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まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2024年2月1日

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韓国の休日・イベントカレンダー【2024年版】韓国の休日を文化と一緒にご紹介

この記事では、2024年の韓国の休日やイベント、行事を詳しく解説していきます!

韓国語で休日は「ヒュイル」または「シィヌンナル(休みの日)」といいます。ヒュイルは旧暦に基づいて毎年変わるため、韓国旅行の前には休日やイベントカレンダーを毎年チェックすることが大切!

日本とは異なる休日やイベントをチェックしながら、韓国の文化を学んでいきましょう。

2024年のカレンダーで韓国の休日をチェック!

最初に、2024年の韓国の休日をカレンダーでチェックしておきましょう。

休日 休日の名称
1月1日(月) 新正月(シンジョン)
2月9日~12日(金~月) 旧正月(ソルラル)
3月1日(金) 三一節(サミルジョル)
4月10日(水) 国会議員選挙日
5月5日(日) 子どもの日(オリニナル)
5月15日(水) 釈迦誕生日
6月6日(木) 顕忠日(ヒョンチュンイル)
8月15日(木) 光復節(クァンボッチョル)
9月16日(月)~18日(水) 秋夕(チュソク)
10月3日(木) 開天節(ケチョンジョル)
10月9日(水) ハングルの日
12月25日(水) 聖誕節(ソンタンジョル)

ここからは、各月ごとの休日、暦や行事について詳しく解説していきます!

【韓国】1月の休日、年中行事やイベント


韓国の1月はとても寒く、1日中氷点下の日もあります。ソウルを流れる大きな川「漢江(ハンガン)」が凍ることもあるため、寒さ対策は万全に。

韓国では冬のセールが12月の後半頃から始まり、1月中は服屋さんもデパートもセール真っ盛りの時期!お得に冬物をゲットするチャンスです。

【韓国】1月の休日・祝日

1日(月):新正月(シンジョン)

韓国では年末年始の長期休暇はなく、お正月は1日だけが公休日。日本のように「1月1日に初詣」のような風習はありませんが、カウントダウンや初日の出イベントは盛んに行われます!新年に初日の出を見て気分を新たにする人も多いそうです。

ソウルでは山の上で初日の出を待つことが多く、人が多く集まるスポットでは「日の出祭り」などイベントが行われることもあります。

【韓国】1月の行事・イベント

6日(土):小寒(ソハン)
「小寒(ソハン)」は1年を24に分けた節気の1つで、冬の本格的な寒さが始まる時期のこと。ソウルの1月6日の平均最低気温はマイナス4.5度になります。

20日(土):大寒(テハン)
毎年1月20日前後にやってくる「大寒(テハン)」。韓国では小寒のほうが寒い時期とされていますが、大寒も昼夜で氷点下に達し、ソウルを流れる大きな川が凍ってしまうほど厳しい寒さに見舞われます。

【韓国】2月の休日、年中行事やイベント


2月最大のイベントが「旧正月(ソルラル)」。ソウル中のデパートや市場が旧正月を前に熱くなります。

また、韓国では3月から新年度が始まるため、2月は年度末・卒業シーズン。学生は春休みとなるため、各地の映画館や遊園地などの遊楽施設は日中から混み始めます。

【韓国】2月の休日・祝日

9日~12日(金~月):旧正月(ソルラル)

韓国の休日・祝日の中で最大のイベントは「旧正月(ソルラル)」。旧暦の元旦当日と、その前後の日が旧正月の連休となり、振替休日が適用されます。

2024年の旧正月・当日は10日(土)のため、旧正月連休は前日の2月9日(金)から。2月12日(月)が振替休日なので4連休となります。

両親や親戚などのお世話になった人に贈り物をしたり、親族で「茶礼(サレイ・チャレ)」という先祖を供養する儀式が行われる旧正月。韓国では、ご先祖様がこの世に戻ってきて食事をしていく時期と考えられています。

【韓国】2月の行事・イベント

4日(日):立春(イプチュン)
韓国では「立春(イプチュン)」に家の門や扉にお札を貼る風習があります。各家々でお札を書いたり、通っているお寺などで受け取ったりします。

伝統家屋が立ち並ぶ北村の地域では、扉に貼られたお札をたくさん見ることができますよ。

14日(水):バレンタインデー
2月14日といえば「バレンタインデー」。韓国でも日本と同じように、1月の後半から街中のお店がバレンタイン一色となります。韓国のバレンタインは、バスケットにお菓子や贈り物をたくさん詰めて、華やかにラッピングして贈るのが定番。

24日(土):正月(チョンウォル)テボルム
旧暦で、新年を迎えて最初の満月の日・旧暦1月15日を「正月(チョンウォル)テボルム」といい、橋踏みや薪燃やしなど有名な民俗行事が行われます。また、これからの1年間の健康や叶えたいことを願う日でもあります。

【韓国】3月の休日、年中行事やイベント


新年度がはじまり、休日はフレッシュな学生たちでにぎわう3月の韓国。上旬はまだ寒さが残る気候ですが、3月下旬からは暖かくなり始め、少しずつ春を感じられる時期です。

【韓国】3月の休日・祝日

1日(金):三一節(サミルジョル)

「三一節(サミルジョル)」は、1919年の3月1日に日本の植民地支配に抵抗し、市民たちが独立を願って行った運動をたたえた祝日です。

毎年3月1日は、街中に「太極旗(テグッキ)」が掲げられ、鐘路(チョンノ)にある「タプコル公園」では、毎年三・一独立運動で殉死した人々を追悼する記念行事や、独立を祝う記念行事が行なわれています。

【韓国】3月の行事・イベント

14日(木):ホワイトデー
「ホワイトデー」は日本、韓国、台湾などの東アジアにだけ見られる習慣で、その起源は日本にあるとされています。14日当日には大きなバスケットや花束を持ったカップルがたくさんいて、韓国ならではの光景が見られますよ。

20日(水):春分(チュンブン)
韓国では3月20日を「春分(チュンブン)」としていますが、日本のような祝日の扱いではありません。季節の節目として春分を設定しているそうです。

【韓国】4月の休日、年中行事やイベント


長い冬と寒い早春を乗り越え、さまざまな花が咲き誇り華やぐ季節。

屋外を観光しても雨に降られる心配が少ない韓国の4月。お花見や歴史スポットを楽しむのに最適なシーズンです。

【韓国】4月の休日・祝日

10日(水):国会議員選挙日

韓国の選挙の日は休日に指定されています。2024年4月10日は、同年5月30日から4年の任期を遂げる「第22代国会議員」を選出する日。

選挙日を休日とすることで、仕事や学校の都合で投票できないという問題を解消し、より多くの国民が参加できるようにしているのですね。

【韓国】4月の行事・イベント

5日(金):植木日(シンモギル)/寒食(ハンシッ)
「植木日(シンモギル)」は、毎年4月5日にある韓国の記念日。国民の森林への関心を高め山地を資源化へ導くために1949年に制定されました。1982年から2006年までは祝日でしたが、現在はお休みの日ではありません。

また、同じ4月5日は韓国の4大名節のひとつ「寒食(ハンシッ)」の日。12月下旬の「冬至(トンジ)」から105日目に当たる日で、陽暦では毎年4月5日〜6日頃が該当します。
寒食の日は火を使わずに冷たいものを食べる習慣があり、この日は祖先のために祭祀やお墓参りをするほか、旬となるヨモギを使った料理を食べます。

14日(日):ブラックデー
韓国では2月14日のバレンタインデー、3月14日のホワイトデーのほかに、4月14日の「ブラックデー」があります。

4月14日に「恋人のいない人たちが黒い服を着て集まり、黒い麺を食べるイベント」が広まり、恋人ができない悲しみを慰め合う日として定着したそう。ブラックデー当日に黒い装いの人は募集中のアピールにもなるため、恋人を作るチャンスの日でもあります!

【韓国】5月の休日、年中行事やイベント


5月の韓国は初夏となり、少し汗ばむ季節となります。

公休日が比較的多い5月。子どもの日や父母の日などが並ぶことから「家族の月」とも言われます。

【韓国】5月の休日・祝日

5日(日):子どもの日(オリニナル)

韓国の「子どもの日(オリニナル)」は、日本と同じ5月5日です。日本では行事食としてちまきや柏餅を食べる慣習がありますが、韓国では子ども達が心ゆくまで遊び、好きなものを食べ、プレゼントやお小遣いをもらう日となっています。

6日(月):子どもの日の振替休日

2024年5月5日の「子どもの日」が日曜日のため、翌6日は振替休日となります。

15日(水):釈迦誕生日

旧暦の4月8日、2024年では5月15日が「釈迦誕生日」。お釈迦様の生誕を祝い、改めてその教えに理解を深めようとする日です。
釈迦誕生日には韓国仏教の最大の祭典「燃灯祝祭(ヨンドゥンチュッチェ)」がソウルで行なわれ、ソウル市内は色とりどりの燃灯(提灯)が飾られてお祭りムードに包まれます。

また、毎年5月15日は「先生の日(ススンエナル)」。教師の日とされ、毎日学校で顔を合わせる先生やかつての恩師を敬い、感謝を伝える日です。
※韓国の先生の日は祝日ではありません。

【韓国】5月の行事・イベント

8日(水):父母の日(オボイナル)
毎年5月8日は「父母の日(オボイナル)」で、両親の日や親の日とされています。日本には「母の日」「父の日」として別々に記念日がありますが、韓国では「お父さんとお母さん」を合わせて意味する「オボイ」の日に、両親へ感謝の気持ちを表します。

13日(月):成年の日(ソンニョネナル)
毎年5月の第3月曜日、2024年は5月13日が「成年の日(ソンニョネナル)」。日本の「成人の日」のように祝日ではありませんが、韓国ならではの方法で、親しい友達や恋人、家族と一緒に成人としての新たなスタートをお祝いします。

【韓国】6月の休日、年中行事やイベント


日本より梅雨の時期が遅く、6月末頃になると雨が多くなる韓国。6月は戦没者を追悼する日や、戦争の歴史を振り返るイベントなどがあります。

【韓国】6月の休日・祝日

6日(木):顕忠日(ヒョンチュンイル)

毎年6月6日は「顕忠日(ヒョンチュンイル)」、韓国の戦没者を追悼する記念日です。韓国の守護と発展のために献身した人々が眠る国立墓地「国立ソウル顕忠院(ヒョンチュンウォン)」で追悼行事が行なわれ、指定の時間には黙祷も行われます。

【韓国】6月の行事・イベント

10日(月):端午(タノ)
韓国では旧暦5月5日は端午(タノ)。山の神と地の神にお祈りをして豊作を祈願する日で、2024年の端午は6月10日となります。韓国各地で「端午祝祭(タノチュッチェ)」または「端午祭(タノジェ)」というお祭りが行われる、初夏の風物詩のひとつ。

21日(金):夏至(ハジ)
「夏至(ハジ)」は24節気の一つで、1年の内で最も昼が長い日です。韓国では梅雨が始まる時期ともされ、この日までに雨が降らないと雨乞いを行う風習もあったそうです。

25日(火):6.25戦争日(ユギオチョンジェン)
6月25日は日本で言う「朝鮮戦争」が始まった日で、韓国では朝鮮戦争を「6.25戦争(ユギオチョンジェン)」と呼んでいます。龍山(ヨンサン)にある「戦争記念館」では、当時の食べ物がふるまわれたり、兵役についている若い軍人たちが多く訪れます。

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