更新日:2020年4月13日
ウィーン【ハイリゲンシュタット】ベートベンが遺書を書いた街
緑豊かなウィーンの森に抱かれたハイリゲンシュタットは、ブドウ畑が広がる静かな土地。聴力を失ったベートーヴェンが温泉療養のために住んだ場所として知られ、彼が作曲の拠点とした住居や、弟たちに宛てて悲痛な遺書を綴った家など、ベートーヴェンゆかりのスポットが点在している。シュライバー川沿いには、『交響曲第6番・田園』の構想を練ったと伝えられる散歩道が今も残り、名曲をはぐくんだ美しい風景を眺めながら散策するのも楽しい。
アクセス
ウィーン中心部から約5km、地下鉄とバスで約20分
4号線 Heiligenstadt ハイリゲンシュタットから38A番Fern-sprechamt Heiligenstadt フェルンシュプレッヒアムト・ハイリゲンシュタット下車。
37番 Hole Warte ホール・ヴァータ/D番 Nußdolf Beethovengang ヌスドルフ・ベートーヴェンガング下車。
『交響曲第3番』が作られた家 エロイカハウス Beethoven Eroicahaus
ベートーヴェンが1803年から翌年にかけて住んだ家。彼はここで、『交響曲第3番・エロイカ』を作曲した。当初、この曲は尊敬する英雄ナポレオンに捧げる予定で書かれ、「ボナパルト」というタイトルがつけられていたが、皇帝となったナポレオンの独裁ぶりに憤慨し、献呈を取りやめたといわれている。
ベートーヴェンの散歩道
エロイカハウス
- 現地名:
- Beethoven Eroicahaus
- 住所:
- Döblinger Hauptstraße 92
地図を見る » - アクセス:
- トラム37番Pokornygasseポーコーニガッセから徒歩1分
- TEL:
- 01-369-14-24
- 営業時間:
- 予約のみ参観可
- 定休日:
- 無休
- Webサイト:
- http://www.wienmuseum.at
絶望して遺書を執筆した家 ベートーヴェン遺書の家 Beethoven Wohnung Heiligenstadt
難聴の悪化に苦しんだベートーヴェンが将来を悲観し、1802年に2人の弟宛てに遺書をしたためた家。結局手紙は発送されず、ベートーヴェンは試練を克服してその後も作曲活動を続けた。現在この家は記念館となっており、遺書が書かれた背景や当時の作曲の様子などを紹介している。
ベートーヴェン遺書の家
ベートーヴェン遺書の家
- 現地名:
- Beethoven Wohnung
- 住所:
- Probusgasse 6
地図を見る » - アクセス:
- 地下鉄4号線Heilligenstadtハイリゲンシュタット駅から徒歩15分
- TEL:
- 01-370-5408
- 営業時間:
- 10:00~13:00、14:00~18:00
- 定休日:
- 月曜
- Webサイト:
- http://www.wienmuseum.at
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- 奥付:
- この記事の出展元は「まっぷるウィーン プラハ・ブダペスト」です。掲載されているデータは、2016年5〜8月の取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。 最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。