), 06130 Grasse, フランス共和国
ホームページ:
公式サイト Foursquare.com

香水工場で自分だけの香りを

香水の産地として世界的に有名な南仏グラースで、大人の工場見学をしてみませんか。フラゴナールやガリマールといった香水メーカーの体験ができる工房があり、自分だけの香りを作れます。街中には直営店もあり、日本では手に入りにくいフラゴナールの香水や石鹸なども買うこともできます。

DSC05742

Fragonard Perfume Factory, by House of Hall, CC BY-SA

工場では香水について学ぶところから始まり、自分好みの調香をするコースが日本語でも受けられます。ガリマール社では日本語で申し込みから体験までできるのが魅力です。自分で名づけた香水を入りの小瓶を持ちかえれば、南仏の思い出を香りとともにいつでも花開かせてくれるでしょう。

15977938866_76f43fdbbe_z

France-002800 – Perfume Factory, by archer10 (Dennis) (52M Views), CC BY-SA

DSC05737

Fragonard Perfume Factory, by House of Hall, CC BY-SA

筆者:まっぷるトラベルガイド編集部

まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。

皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!