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ウィーンでマジメ楽しい自然科学系博物館に出かける

自然科学の興味を刺激し育ててくれる博物館には、趣向を凝らした展示も多くある。普段はお目にかかれないものから、子供と一緒に楽しめるジャンルまでいろいろ。

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ヨーロッパ最大級のコレクション 自然史博物館 Naturhistorisches Museum

鉱物、化石、生物(動物、鳥類、両生類、魚類、昆虫など)の標本をはじめ、恐竜の骨格の標本や、ヴァッハウ渓谷で出土した3万年前の石の人形ヴィレンドルフのヴィーナス、マリア・テレジアが夫から贈られた宝石の花束などが展示されている。

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科学の好奇心を満たす充実の展示 産業技術博物館 Technisches Museum Wien

オーストリアの産業技術の発展を年代別に展示。鉄道の模型、情報機器、鉄鋼や楽器などに加え、炭鉱の採掘体験コーナーなど子供も楽しめるよう工夫されている。

ウィーン【ハイリゲンシュタット】ベートベンが遺書を書いた街

緑豊かなウィーンの森に抱かれたハイリゲンシュタットは、ブドウ畑が広がる静かな土地。聴力を失ったベートーヴェンが温泉療養のために住んだ場所として知られ、彼が作曲の拠点とした住居や、弟たちに宛てて悲痛な遺書を綴った家など、ベートーヴェンゆかりのスポットが点在している。シュライバー川沿いには、『交響曲第6番・田園』の構想を練ったと伝えられる散歩道が今も残り、名曲をはぐくんだ美しい風景を眺めながら散策するのも楽しい。

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絶望して遺書を執筆した家 ベートーヴェン遺書の家 Beethoven Wohnung Heiligenstadt

難聴の悪化に苦しんだベートーヴェンが将来を悲観し、1802年に2人の弟宛てに遺書をしたためた家。結局手紙は発送されず、ベートーヴェンは試練を克服してその後も作曲活動を続けた。現在この家は記念館となっており、遺書が書かれた背景や当時の作曲の様子などを紹介している。

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ベートーヴェンの散歩道

ウィーン近郊【バーデン】ベートーベンが休養のため訪れ、移り住んだ

ウィーンの南約26㎞に位置するバーデンは、古代ローマ時代から良質な硫黄泉で知られた温泉地。19世紀初頭にハプスブルク家の夏の離宮が置かれたことで急速に発展し、王侯貴族や芸術家たちが集まる華麗な高級保養地となった。なかでもベートーヴェンはこの街が気に入り、1804年から1825年まで毎年のように逗留。とくに1821年から2年間は小さなパン屋だった家の2階を借りて暮らし、『交響曲第9番』や『荘厳ミサ曲』などの作品を生み出した。

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「第九」を書き上げた家 ベートーヴェンハウス Beethovenhaus

難聴などの健康障害を抱えたベートーヴェンは、湯治のためにしばしばバーデンを訪れ、逗留した。この住居は1823年に『交響曲第9番』を完成させた住まいとして知られている。内部は寝室、ピアノのある部屋など、当時の大作曲家の生活がうかがえるものとなっている。

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ベートーヴェンのろう人形や「第九」の名でおなじみの『交響曲第9番』の楽譜もある

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筆者

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。