電圧(VOLTAGE)

フランスの電圧は230V、周波数は50Hz。日本は電圧100V、50/60Hzなので、日本の電化製品を使うには変圧器が必要。そのまま使うと故障や火災の原因となることもある。最近は240Vまで対応した電化製品も多いので、コンピューターや携帯、カメラの充電器など、使用する製品の電圧を確認しておく。電化製品だけではなく、ケーブルも電圧に対応しているかどうか併せて確認しておくこと。

電源(ELECTRICAL OUTLET)

フランスのコンセントは丸穴が並んでいるもので、対応するプラグはCタイプかSEタイプ。日本と形状が異なるため、持参した電化製品の利用には、プラグの変換アダプターが必要だ。旅行用に汎用型のコンセントプラグを用意しておくと便利。

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トラブル対策 TROUBLE

意識を海外モードに切り替えて、つねに注意を怠らない

治安(SAFETY)

パリの治安状況(SECURITY SITUATION)

大都市で、世界中から観光客が集まるパリでは、スリ、ひったくりなどの軽犯罪が頻発している。ひったくりで抵抗して引きずられて負傷する、刃物を突きつけられて金銭を要求されるなど悪質なケースも発生している。 防犯には自分の身は自分で守るという意識が欠かせない。貴重品から手を離さない、高価なものや多額の現金は持たない、周囲に注意し隙を与えない、夜間の一人歩きを避けるなど、防犯の意識を持ち続けるようにしたい。

外務省海外安全情報
www.anzen.mofa.go.jp

日本出国前に「たびレジ」に登録

海外に旅行する際、旅行日程や滞在先、連絡先などを登録しておくと、緊急時にメールや電話で情報提供が受けられる外務省のシステム。渡航先でも登録できるが、日本で登録してから出発するのがおすすめ。
www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg

危険なエリアとスポット(DANGEROUS AREAS & PLACES)

スリの被害は半分近くはメトロで起きている。とくに観光客が多い1号線はスリが多いとされている。同様にルーヴル美術館の『モナ・リザ』前、オルセー美術館、クリニャンクールの蚤の市、ヴェルサイユ宮殿、ノートル・ダム大聖堂など、観光客で混み合う場所ではスリや置引が発生している。シャルル・ド・ゴール空港とパリ北駅を結ぶRER B線も途中で治安が良くない地域を通るため注意が必要だ。ピガールなどの歓楽街があるモンマルトルは夜になるととくに治安が悪くなり、地元住民も注意をする場所だ。ひったくりが発生しているほか、悪質な客引きや暴力バー、ぼったくりバーのような店もある。

緊急時の連絡先

警察Police
[電話] 17
消防署Pompier
[電話] 18
救急車(有料)SAMU
[電話] 15
救急医療センターS.O.S. Médecins
[電話] 01-47-07-77-77 24時間。緊急処置と病院への移送
緊急医療看護SAMU
[電話] 01-45-67-50-50 24時間。往診と医療相談
在フランス日本国大使館Ambassade du Japon
[電話] 01-48-88-62-00
www.fr.emb-japan.go.jp

トラブル事例と対策

空港で

事例➀
シャルル・ド・ゴール空港から市内に向かうタクシーに乗っていた。高速道路の渋滞でタクシーが停車したところ、バイクに乗って近づいてきた犯人に、外から窓ガラスをたたき割られて座席に置いてあった手荷物を奪われた。  

対策➀
バッグなどの手荷物は足元に置いたり、トランクに入れたりして、座席の上には置かない。ブランド品や高価なものを身につけない。つける場合は服などで隠し、外から見えないようにしよう。  

事例➁
手荷物受取所で、機内に預けたスーツケースを取りにいっているわずかな間、バッグをカートに載せたままにしていた。荷物を受け取り戻ってきたら、バッグがなくなっていた。

対策➁
手荷物受取所に限らず、カートの上にあった荷物の置引が多い。わずかな時間でも荷物はカートに置いたままにせず、手から離さないようにする。

街なかで

事例➀  
オペラ座周辺を歩いていたところ、肩に下げていたバッグをひったくられた。バッグを離さず抵抗したところ、引きずられて大けがをした。 

対策➀
道路側にバッグを持たない。上着などで覆ってしまうのも一案。けがを避けるために、バッグから手を離すことも必要。

事例➁
私服警察官を名乗る男たちから、麻薬取り締まりのための所持品検査だと、バッグや財布の中身を調べられた。あとで財布から紙幣が抜き取られていることに気がついた。

対策➁ 
私服警官と称する人物には注意する。身分証明書の提示を求め、本物かどうかを確かめる。可能なら周囲の人や最寄りの警察署に確認をしてもらう。また、偽警官だけでなく率先して財布を見せるおとり役がいる場合もある。

事例➂
パリの北駅でタクシーに乗ろうとしていたら、乗場の近くで運転手がしきりに声をかけてきたのでそのタクシーに乗った。車にはメーターが付いておらず、降りるときに本来の料金の2倍以上の金額を請求された。

対策➂
これは営業許可を得ていない白タク。タクシー乗場から乗り、正規のタクシーを利用する。一度支払った料金は返金されないので、自分なりに目安の料金を計算しておく。

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ホテルで

事例➀ 
客室内にパスポートや貴重品、買ったばかりのブランド品を残したまま外出したところ、部屋に戻ってきたらなくなっていた

対策➀
室内に貴重品を残さずスーツケースは施錠を。セーフティボックスはフロントのものを使ったほうが安全性が高い。

事例➁
フロントのカウンターでチェックアウトの手続きをしている際に、足元に置いていたバッグがなくなっていた。ホテルの中なので安心していた。

対策➁
ホテルの中だから安心ということはない。フロントやロビーなど誰でも入れる場所はとくに気を抜かないようにしたい。

メトロで

事例➀ 
メトロに乗車していたところ、4〜5人の子供に取り囲まれ、身動きがとれなくなったうえ、時計を見せてくれと手をつかまれた。騒ぎに気を取られている間に、バッグのファスナーが開けられ、中に入れておいた財布を盗まれてしまった。

対策➀
バッグのファスナーや留め具をしっかりと閉め、開閉部を内側にして体の正面でしっかり抱え込む。パスポートや貴重品などは外側のポケットなど他人から簡単にわかる場所に保管しない。

事例➁
券売機で回数券を買おうとしていたら、そばにいた男が自分から買うように話しかけてきたので、正規料金で購入した。料金分の回数券を受け取ったので安心して別れたが、あとで確認したところ、半額の子供用の回数券だった。

対策➁
乗車券は券売機か窓口で購入し、売りつけようとする人は相手にしない。そうとは知らずに子供用の回数券を使って乗車すると、検札の際に罰金を科せられるのでなおさら注意が必要だ。

レストランで

事例➀ 
ホテルの朝食ビュッフェで、テーブルに荷物を置いたまま料理を取りに行ったところ、席に戻ってきたらバッグがなくなっていた。

対策➀
ホテルのレストランも公共の場。荷物から目を離さない。料理は荷物を持って取りに行くか、同行者と順番で。

事例➁
カフェで足元にバッグを置いて食事していたところ、気がついたらバッグがなくなっていた。

対策➁
足の間に置いても触れていなければ盗まれても気づけない。バッグを体と密着させる。

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筆者

奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ パリ」です。掲載している情報は、2016年5〜7月にかけての取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。 最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。