アクションカメラの選び方
アクションカメラはいろいろなモデルがリリースされています。モデルごとに特徴や適した撮影用途が変わってくるので、まずは自分がどういった使い方をするか想定することが大事。アクションカメラを選ぶ際にポイントとなる点を紹介します。
①アクティブな撮影
ウェアラブル性の良さ、手ブレ性能、耐久性、故障時の補償に注目すると良いです。やはりおすすめはGoProシリーズ。
② VLOGなどの自撮り撮影
全面ディスプレイがあるアクションカメラが便利。ジンバルとの組み合わせで撮影をすることを考えるとジンバル一体型のDJI Pocket 2がおすすめ。
③ 旅行やおでかけ
携帯のしやすさ、直観的な操作性がポイント。この後におすすめするモデルはどれも旅行やおでかけに持っていくのに向いています。操作性の良さはDJI Osmo Actionが一歩上をいく印象。
④ 情報の記録など
道順を撮影したりするのにもアクションカメラは最適。Insta 360 ONE R ツイン版なら360度の撮影で道程を全方向で記録することができます。
おすすめのアクションカメラを紹介
一番のおすすめはGoProシリーズ(GoPro記事リンク)ですが、その他にもおすすめのモデルがたくさんあります。予算や使い方、必要な機能を参考に自分にぴったりのアクションカメラを探してみてください。
おすすめのアクションカメラ① GoPro HERO9
アクションカメラの代名詞であるGoPro。シリーズ9世代目となるのがGoPro HERO9。現在リリースされているアクションカメラの中で最も高性能と言われています。
性能だけでなくGoProの魅力は画質の良さ。GoProカラーを選択すれば編集することなく鮮やかでコントラストのあるクッキリした発色で撮影することが可能。また手ブレ補正も強力なので、別売りのジンバルや編集ソフトでの処理が不要で安定した映像を綺麗に残せます。
本モデルより搭載されたフロントディスプレイは賛否両論。筆者は特に必要としていませんが、流行りのVLOG撮影などに活用するのに最適な機能です。
■GoPro HERO9
おすすめポイント:最新モデルで高性能モデル
アクティブな撮影:おすすめ
自撮り撮影:おすすめ
防水:水深10mの防水性能
アタッチメント用ケース:不要(ベースマウントあり)
本体重量:158g
撮影解像度:5K、4K、2.7K、1080p
Wi-Fi接続:対応
おすすめのアクションカメラ② GoPro HERO7
GoProシリーズの中では廉価版にあたるモデル。2018年にリリースされたモデルですが、まだまだ他のアクションカメラブランドに負けない完成されたカメラです。
GoPro HERO9と比較すると画質や手ブレ補正で劣りますが、使用していて不満を持つレベルではありません。色味に関してはGoPro HERO9に比べるとやや落ち着いた印象になっています。
アクションカメラとして優秀な性能でありながら、価格は抑えられているのでコストパフォーマンス抜群。予算を重視するならばおすすめです。
おすすめポイント:コスパ抜群のモデル
アクティブな撮影:おすすめ
自撮り撮影:あまりおすすめできない
防水:水深10mの防水性能
アタッチメント用ケース:不要(ベースマウント付属)
本体重量:116g
撮影解像度:4K、2.7K、1080p、720p
Wi-Fi接続:対応
おすすめのアクションカメラ③ DJI Osmo Action
ドローンの世界シェア8割を占める中国のメーカー「DJI」が発売したアクションカメラ。DJI Osmo Actionのリリースは、GoProの王座を脅かすほどの高性能・低価格で衝撃を与えました。
画質は驚くほど綺麗でナチュラルな色合い。GoProと比較されることが多く、好みが分かれる部分。手ブレ補正も強力でGoProと実力を二分しています。
トータルの性能ではGoProに軍配があがりますが、DJI Osmo Actionの特徴はユーザビリティの高さ。タッチパネルの感度やメニューの配列などユーザーの使い勝手を考慮した設計が好印象。
レンズカバーはネジ式なので別売りのフィルターを簡単に取り付けられるのも特徴です。
■DJI Osmo Action
おすすめポイント:操作性が快適なモデル
アクティブな撮影:おすすめ
自撮り撮影:おすすめ
防水:水深11mの防水性能
アタッチメント用ケース:不要(ベースマウント付属)
本体重量:124g
撮影解像度:4K、2.7K、1080p、720p
Wi-Fi接続:対応
おすすめのアクションカメラ④ DJI Pocket 2
コンパクトなジンバルとカメラを一体化したどこにでも持ち運べるアクションカメラ。特徴はサイズ感。バッグに入れても場所を取らず、持っているのを感じさせないサイズです。
VLOGやSNSでの自撮りをメインに撮影する方に人気のDJI Pocketシリーズ。同シリーズの最新モデルがDJI Pocket 2です。
他のアクションカメラと大きく異なる点は、手ブレ補正機能をカメラ内ソフトウエアではなく、ジンバルの物理的なハードウエアで対処している点。物理的に処理することで全方向のあらゆる複雑な動きでも滑らかに撮影することができます。
DJIはジンバル技術が高く、以前からドローンにも使われています。別売のオプションには体に取り付けるアタッチメントもあるので、ウエアラブル性も備えたモデルです。
■DJI Pocket 2
おすすめポイント:ジンバル搭載モデル
アクティブな撮影:あまりおすすめできない
自撮り撮影:おすすめ
防水:なし
アタッチメント用ケース:なし
本体重量:117g
撮影解像度:4K、2.7K、1080p
Wi-Fi接続:対応
おすすめのアクションカメラ⑤ Insta 360 ONE R ツイン版
撮りたい場面によってカメラの付け替えが可能な多彩アクションカメラ。4Kで広角な正面を撮るモジュール、360度が撮れるモジュールの2種類が付け替え可能です。付け替えも簡単、一台二役で荷物も最小限に抑えることができます。
Insta 360シリーズの特徴である「バレットタイムショット」にも対応。これは映画『マトリックス』で背後に仰け反りながら弾丸(バレット)を避けたシーンのような映像が撮れる楽しいギミック。
その他の特徴としては独自のアルゴリズムで被写体の人物を追いかける楽々フォロー撮影が可能な点。動きの激しいスポーツ撮影にも向いています。
■Insta 360 ONE R ツイン版
おすすめポイント:多機能モデル
アクティブな撮影:ややおすすめ
自撮り撮影:おすすめ
防水:なし
アタッチメント用ケース:不要(ベースマウント付属)
本体重量:121~130.5g
撮影解像度:4K広角モジュール(4K、2.7K、1080p)
360度モジュール(5.7K、4K)
Wi-Fi接続:対応
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
旅行、デジタルガジェット、釣りが趣味のノマドワーカー、ドローン講師。各地の観光情報、空撮や360度カメラなどを活用した美しい映像を発信していきたいです。最近はDIYも始めました。