いよいよ発売！2022年度版の山と高原地図を徹底解説　誰もが頷く!?登山あるある

キャラクター紹介：山都 ちず子（やまと ちずこ）
友達の誘いにのって登山を始めたものの、今ではその魅力にどっぷりな20代。
日帰りから小屋泊テント泊まで色々チャレンジしてみたい！
最近の言い訳は、山に行かないのにカーボローディングと称して爆食したこと。

夏山の計画だてのために、必要な山と高原地図を本屋に買いに来たちず子ちゃん。

昨年「剱・立山」の地図を購入したため、今年必要な「槍ヶ岳・穂高」の地図を買いました。るんるんで帰宅したものの、昨年買った地図は「槍ヶ岳・穂高」の地図の勘違い。

家に２年度分の地図を抱えることになってしまったちず子ちゃんなのでした…。

皆さまもこのような経験ありますか？

たしかに同エリアの地図を買ってしまい、「やってしまった！」と思いがちだとは思いますが、どうか落ち込まないでください！

山と高原地図は、毎シーズンの実踏調査、各種取材を経て新年度版を出版しています。

発売ほやほやの山と高原地図2022年版も、すべてのエリアを実踏調査の上更新！今回は待望の最新版、山と高原地図2022年版の情報をざくざく深堀り！

1965年創刊のロングセラー登山地図シリーズ山と高原地図の最新版にあたる2022年版がいよいよ発売！2022年2月25日より40点、3月8日より21点と分割出版となります。 ※

また、昨年コロナ禍で調査など様々な制約の中で見送った全面改訂が今年度では復活！『21西上州　妙義山・荒船山』および『40御嶽山　小秀山・奥三界岳・位山三山』の2点で実施しました。

詳細図の追加、収録山域の拡大、3D展望図の掲載、付録冊子の刷新等を行っています。

次期夏山シーズンの計画だて、ルート予習に、ぜひ地図を新しくしてみてはいかがでしょうか？

※発売日ラインナップはページ末尾にて掲載しています。

昨年は行わなかった全面改訂を今年は２エリア実施！

まず一つ目は、群馬県西部に位置する西上州。そもそも西上州とは、群馬県南西部、鏑川と神流川に広がる山域を指します。

東京からの直線距離では八ヶ岳や谷川岳などよりもはるかに近いのに、左記の山域と比較すると登山者は少なく、静かな山歩きを楽しめます。

スケールは小さくとも、スリリングな登山道をもつ岩峰が多く、その難易度はお墨付き！

全面改訂における大まかな変更点は以下の通りです。

・神成九連峰の詳細図を新設
・妙義山、荒船山、御荷鉾山を遠望する秋間石尊山を新規収録
・旧版では範囲外となっていた雨降山を新たに収録
・上信電鉄の駅から直接アクセスのできる、崇台山、紅葉山、天狗山、朝日岳、上城山などの沿線の山々を新規収録
・冊子も内容を全面改訂、写真・文章ともに全て刷新！

全面改訂2つ目は、長野と岐阜の県境、木曽川上流の牧尾ダム北西に屹立し、富士山、立山、白山と並ぶ霊山として古くより信仰の対象とされてきた御嶽山。

2014年の大規模噴火による被害は未だ記憶に新しく、復興・対策が進んだとはいえ、立ち入り、通行禁止エリアもあります。入山前に火山の状態と併せ、ルート等しっかり確認しましょう。

全面改訂における大まかな変更点は以下の通りです。

・飛騨の三名山または三霊山として名高い、位山、川上岳、船山。この位山三山を新規に収録
（位山は日本200名山、川上岳は日本300名山にも名を連ねている名峰）
・御嶽山の山頂部により詳しい様子を把握することのできる、「山頂部拡大図」を新設
・冊子も内容を全面改訂、写真・文章ともに全て刷新！

◆山と高原地図13 日光

一部地図の収録範囲を拡大、東北百名山にも名を連ねる三岩岳、その三岩岳と稜線で結ばれた湿原と高山植物の豊かな窓明山を新規収録！

◆その他エリア共通

・全エリア実踏調査による情報更新を実施！

・詳細拡大図で道迷いを防止
通常5万分の1の縮尺を採用している『山と高原地図』ですが、分岐や複雑なルートを拡大図やイラストで詳しく記載。道迷いの危険が高いポイントを分かりやすく表現しています。

・小冊子のコースガイドも分かりやすく！
従来より登山コースをご紹介していた小冊子では、コースタイムや解説などに加えて高低差グラフや写真を追加。日帰り向きのコースか一泊が必要なコースか、など登山プランをご提案。登山計画に役立つ情報をさらに増やしています。

山と高原地図2022年版の購入者限定特典として、「山と高原地図ホーダイ」アプリの無料体験キャンペーンを実施！お買い上げいただいたものと同じエリアの電子地図を無料でお使いいただけます！

ぜひアプリと紙の二本使いで、登山をより安全にお楽しみくださいね。電子地図のダウンロードについては、下記記事を参考にしてください。

山と高原地図2022年版は発売日を経て、全国書店もしくは登山用品店、ネット書店各種でお買い求めいただけます。

そろそろ地図を買い替えようかな？全面改訂のエリアが気になる！など、少しでも山と高原地図の最新版に興味を持っていただけたら幸いです。

山と高原地図が、皆さまの登山をより安全に、楽しくするための一助になりますように。