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バードウォッチングに適したおすすめ双眼鏡5選!野鳥の姿に癒されよう! 画像:123RF

MIHO-G

更新日: 2023年1月30日

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バードウォッチングに適したおすすめ双眼鏡5選!野鳥の姿に癒されよう!

双眼鏡さえあればバードウォッチングは案外気軽に楽しめるもの。
都会でも、注意して見ればムクドリやメジロ、春になればツバメやウグイスが飛び回っています。
もちろん郊外に行けば、より多くの種類の鳥たちに遭遇することでしょう。

そんな鳥たちを、もっと近くで観察してみませんか?

最初は姿を捉えるのも難しいかもしれませんが、慣れてくると木の枝の動きなどから居場所を見つけられるようになります。
双眼鏡を通して、間近に野鳥が見えた時には感激すること間違いなし!

今回は、そんなバードウォッチングのための双眼鏡をご紹介します。

バードウォッチングに最適な双眼鏡の選び方

せっかく双眼鏡を購入するのであれば、バードウォッチングに最適な双眼鏡を購入したいですよね。

そこで、今回この記事では「倍率とレンズの大きさ」と「レンズの種類とその他機能」の2つのポイントに分けて、バードウォッチングに適した双眼鏡の選び方をご説明します。

バードウォッチングに最適な双眼鏡の選び方①:倍率とレンズの大きさ

バードウォッチングに最適な双眼鏡の選び方①:倍率とレンズの大きさ
画像:123RF

機能も値段も本当にたくさんの種類がある双眼鏡。バードウォッチングを楽しむには、どのようなことに注意して選べばよいのでしょうか?

まずは双眼鏡の基本用語と、レンズの倍率や大きさについて解説していきますね。

バードウォッチング向けの双眼鏡選び。まずは用語を覚えよう

バードウォッチング向けの双眼鏡選び。まずは用語を覚えよう

最初に覚えたい用語は「倍率」と「レンズ径」。双眼鏡の商品紹介でよく見る「8×30」のような掛け算の数字に注目しましょう。

最初の数字「8」は「倍率」のことを指しています。この8倍の意味するところは「80m先にいる鳥が、10mの距離にいるように見える」ということです。

「8×30」の後ろの数字「30」は「レンズの口径」を指しています。双眼鏡の形を思い浮かべてみてください。手に持った時にのぞくほうのレンズを「接眼レンズ」、反対側を「対物レンズ」と言います。この対物レンズの直径が「レンズの口径(レンズ径)」です。

レンズの口径については後述しますね。

バードウォッチングには8〜10倍の双眼鏡がおすすめ

バードウォッチングには8〜10倍の双眼鏡がおすすめ

「倍率は大きい方がいい!」と思っている人は多いのではないでしょうか?実は倍率を上げれば上げるほど「視野」が狭くなります

野生の鳥は一箇所にじっとしていることは少なく、多くの場合枝から枝へと非常に早く動き回るため、一度目で捉えてもすぐにどこかへ飛んで行ってしまうなんていうことも……。バードウォッチング中に野鳥を見失わないためにも、できるだけ広い視野を確保しておきたいところですよね。

倍率の高い(視野の狭い)望遠鏡などでは鳥の姿を見ることは難しいため、バードウォッチャーの間では主に8〜10倍の双眼鏡が選ばれています。これからバードウォッチングを始める初心者であれば、視野の広い8倍の双眼鏡をおすすめします

バードウォッチングで使用する双眼鏡のレンズ径は、重さとのバランスで選択しよう

バードウォッチングで使用する双眼鏡のレンズ径は、重さとのバランスで選択しよう

光は対物レンズ(観察対象に近いほうのレンズ)側から入ってくるため、レンズ径が大きいほうが明るく見えますし、視野も広くなります。上述の「倍率」とは反対で、レンズ径は大きければ大きいほど視野が広くなります

ただしレンズが大きくなると双眼鏡本体の重さも増加。一般的には25mmくらいまでが持ち運びが容易で扱いやすいものといわれています。

とはいえ、バードウォッチング向けとなると少し事情は異なります。視野の広さが野鳥の姿を捉えやすくなること、光を取り込みやすいほうが薄暗い森でも活躍すること、そういった理由からレンズ径40mmクラスの双眼鏡を選ぶ人も少なくありません。

野山を歩きまわるのか、じっくり一箇所で野鳥を観察するのかなど、自身のスタイルに合わせた選択をしていきましょう。

バードウォッチング用の双眼鏡選びには欠かせない「ひとみ径」「実視界」「見かけ視界」

バードウォッチング用の双眼鏡選びには欠かせない「ひとみ径」「実視界」「見かけ視界」

ひとみ径

対物レンズの口径÷倍率が「ひとみ径」。これは対物レンズ側からのぞいた時に見える丸い部分の直径で、ちゃんとした双眼鏡ならおよそ2.5〜7mmが目安。

たとえばレンズ口径が20mmで倍率が12倍だったら、ひとみ径は1.67mm。これでは暗くて見えにくい、ということがわかりますので、この計算式は覚えておくと良いでしょう。

実視界

双眼鏡を固定した状態で見ることができる“視界の範囲”のこと。倍率が高くなるほど視界は狭く(倍率が低くなるほど視界は広く)なります。その数値は単純に「倍率」によって上下するため、複数機種の比較検討には少々使いづらいもの。

ですが、次にご紹介する「見かけ視界」は、この実視界の数字がベースとなって算出されるため、頭の片隅に置いておきたい用語のひとつとなります。

見かけ視界

双眼鏡を“実際にのぞいた時の視界の広さ”のことです。実視界×倍率で算出可能。見かけ視界が大きいと、仮に高倍率であっても実視界(視界の範囲)は広くなります。双眼鏡を購入する際には、特にこの数字に注目しましょう。

ただし、視野が広いほど野鳥を見つけやすくなりますが、広すぎると今度は視界の端がボケてしまうことに。比較的クリアな視界を保ったまま広い視野が欲しい場合には、見かけ視界65~70度の双眼鏡を選びましょう。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

筆者
MIHO-G

古典落語や歌舞伎、文楽にお神輿と日本の伝統文化が大好きだけど、お酒も音楽も同じくらい愛するX世代。
楽しいことならなんでも興味津々。あらゆることに首を突っ込める、という理由で編集の仕事を長らく続けています。
これからもジャンルを問わずどんどん首を突っ込んで、面白おかしく紹介していきたいと思っています!