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筆者撮影

Harukuni16

更新日:2018年1月16日

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スペイン【アンダルシア】の知られざる生活

スペインで一番世界遺産(UNESCO)の多いアンダルシアは、スペインらしい建造物が1番残っていると言われています。 イスラム文化とローマ人の歴史が今も残るところ。

日本からのツアーなどでは、あっという間に駆け巡り、その多さに気づくことんもなく通り過ぎてしまう場所にも、素敵なものはたくさんあるわけで・・・今回は、そんなところをご案内してみようと思います。

コルドバ近くの知られざる場所

コルドバといえば、ローマ時代の遺跡がたくさん残っているところなのですが、ツアーなどでは残念ながらメスキータ(世界遺産)と呼ばれるモスクと、花の小径のあるユダヤ人街がを観光するのが中心で、その他のところまでは、なかなか知ることができないのです。まだまだ奥深い歴史がそこに隠れているのですが・・・

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筆者撮影

パティオ祭り(5月初旬から中旬にかけてのコルドバ一番のお祭り)
パティオというのはスペインの建物の中庭という意味ですが、その中庭を綺麗なお花で飾り付け、そのパティオの美しさを競いあうお祭りです。

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筆者撮影

世界各地からたくさんの観光客が訪れ、小さな中庭に入るためには入場料が必要なところもあり、人気のあるところには、長蛇の列ができます。

そんな観光客の多いコルドバから、ちょっと足を伸ばせば、世界遺産には届きませんが、素晴らしいお城や、素敵な景色を楽しむことができます。コルドバから車で20分ほど、新幹線でマラガからマドリッドへ向かう途中に見えるその町は、アルモドバル・デル・リオという小さな町、人口8000人の町には、とても立派なお城があります。アンダルシアの片田舎ではありますが、非常に立派のお城に訪れる歴史好きな欧米人が後をたたないところです。

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筆者撮影

アムドロバル城
8世紀にイスラム教徒によって作られ、その後何度も作り直されているものの、その立派な姿は、なかなかのもので、有名な歴史ドラマ撮影場所としても知られています。(日本では未だ放映されてませんが?Game of Thrones)
スペインの歴史上有名な、また、日本の少女漫画「アルカサル」にも登場する、ドン・ペドロ(残酷王ペドロ王)も住んでいたというお城には、入場も可能で、そこには映像で、わかりやすく、その歴史を伝えてくれる、興味深いところになっています。
初めてのスペイン観光でなく、2〜3度目の奥深いスペインの歴史を除きたい方には、もってこいのところです。

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筆者撮影

エンバルセ・デ・ラ・ブレーニャ(Embalse de la Breña II)
このお城の近くには、ダム湖があります。アンダルシアで2番目に大きなダム湖で、ブラックバスがたくさん釣れることでも有名で、釣り人がのんびり釣りをしていたり、冬場にはその魚たちをを求めて、水鳥もたくさん見ることができます。また、たくさんのアクティビティがあり、水上スキーやウェイクボードなどするために世界中からやってくるとか、子供達のためのアクティビティもあり、週末は、コルドバから家族連れも多くやってくるところになっています。

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筆者撮影
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筆者撮影

最近このダム湖の夕日が美しいということで、サンセットクルーズが始まりました。ソーラシステムの静かなボートで自然に優しく、15名くらいは乗ることができるボートだそうですか、二人きりでも貸し切ることができるそうで、とてもロマンチックです。
1時間ほどのゆったりとしたサンセットは、1杯のcava(発泡性のスペインワイン)を飲みながら騒がしいスペインとは対照的な、静かな時間で、心も体もリラックスさせてくれる場所になります。

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筆者撮影

地元の人は、この素敵な夕日と写真を撮りにきて、時々、結婚式の写真を取りにくるカップルもたちの姿も見ることができます。

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筆者撮影

バルからの景色も素敵で、週末は席を確保するのが大変なバルですが、アンダルシア地元の人の憩いの場所になっていて、人気の場所です。

日々忙しい仕事に終われる日本の方も、たまには、のんびりと旅を楽しむために、訪れてみてはいかがでしょうか?

筆者
Harukuni16

大好きなスペインに住みたいことを願いはや15年。やっとの思いで住むことに・・・
フラメンコと、スペイン人の気質が大好きな私が、スペインの裏側表側をご案内します。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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