甑島のユリ
甘い香りと筒状の花が人々を魅了する
「歩く姿は百合の花」と称される美人の代名詞。日本などアジアを原産とするユリ科の多年性球根植物で、6月~8月に白、桃、黄などの花が咲く。品種が多く、テッポウユリ系、ヤマユリ系、スカシユリ系、カノコユリ系などに分類される。鹿児島県の甑島はカノコユリの自生地として知られる。
上甑町平良(カミコシキチョウタイラ)
美しく咲き誇る町の花
カノコユリに自生地として知られる旧上甑村のなかでも、約30haにわたってユリが群生する貴重なエリア。
鳥ノ巣山展望所のカノコユリ(トリノスヤマテンボウジョノカノコユリ)
力強く自生する薄紅色のユリ
下甑島の北端に位置する展望台。周辺は、カノコユリの自生地で、7~9月のはじめまで甘い香りを放つ可憐なカノコユリの群生を見ることができる。