東京のツツジ・サツキ
一斉に咲きそろう目にもあざやかな花
園芸品種が多く、公園や庭園に栽植されるほか、山で自生するツツジ。サツキはツツジの一種で、旧暦の皐月に咲くことからサツキと命名された。世田谷区・西沢つつじ園、文京区・根津神社などで楽しめる。
西沢つつじ園(ニシザワツツジエン)
個人と区の庭を合わせた庭園には約90種2万本のツツジが華やか
約3000平方メートルにおよぶ個人の庭と区の公園1000平方メートルを合わせた庭園。4月上旬から5月上旬にはクルメ、キリシマ、リュウキュウなど約90種2万本のツツジが咲き乱れる。
根津神社(ネヅジンジャ)
朱塗りの鳥居が美しい古社
日本武尊(やまとたけるのみこと)が創祀したと伝えられる神社で、現存する江戸の神社建築では最大規模を誇る。緑豊かで厳かな雰囲気の境内には、7つの国の重要文化財がある。
飛鳥山公園(アスカヤマコウエン)
将軍吉宗にも愛された桜の名所
江戸時代中期に8代将軍徳川吉宗が、庶民の憩いの場にと桜を植えた由緒ある公園。園内には約600本の桜や約1500株のツツジのほか、飛鳥山博物館や渋沢史料館などの施設がある。